ゴミ問題のせいでキャンプが嫌な思い出になってませんか?
キャンプの最後に必ず舞い降りる「ゴミ問題」。分別が間違ってたり、持ち帰る際に車を汚してしまったり、キャンプは100点満点で楽しかったのに最後のゴミ処理のせいでテンション陥没……なんて経験ありませんか?経験がある人もない人も、そんな思いを回避するためにも「キャンプにおけるゴミ処理の方法」をしっかり把握しておきましょう! 基本的なことから、先輩キャンパーが実践している知って得するテクニックまでご紹介しますよ。
まずは基本的なキャンプでのゴミ処理の仕方
まず重要なのは「キャンプ場によってゴミの分別は違う」こと
キャンプ場に着いたら受付で必ずゴミの分別についての説明や用紙を受け取るので、絶対にそれをチェックしておこう。キャンプ終盤になって「プラスチックと燃えるゴミ、分けなきゃいけなかった……!」なんてことになったら相当面倒。最初の受付時が一番大切
基本的なことですが、この最初の受付時にしっかり話を聞くことが一番重要と言っても過言ではありません。実際、どこのキャンプ場もお客さんのマナーについて苦言を言っているのは、ゴミの分別と騒音について。ゴミ袋は自分たちで用意しておく
キャンプ場によっては専用のゴミ袋を配布してくれる場所もありますが、もらえない場所も多く売店に置いてない場合だってあります。まずはマナーとしてゴミ袋は用意しておき、30L~70Lの大サイズとコンビニ等でもらえる小さな袋を数枚持っていきましょう。割り箸や尖っているものは折ってから捨てる
ゴミ処理が嫌な思い出になる大きな原因として「汁漏れ」があります。これを回避するために、穴を空けやすい割り箸などの尖ったゴミは折ってから捨てましょう。割り箸なら焚き火と一緒に夜に燃やしておくという手もあります。ゴミ袋は二重にする
生ゴミや缶・ビン・ペットボトルの汁っけのあるゴミたちは、二重に包んで汁漏れを防ぎましょう。ガス缶は完全に使い切る
ガス缶の処理の仕方については現在「缶に穴を開けてから捨てる自治体」と、「缶に穴を開けないで捨てる自治体」が別れているので、キャンプ場で捨てたい場合は聞くことが大切です。帰宅すれば穴を空けずに捨てられるという方がいれば、その方に捨ててもらうという手も。帰る前に落し物を再チェック
テントを撤収したら、再度キャンプサイトを一通り確認して落し物&残りゴミがないかチェックしよう。「来るときより美しく」これがキャンパーの心得です。キャンプでゴミが持ち帰りの場合
ルーフボックス、ヒッチキャリアを活用する
ルーフボックスまたはヒッチキャリアを使えば、車の中にゴミを入れる必要がないので汁漏れや匂いの心配がありません。また、車のスペースを余さずキャンプ用品の積み込みに使うことができますよ。スペアタイヤのある車なら「トラッシャルーバッグ」
「California Tape Products」というアメリカのメーカーが製造・販売しているスペアタイヤキャリアに取り付けるバッグはゴミ捨てにとても便利。日本よりアウトドア志向の強いアメリカやオーストラリアでヒットしている製品です。BBQやキャンプの際にでたゴミを、車内に入れることなく持って帰る事ができるので、車内に嫌な臭いが充満することなく運べます。
一枚ゴミ用に防水トートを車に常備しておく
捨ててもいい大型の防水トートを一枚持っておくと、万が一の汁漏れ対策になります。汚れてしまっても水洗いできるため綺麗にしやすい。ゴミ袋の見た目のだささも、トートがあれば解決です。ショップバッグを活用するとよいかもしれませんね。ゴミを減らすテクニック
生ゴミは焚き火と一緒に燃やす
キャンプの生ゴミは調理の際に出される野菜くず、玉子の殻、肉や魚の骨、が主。これらはしっかり乾燥させれば燃やせるので、焚き火の網の上で水っ気を飛ばし、灰になるまで燃やして処分するというのも手です。牛乳パックは捨てないほうがお得
長く燃焼してくれる牛乳パックは「着火材」としても活用できるアイテム。さらに広げて生肉用や生魚用の「まな板」としても活用できるので、牛乳パックを使用したら捨てずに取っておくほうがなにかと便利ですよ。リサイクル回収BOXを使う
リサイクル可能な資源は、積極的に回収BOXへダンクしよう! だってその方が気持ちいいし、自然を愛するキャンパーらしい行動ですよね。(リサイクル回収BOXはスーパーに常設されていることが多い)肉や魚が入れられてある「白色食品トレイ」や、缶・ビン・ペットボトルなど、回収BOXに入れるときは洗って乾燥させておきましょうね。
キャンプでのゴミ捨てに活躍してくれるアイテム
ユニフレーム しっかり分別フィールドゴミスタンド
ゴミの分別は2分別から4分別まで可能なので分別の細かいキャンプ場でも安心。スーパーなどのビニール袋を使えるため、わざわざゴミ袋を用意する必要がありません。ブラックで、見た目もよくゴミを管理できます。スノーピーク ガビングキューブ DB-020
ゴミ箱の中身が見えないためキャンプの雰囲気を壊しません。また夜間の動物対策にもおすすめ。使っていないときにはコンパクトに畳んで収納可能。ルートート ダストボックス ルー・ガービッジ 30リットル・3個セット
30リットルサイズのゴミ袋にぴったり。3個セットなので、1つ使うもよし、3つ連結して使うもよし。用途に合わせて使い分けられます。おしゃれにゴミが分別でき、キャンプだけではなく家で使用している人も!キャスタース ランドリーケース オープンランドリー
キャスター付きで移動に便利なランドリーケース。内側は防水加工しているので、汚れても水洗いOK! 縦長で場所をとらず、ゴミ箱だとは思えないくらいおしゃれ。折り畳み式で収納スペースいらず、持ち運び時にはメッシュタイプの巾着の紐を縛ります。ハイタイド タープバッグ ラウンドL:全4色
船の帆やお店の垂れ幕、テントなどに使われるターポリンという素材でできたバッグ。耐水性、耐久性に優れており、ゴミ箱にぴったり。カラーバリエーションが豊富なため、テントやキャンプ用家具に合わせて選べるのが嬉しい。クリーンゴミラック 木製ゴミポイ H-39
簡単に畳めて省スペース、軽量、スーパーのビニール袋が簡単にかけられます。木製で温かみがあり、どんな雰囲気にもマッチします。使い勝手がよく長持ち!ゴミの片づけは事前準備があるかないかで大違い!
ゴミの片づけは、事前の情報収集、準備が大切です。それさえしっかり行っておけば、ゴミに悩まされることはありません。キャンプ場周辺スーパーでリサイクルが可能なものは何か、自宅にゴミを持ち帰る際には何曜日に出すのか、ちょっとした手間をかけることで、キャンプの締め括りをさわやかに終えることができますよ。「ゴミの知識」の次は「キャンプ場のマナー」
ゴミの問題も重要ですが、初心者だったり慣れてきた中級者にとって「キャンプ場のマナー」は意外と把握できてない場合も。ゴミの処理方法を学んだら、次はマナーについても頭にいれておこう!Let’s do clean camp!
キャンプは綺麗にやろうよ!