CAMP HACK不定期企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』第9回は三宅香菜子さん!
CAMP HACKの不定期連載企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』。
アウトドア業界で活躍する方々に、これがなくっちゃ私のキャンプは始まらない!という「キャンプの必携アイテム3点」(キャンプギアから雑貨、食品などなんでもOK!)という同テーマでインタビューさせていただき、各人にそのモノへの想いや、使い勝手などを語っていただく企画です。
第9回はフードコーディネーターでアウトドアクリエーターズユニット「cammoc(キャンモック)」代表の三宅香菜子さんが登場!
プロフィール:三宅香菜子(みやけかなこ)
フードコーディネーター、アウトドアクリエーターズユニット「cammoc」代表。2012年に「祐成陽子クッキングアートセミナー」を卒業後、クリエーターズユニット「cammoc」に所属しながらフリーランスで活動。
「自由に料理をし自由に食べる」。そんなキャンプ料理に魅了され、アウトドアのフィールドを中心に心も体も喜ぶ料理を伝える活動を展開中。キャンプウエディング、バーベキュー、パーティー、企業イベントのケータリングやワークショップ講師、メニュー考案などを手がける。
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必携キャンプ道具その1 100円ショップで購入したスキレット
仕事とプライベートを含め、昨年は4月~12月までほぼ毎週キャンプをしていたという三宅さん。「キャンプの必携道具と言いつつ、全部アウトドアブランドのものじゃないのですが……(笑)」と、1つ目の必携道具として挙げたのは、100円ショップで購入したというミニスキレット。キャンプでは毎回持参している愛用の一品です。
「これは5~6年前にダイソーで購入したんですけど、鋳鉄製で持ち手が外れてとっても便利。ダイソー製というところにも価値があると思うんです。本体と持ち手でたしか200円だったかな。この価格、なかなかないですよね」
焚き火で頻繁に使用してもラフに扱っても壊れることなく、使い込むうちに愛着が沸いてきたそう。
「ダッチオーブンが好きで、今までいろいろなものを使ってきたのですが、その中でもこのスキレットは本当に手軽。ぱっと取り出して、さっと作って、そのまま器代わりにもしています。あとメンテナンスもこのサイズなら苦にならない。そんな風に気軽に使えるのもこの大きさならでは」。
プライベートのキャンプでは、“焼きもの”に使う道具はこのスキレットのみ。鋳鉄ならではの蓄熱性で、料理がおいしく仕上がることはもちろん、この四角い形が一番のお気に入りなんだとか。
「丸い形よりも食材の収まりがいいんですよね。ソーセージが4本ちょうど収まるサイズ。あ、あと私は豆腐が大好きで、キャンプに行ったら必ずその土地の豆腐を買って調理しています。豆腐にもぴったりの形!(笑)」
購入当時からしばらく、ダイソーでこのスキレットを見かけることがありませんでしたが、最近また持ち手付きの四角タイプとオーバル型が店頭に並んでいるそうです。気になる人はダイソーをチェック!
必携キャンプ道具その2 知人作の焚き火用グリル
「ある日、知人から贈り物が届いて、これも一緒に同封されていたんです。説明もなにもなかったんですが、焚き火に使うアレだなーというのは、なんとなく予想がつきました(笑)」。
焚き火のそばや焚き火台の上に置いて、調理器具などを載せられるロストル的なもの。「“パッカーズグリル”という製品を模して知人が自作したものなのですが、このアイテムの名前は……もう馴染みすぎちゃって気にしていませんでした。名前なんて言うんだろう?名前がほしい(笑)」。
このグリルを初めて見たとき、三宅さんは真っ先に「直焚き火で使おう!」と思ったそう。
「無駄がなくてシンプルで、ちょっといかつい感じがして。海外のキャンプスタイルで見かけるような、山奥で使い込まれた道具と直焚き火で過ごすオールドなスタイルに憧れがあって、そんな雰囲気のキャンプができるかなと思って」。
以来、プライベートキャンプではだいたい直焚き火OKなところを旅して、このグリルも毎回持参。幅30cmほどのコンパクトさと頑丈な作りで大活躍しているそうですが、このグリルのいいところがもう1点。
「自分の気持ちを“アゲてくれる”道具なんです。このグリルをどうカッコよく使えるか、いつも考えていますね。例えばビーチキャンプなら、流木で台座を作ってこのグリルを載せて、焚き火しながら海を眺めて……。そんなカッコよさに気持ちが盛り上がります。だんだんサビも出てきましたが、そこもまた好き。このグリルを使うことで、憧れのスタイルにちょっと近づけたかな?」
必携キャンプ道具その3 スパイス・ハーブ類
食べることも作ることも好きな三宅さんが3つ目の必携道具にあげてくれたのは、スパイス・ハーブ類。「お気に入りの調味料類もアウトドア料理の気分を盛り上げてくれます。ちょっとした“特別感”を出したいときに、スパイスやハーブは欠かせません」。
食材は旅先で調達し、その地のものをおいしく料理して食べるのが三宅さんのキャンプご飯スタイル。
「現地で出合った食材と調味料のコラボレーションを楽しんでいます。何を作るかもその時に出合ったもの次第。いい景色と焚き火、そしておいしい料理があって、すごく贅沢だなぁ、最高に幸せだなぁと感じますね」。
そんな三宅さんがプライベートキャンプの際に必ずもって行く調味料類は、トリュフ塩、ブラックペッパー、クローブ、エルブドプロバンス(ハーブ)、ハチミツ、オイルならココナッツオイルとオリーブオイル。その中でも気になるトリュフ塩の使い方について聞いてみました。
「トリュフ塩は魚にも肉にもサラダにも使えて万能。料理を振舞うときに、一番喜んでもらえる調味料です。香りがとても立つので、ほんのちょっぴりでOK。以前、四国に行ったときにアナゴを売っていて、白焼きにしてトリュフ塩、レモン汁をちょっぴりかけて食べたんですけど、本当においしかった!白ワインとの相性も抜群」。
簡単に済ませることも多いキャンプご飯も、こういった調味料を使うことで変わってくると三宅さんは言います。
「スパイスやハーブをプラスすることで、簡単な料理も本格派の味わいに仕上げてくれます。キャンプご飯がさらに楽しくなりますよ!
好みもありますが、調味料初心者におすすめしたいのはシナモン。ほんのり甘みがあってエスニックテイストに仕上がります。定番ならホットワイン、お肉を炒めるときや焼肉のたれに加えてもおいしい。意外とシチューやカレーにも合うんですよ。使い勝手の幅が広いのでおすすめです」
<cammoc情報!>
「cammoc(キャンモック)」はネイチャーリビングをコンセプトに、自然や生活の中での本質を大切に活動をしている、クリエーターズユニット。
初心者でも気軽に手ぶらで参加できるオリジナルキャンプイベントの企画や、ウエディング、バースデーパーティーなど、特別な日を自然で彩るアウトドアパーティーをプロデュースしています。
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