【20歳以下厳禁!!】先輩キャンパーに聞いた、冬キャンプ「新・三種の神器」を試してみた

ビギナー必見の「住・寝・食」の防寒グッズとは?


焚き火も料理もじっくり楽しめて、澄んだ空気の星空も綺麗……、秋冬キャンプは春夏キャンプにはない楽しみがいっぱいあります。だけどその反面、テント泊で防寒対策を怠ると、寒くて眠れないなんてことも。

そこで、冬キャンプビギナーや今年こそ冬キャンプデビューを目指している人でも気軽に取り入れられる、手軽な防寒グッズを先輩キャンパーに教えてもらいました。

早速、実際にキャンプで試してみましょう。キーワードは身体を温めてくれる “住・寝・食”の3大テーマです!

【住】ルックスも性能も最強!トヨトミ「ギアミッション」


薪ストーブにも憧れるけど、設置の手間やメンテナンスを考えると、ちょっとハードルが高いかも……。そんな理由で石油ストーブを使っているキャンパーも多いのでは? そこで注目したいのが「トヨトミのギアミッション」シリーズ。

ミリタリーテイストが漂うタフなルックスは、フロアレスのティピーテントとも相性抜群。その名の通り、ギア感覚でキャンプサイトに持ち込むことができます。

しかもポータブル石油ストーブの国内シェア率が、約40%を誇る老舗メーカー、トヨトミ製。安心かつ安全に扱える国産モデルなのも魅力のひとつです。


今回はテンマクデザインのサーカスTCの中で使ってみることに。1人〜2人用のフロアレステントなのでオーバースペックですが、持ち込んだモデルは最もハイスペックな「ラウンドタイプ」。もちろん見た目で選びました。

早速、点火してみましょう。ちなみに現在のテント内の温度は19℃。外は冷たい風が吹いているため、薄手のアウターが丁度いいくらいの気候です。

※テント内で石油ストーブを使うときは、必ず一酸化炭素チェッカーを併用して、定期的に換気してください。
電子点火仕様なので、ライターを使わずにワンタッチで点火できました。小窓から見えるオレンジの炎の光に癒されますね。

……なんて呑気なことを言っているうちに、テント内の温度はあっという間に30℃オーバーに。流石、天下のトヨトミ製。かなりパワフルにテント内を暖めてくれました。これなら大型シェルターはもちろん、タープの幕下で使っても効果がありそうです。

【寝】いつもの寝袋を冬仕様に! イスカ「インナーシュラフ」


今年こそ冬用のダウンシュラフを購入しようと思っている人、ちょっと待った! 今持っている3シーズン用シュラフに、あるアイテムをプラスするだけで冬仕様になるんです。

それがシュラフの中に入れて保温力をアップさせる「インナーシュラフ(シュラフライナー)」。昔からある定番ギアですが、コロナ禍の影響で登山家たちが山小屋に持ち込むことが増え、その実力が再評価されているとか。

ということで用意したのはイスカの「ライナーSZスーパーライト」。早速、シュラフに入れてみましたが、薄手ながらあるとないでは大違い。ポリエステル起毛地の肌触りもよく、シュラフ内の体感温度も確実に高めてくれました。


しかも重さが320gで、収納サイズも8cm×8cm×21cmとかなり小さくなります。今回はモンベルのシュラフ「ダウンハガー650 #3」の中に入れてみましたが、それと合わせても冬用シュラフよりもコンパクトなのは一目瞭然。

それでいて、4,000円でお釣りがくるお手頃価格。少しでも荷物を小さくしたいソロキャンパーはもちろん、冬用のキャンプ装備にあまりお金をかけたくない人にもオススメです!

【食】キャンプ飯の万能ツール!日本盛「生原酒ボトル缶」


冬でも快適に過ごせる暖かい空間と寝床は確保できた。次は食事を楽しむためのアイテムが欲しい。というわけで、三種の神器の最後のひとつは、キャンプ飯の万能ツール「日本盛の生原酒ボトル缶」です。

すでにアウトドアシーンでは定番化しつつありますが、人気の理由は携行性に優れたスマートなボトル缶のデザインと、200mlという絶妙な容量。そして男女問わず飲みやすい優しい口当たりながら、4種類のボトルカラーによって異なる風味が楽しめる多様性にあります。


しかもリキャップボトルなので、自分のペースで少しずつ飲むことも可能。一度開封しても、キャップをしっかり閉めておけば、生原酒ならではの贅沢な香りや風味も損なわれません。

普通に飲んでも美味しいですが、今回は先輩キャンパーから聞いた冬キャンプにオススメのアレンジ術を試してみます!

アルミ缶のままお湯に!「純米吟醸」(赤ボトル)は熱燗で飲んでみた

※熱燗をする場合は、必ずキャップ開けてください
純米の香りと旨味が凝縮された「純米吟醸」(赤ボトル)は常温でも美味しいですが、4種の中で1番低度数なので熱燗にするのもいいとか。

早速、ギアミッションの上にお湯を入れたメスティンをセット。「生原酒ボトル缶」は熱伝導に優れたアルミ缶なので、キャップを外しそのまま熱燗にできるんです。スリムなボディなので、メスティンに2本入りました。


熱燗したボトルはグローブで持って、おちょこに注ぎます。テントの中で、しっぽりと熱燗を嗜むことができるのは、冬キャンプならでは。熱燗にしたことで「純米吟醸」のコクも深まり、なかなか贅沢な気分が味わえます。
やってみたレシピ
【用意するもの】
・日本盛 生原酒ボトル缶(純米吟醸)
・メスティン(クッカーなら何でもOK)
・水
【作り方】
1.メスティンでお湯を温める(沸騰しない70℃〜80℃くらいが理想)
2.キャップを外したボトル缶を、そのまま投入(半分くらいがお湯に浸かるように)
3.5分ほど温めれば完成

女子ウケ抜群?「大吟醸」(青ボトル)でカクテルを作ってみた


青ボトルの「大吟醸」は4種類のなかで最も辛口。スッキリとした味わいなので柑橘系のフルーツとも相性抜群。そこでライムを使った爽快なカクテル「サキトニック」を作ってみました。

大吟醸のフルーティな香りがトニックウォーターの炭酸に弾け、フレッシュかつ華やかな味わいに。ローズマリーを添えれば、オシャレ度もアップ! 女子ウケも良さそうで、日本酒に慣れていない人でも美味しく飲めるカクテルです。


先輩キャンパー曰く、「大吟醸」(青ボトル)は清涼感のある味わいなので、キンキンに冷やして飲むと、さらに美味しくなるということ。

真冬でも石油ストーブがあればテント内はポカポカなので、さっぱりしたお酒が欲しいときにもオススメだとか。
やってみたレシピ
【用意するもの】
・日本盛 生原酒ボトル缶(大吟醸)
・トニックウォーター 60ml
・氷 適量
・ライム(くし切り)
・ローズマリー(お好みで)
【作り方】
1.グラスに氷を入れる
2.トニックウオーター60ml、大吟醸60mlの順で入れてステイする
3.グラスにライムスライスをさして、お好みでローズマリーを1枝入れる。

冬キャンプの新定番!「本醸造」(白ボトル)は、おでんと相性抜群?


濃厚なコクと旨みが凝縮された「本醸造」(白ボトル)は、鍋料理の隠し味としても重宝するらしい。そこで今回はおでんに入れてみることに。手間をかけずに石油ストーブでじっくり煮込めて、様々な具材が楽しめるおでんは、冬のファミキャンやグルキャンに最適なんです。

しっかり煮込んでアルコールを飛ばせば、残るは濃厚なコクと旨み。お酒を入れると具材に味が染み込みやすくなるため、おでん自体にも深みが出ました。


そして、一部のお酒好きの間で盛り上がっているという、おでんのダシ割にも挑戦。これが驚くほど美味しく、正直おでんよりも夢中になるほど。これはクセになりそう!
やってみたレシピ
【用意するもの】
・日本盛 生原酒ボトル缶(本醸造)
・ダッチオーブン(土鍋でも可)
・おでんの具材
【作り方】
1.おでんを煮込む
2.本醸造を大さじ2杯ほど、おでんに投入。
3.しっかり煮込んでアルコールを飛ばせば完成。
4.ダシ割りは、日本酒とダシが1:2の割合がベスト。仕上げに七味を少し入れる。

 ワンバーナーで作れる!「純米大吟醸」(金ボトル)でラーメンが激ウマに


最後は、芳醇な味わいが楽しめる「純米大吟醸」(金ボトル)。こちらはラーメンに入れると激ウマになるとか。味噌ラーメンと相性がいいらしいですが、いろいろ試した先輩キャンパーがオススメしてくれたのは「パクチーラーメン」。

ポイントは最初に「純米大吟醸」を入れること。そして鶏モモ肉、追いパクチー、オニオンスライス、ライムも用意しておくと、見た目も味も最強になるらしいです。


ということで完成した生原酒パクチーラーメンがこちら。もはやインスタントラーメンの面影は、ほとんどありません。

そして純米大吟醸ならではの芳醇な味わいとフルーティな香りが、パクチーのほどよい苦みと絶妙にマッチ。さっぱりしているのにコクがあって、めちゃくちゃ美味しい! ワンバーナーで簡単に作れるけど、家でもリピートしたくなるレベルです。
やってみたレシピ
【用意するもの】
・日本盛 生原酒ボトル缶(純米大吟醸)
・バーナーとクッカー(組み合わせは自由)
・ゴン・ラムベトナムのパクチーラーメン(カルディで買えるやつ)
・水 350cc
・鶏モモ肉 1/2枚
・パクチー 適量
・ライム 1/8カット
・オニオンフライ 適量
【作り方】
1.クッカーに純米大吟醸を100cc(ボトルの半分)入れる
2.沸騰させて半分くらいアルコールを飛ばす
3.そこに水350ccと鶏肉を入れて一緒に煮立てる(鶏肉は火が入ったら取り出す)
4.パクチーラーメンを入れて3分煮込む(その間に鶏肉をスライスする)
5.器に移して、鶏肉、パクチー、ライム、オニオンフライをトッピングしたら完成。

冬キャンプの「新・三種の神器」はこれに決定!


今回試してみた3つのアイテムは、どれも冬キャンプの即戦力になりそうです。しかもビギナーキャンパーでも気軽に取り入れることができるものばかり。これはもう、冬キャンプの「新・三種の神器」と言っても過言ではないのでは?

特に「日本盛の生原酒ボトル缶」は汎用性も抜群! かさばらないので4種類をセットで常備しておくと、なにかと重宝しそうです。むしろ冬キャンプの定番になるかも!日本盛「生原酒ボトル缶」アウトドア特別ページはこちら!

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撮影協力:秋ヶ瀬公園
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