積載事情は、車で違ってくる
CAMP HACKでも度々取り上げてきた、積載。達人による天才的な荷積みはもはや芸術の域ですが、実際積載は車や荷物などそれぞれの条件で異なります。たとえば上の写真は、HUMMER。車体もトランクルームも大きく、当然積載にも余裕があります。
一方こちらは、タント。軽自動車ながら、キャンプ道具一式がキッチリ納まっています。
そこで今回は、あくまで車ありきの「車種ごとの積載フォト」をピックアップ。どの車にどれくらいの物を載せると、どんな感じなのか。そのリアル事情を覗いてみましょう!
まずは大型車の余裕の積載シーンから
ランドクルーザー 60
こちらは、デュオキャンプの荷物をランクル60に。さすがの広々スペース、二人分の荷物に石油ストーブまで持ち込んでも、まだ余裕がありますね。気になる「米」の木箱は、米びつなのだとか。見た目もおしゃれな積載・収納に、一役買っていますね!
FJクルーザー
ボディは大型ながらトランクスペースは意外と狭く、積載に苦労されている方も多いFJ。難易度の高い積載条件ながら、赤ちゃんを連れての二泊三日のファミリーキャンプに必要な荷物が、きれいにおさまっています! 落下防止対策のネット使いも、参考になりますね。
ジープ ラングラー
FJと同じく、限られたラゲッジスペースをいかに効率良く使うかが課題の、ジープ。積載の基本、タテとヨコのテトリスで隙間を埋める上手な積載で、ファミリーキャンプの荷物がすっきりおさめられています。デリカD:5
乗る人数が多ければ荷物も多い、そんな大容量キャンプにはやはりミニバンが心強い! テント・テーブルにシェルコン3つにアルミコンテナ、さらにクーラーなど家族四人のキャンプでもスッキリとした積載です。アルファード 20系
こちらは、アルファード。奥にもいろいろ載っているようですが、石油ストーブにスチールベルトクーラー、そして薪を大量に積んでもトランクスペースは半分近く空いていますね。メルセデスベンツ S123
古きよきを愛するキャンパーに人気の、クラシックカー。年季の入った車でキャンプへ行く場合は、車体に負担をかけないよう積み込む荷物は少なめが良さそうです。お次は、小さなボディから荷物が出てくる出てくる……予想以上の収容力を持つ、軽自動車の積載例が登場!
小さくたって、大丈夫! 軽自動車の驚異的積載力
ハスラー
こちらは、ハスラーで息子さんとデュオキャンプ。テント・シェルコン50にイエティクーラーとバケツ・ソフトクーラーにグリルプレート・シュラフにクッションなど、軽でもひと通りの道具がしっかりと入っています!ジムニー JA11
アウトドアファンに人気の軽といえば、ジムニー。大型シェルターにインナー用のテント・コットにベンチ・テーブル・チェアなどがおさまっています。必要最低限の道具に限られる分、荷おろしや積み込みも楽なのは軽のメリットですね。
N-BOX スラッシュ
こちらは、ソロキャンプの積載模様。かなりミニマムにまとまっていて、一泊分の道具が入っているとはにわかに信じられませんが、2枚目のキャンプサイトの道具たちがしっかり入っています。これはすごい!
パレット
最後は、空間をとことん効率よく使っている事例をご紹介。トランク部分は過度に積み込まないスッキリとした積載ながら、2枚目では助手席足元のスペースまで活用し、ストーブをガード。3枚目では天井に吊るしたネットに寝袋を差し込むなど、軽積載の効率化に参考にしたいですね!
【積載ワンポイント】後方視界は、必ず確保!
今回ピックアップした積載フォトには、共通点があります。それは、すべて「後方の視界が確保できている」こと。目視が運転の基本ではあるものの、バックミラーが無意味なほど積み込んでしまうのは危険です。
積み上げることばかりを意識せず、安全についても配慮しましょう!
積載本来の目的を忘れずに
車が大きければたくさん荷物が入るかというと、そうでもない。また、車が小さいから乗り切らないかというとそうでもないなど、一概に言えない積載はやはり奥が深いもの。見た目や積める量にこだわりがちですが「必要な荷物を不足なく、安全に運ぶ」という本来の目的をシンプルに果たす積載を心がけたいですね!
+アイテムで、もっと積載上手に
積載をもっとスッキリまとめる、お助けアイテム特集。限られたスペースを有効活用して、目指せ積載上手!Loading varies according to a car
積載は、車ごとに違うもの