スペックとスタイルを両立したデルタX
都市をフィールドとして捉えることで、日常のアーバンライフも機能を以ってより豊かに過ごす“アーバニアリング”を提唱するマムート。そうして昨年2019年にスタートしたのが「デルタX」ラインです。マムートといえばマンモス印の登山ブランドですが、その中でもスペシャリスト向けのライン「アイガーエクストリーム」の機能性とデザインを、街向けに見事に融合しています。
アーバニアリングで活躍するポンチョとは
マムート 「THE HS ポンチョ」 ¥55,000そんな注目ラインとなるデルタXから登場したのがこちらのポンチョ。アウターファブリックにはゴアテックスの注目素材・シェイクドライを採用。ゴアテックスはゴワつくという概念を覆し、レザーの様な独特の風合いでファッション性を高めてくれます。
しかし、まだまだ謎の多いシェイクドライ。一体どんな素材なんでしょう?
ファブリックがすごい!
ゴアテックスシェイクドライの特徴は、メンブレンを表地に使っているということ。そのため「持続的な撥水性」「圧倒的な透湿性」「驚異的な軽量性」の3つのポイントが非常に優れています。
ただ、元々が直接他の衣類やバッグに接触することのないメンブレンであり、耐摩耗性など耐久面に関しては従来のゴアテックスモデルに対して少し劣る印象があります。そういう面からも、バックパックなどを背負わないポンチョ型にするというのは理に適っていますね。
ディテールがすごい!
ポンチョ=雨よけのイメージですが、こちらはなんとフード収納型。つまり雨が降っていないときはその素材感を生かしマントとしても着用できます。また首元はジップで広げられフィッティングやシルエットを調整可能。フラップ部分には通気孔も備えているためベンチレーション的に機能します。
裾にはスナップボタンが配されており、開閉することでバタつきや雨の吹き込みを防いでくれます。
背面中央には小さなジップがあり、そこに本体を収納できるパッカブル仕様となっています。また背面中央上部にはデルタXのロゴが本体と同色でさりげなく鎮座。この感じがまたなんともスタイリッシュ!
実際に着てみると……
アーバニアリングを掲げるデルタXのポンチョを実際に着てみると、ディテールへのこだわりがさらに浮き彫りに。ゴアテックスとは思えない柔らかな素材感が体馴染みもよく、また裏地には素肌でもベトつかない素材を採用しているので夏の夕立時などTシャツの上から羽織っても全く不快感はないです。
着用時のディテール(首元)
雨の侵入を防ぐために首元のフィッティングは大事です。雨天時はジップを上まで閉めることでしっかりと防雨し、雨が降っていないときは画像のようにジップを下げてユルく着ることもできます。
またジップ内に折りたたまれていたフラップには通気孔が空いており、襟高な作りのため口元まで覆われても呼吸は苦しくなりません。
襟高となっているもう一つの理由が収納式のフード。こちらは割と小ぶりなフードが収納されており、その分フィット感は抜群です。さらに後ろ部分についたドローコードでフードのフィッティングも調節できます。
防水性の高いキャップなんかと組み合わせるとその効果がさらに高まるでしょう。
着用時のディテール(裾)
裾に配されたスナップボタンを閉めることで傍目にはバルーンのようなシルエットとなり、ポンチョ内部はより着用感が高まるため雨が降ってきたときや風が強いときの安心感は格段に上がります。またボタンとボタンの間から手を出すこともできるので、手先の細かい作業なども問題なし。
両サイドには手先を出すための切れ目もあり。このディテールによって裾から手を出すよりも防水性を維持したまま手での作業が可能となります。
高いファッション性の実現もアウトドアファブリックの賜物
以上の様に、ディテールのこだわりは本格的なアウトドアウェアのそれと見劣りすることなし。そして何と言ってもレザーのような素材感を持ったゴアテックスシェイクドライ素材を巧みに使ったデザインに見事に落とし込まれています。まるでデザイナーズブランドの一着の様なファッション性の高いポンチョであり、それを可能にしたのがまたアウトドアの最先端素材というデルタXを象徴する一着となっているのです。
残念ながらこちらのは公式オンラインストアでは既に売り切れ状態。一部店舗にはまだ在庫がある可能性があるとのことで、気になる方は問い合わせを。
マムート アーバニアリング 商品はこちら
マムート 店舗一覧はこちら