夏休みになると、週の3日くらいはキャンプに行ったりしたものです。仕事などを調整して、キャンプの為にずいぶん無茶をした思い出があります。でも我が家は、それくらいキャンプの魅力にはまってしまったわけです。こんな風に家族で遊べる時間なんて限られていると思うのです。子供が小さいうちでしか一緒に動ける時間はもてないのです。子供が大きくなると自分たちの時間があるわけで、親と一緒に行動する事が少なくなってくるのです。そんな思いもあって今のうちにしか出来ない事をしよう、子供たちに色々な体験をさせてあげようとキャンプに時間を費やしてきました。それは私にとっては、かけがえのない思い出として残っているのです。でもこの思い出は私だけでなく、きっと子供たちにも良い経験として役立っているような気がするのです。学校の勉強だけでは学べない事を、自然に触れる事によって学べる事がたくさんあるのです。
虫の捕まえ方、扱い方、BBQなどの火起こし、テントの張り方、雨が降った時の対処など、子供は楽しんで覚えてくれるのです。自然がいっぱいなので日常では見られない光景を目の当たりにしてびっくりする事もあります。夜、暗くなると飛んでくるホタルはとてもきれいでした。この時、初めて子供たちはホタルを見たのです。そしてきれいな星空の中、流れ星を見る事が出来たのもキャンプのお陰でした。そのたびに子供たちは感動したり驚いたりするのです。この新鮮な気持ちや体験をいっぱいさせてあげたいと思いました。
月日が経ち、子供たちも成長し一緒にキャンプに出掛ける機会がなくなってしまいました。暖かくなってくるとキャンプの思い出が蘇ります。たくさんのキャンプ道具たちも倉庫で眠っています。でも時々道具をメンテナンスしながら考えるのです。もしかしたらまた行ける機会があるかもしれないと。でもそれは私だけの考えかもしれないと思っていたのです。
しかし最近になって、大学生の長男がぼそっと言ったのです。「最近キャンプに行ってないな、また行きたいな」と。私だけが思っていたわけじゃなかったのです。今までしてきた経験は子供の心にも残っていたのです。自然をいっぱい体で感じる事の出来るキャンプは、日常では味わえない世界を体感する事が出来るのです。そして遊び心を擽ってくれるもの、探究心や冒険心を育んでくれるものだと感じています。家族で楽しめるキャンプは、色々な事を私達に教えてくれているのです。
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