雪中キャンプの即戦力ネタを厳選案内

そこで雪中キャンプで役立つ、自衛隊直伝のテクニックを厳選案内。実践したくなる豆知識を集めてみました。

①コンビニのビニール合羽が簡易防寒着に?

まずは冬キャンプならではの寒さ対策から。そろそろ暖かくなるからと油断して、重量アウターを持ってこなかったときに活用してみてください。
用意するのはコンビニや100円ショップで購入できる、安価なビニールの合羽。

これをあえて、アウターの中に着込みます。アウターがない場合はジャケットやパーカの下でも可能。とにかくインナーとして取り入れるのがポイント。
少しオーバーサイズでも薄手なので、よほどタイトなアウターじゃない限りは着用できるはず。フード部分は自由にアレンジしてください。

これだけで風を通さず体温を逃がさない、サウナスーツ効果が発揮されます。実際に見た目以上の保温力(というか防風性)があり、緊急時の防寒着としては充分に役立ちそう。
ただし、透湿性はほぼゼロ。動いて汗ばむと直ぐに蒸れるので要注意! 汗冷えに気をつけてください。
■参考にしたのはこちら「自衛隊式! 寒さから自衛する方法① カッパ」
②野営サイトをスマートに除雪するテクニック

続いては雪中キャンプ以外でも使える除雪のテクニック。積雪量が多い地域に住んでいる人には当たり前のことかもしれませんが、あまり雪に慣れていないキャンパーは一読する価値あり!

まずは基本となるスコップの種類について。小型で先が尖ったタイプは、細かい作業や硬い雪を崩すときに使います。かまくら作りでも活躍するとか。
そして大きな角形スコップは、広範囲の雪を除雪するときに活躍。今回はこちらのタイプが主役となります。

まずはスコップの大きさに合わせてキューブ状に雪を切り取ります。パウダースノーは軽いですが、水分を含んだ雪は重いので、力を入れて踏ん張ってください。

自衛隊式は、その雪を投げるときにコツがありました。ポイントは「水平投土、2メートル!」。実際に声に出して投げると、よりそれっぽくなります。

こうして正確に投げる距離を合わせ、除雪した雪の置き場所を一定にすることで、効率的かつきれいに雪かきができるとか。動画の最後には「美しさも、すべては安全のために。」と、素敵なメッセージも。
ただし、キャンプ場で除雪する場合は、隣のサイトに迷惑にならないように注意しましょう。
■参考にしたのはこちら「自衛隊式! 雪かきの作法」
③クルマのガラスが曇りにくくなる裏技

そのため大半のクルマには、曇り防止のデフロスターやデフォッガーなどの機能が実装されています。


そのため車内に入るときに、靴やスノーブーツに付着した雪をしっかりと落とすこと。履いたままブーツ同士をぶつけてもいいし、ブラシを使ってきれいに取り除いてもいいです。

この一手間を加えるだけで、窓ガラスの曇りを軽減させることができるんです。特に運転席や助手席に乗る人は、フロントガラスの曇りの直結するので、ちょっと意識してもいいかも。
■参考にしたのはこちら「車内のガラス曇りを軽減する方法」
④使い捨てカイロは、捨てる前に再利用!

最後は、薬局やコンビニで入手できる使い捨てカイロを使ったライフハック。誰もが一度に手にしたことがある冬の定番アイテムですよね。もちろん冬キャンプでも活躍してくれます。

ポケットに入れておくと温かいですが、だいたい翌日まで持たないで使い終わってしまいます。しかし捨てる前にできることがあるんです!

それはブーツや冷蔵庫に入れて防臭剤として再利用するという意外な使用方法。こうした使い捨てカイロの大半は、中身が“活性炭”なんです。つまり消臭剤の原料と同じってこと。

防水性と保温性に優れたウインターブーツやスノーブーツは、長時間履くとどうしても蒸れてしまいがち。そんなときは、先日に使い切ったカイロを寝る前にブーツの中に入れておくと、消臭効果を発揮してくれます。
もちろん、両足分を使う場合は2個必要なので、2個をまとめて使い切る必要がありますよ。
■参考にしたのはこちら「使い捨てカイロを使い捨てで終わらせない方法」
それでも、冬キャンプに最も役立つのは筋肉?

ということで、冬キャンプで役立つ自衛隊の知識を厳選ピックアップしてみました。とはいえ、最も重要なライフハックは、“寒さに負けない体力作り”なのかもしれません。
自衛隊も「筋肉があれば、寒くない!」と言っています。やはりオフシーズン中に、しっかりと筋トレをして筋肉をつけておくことが、より充実した冬キャンプライフに繋がるのかも?

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