※この記事は外出自粛要請前に撮影されたものです。
原因不明。テントに穴が空いてしまいました
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まったく身に覚えがないのですが、お気に入りのMSRのインナーテントに穴が空いてしまいました……。ご覧の通り、結構目立ちます。
場所的に雨漏りなどの心配はありませんが、入り口の下部分に空いているので、このまま使い続けると穴が広がってしまいそうです。
穴は3.5cm……この程度なら自分で直してみよう!
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穴のサイズを測ってみると、約3.5cm。「この程度の穴であれば、自分でも直せるんじゃないか?」ということで、今回はネット通販で購入したリペアシートを使って実際にDIYで修理してみることにしました。
初めての挑戦でしたが思いのほか満足のいく修理ができたので、同じような悩みを抱えている人はぜひ参考にしてみてください!
準備したのは2種類のリペアテープ
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セルフ補修について調べてみると、小さな穴であればリペアシートが一番手軽でコストもかけずに直せるということがわかりました。今回はインナーテントの補修なので、防水性をそこまで気にせずに済んだのも運が良かったかもしれません。
様々なメーカーからリペアシートが発売されていますが、今回購入したのはこの2種類。
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まずはMSRの純正品である「テントファブリックリペアキット」。円形の粘着パッチ4枚がセットになった商品です。透明と思っていたのですが、実物を見てみるとややムラのある質感……。肉厚素材なので水漏れにも対処できそうですが、貼ったときに目立ってしまわないかが気がかりです。
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そこでもう1つ保険として購入したのが、飯塚カンパニーの「ケニヨン リペアテープ」。薄いナイロン素材で、カラーは全11色。自分のテントとぴったり合いそうな赤があったので購入しました。こちらも裏面には強力な粘着剤が塗布されています。
さあ、さっそくペタリ……と行きたいところですが、調べるとどうやら貼る前にやっておくべきことがあるようです。失敗したくないリペア、このひと手間が重要なのでこれからチャレンジする方も忘れずに!
リペアシートを貼る前にやっておくべきこと
穴周辺の汚れを拭き取る
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リペアシートを貼る前に、まずは穴の周りの汚れをキレイに落としておきましょう。ホコリや脂汚れが残ったままの状態だとシートが剥がれやすくなるので、除菌シートなどでしっかり丁寧に拭きとります。
毛羽立ちはハサミでカット
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キレイな裂け目であれば不要ですが、写真のように穴の周囲が毛羽立っているような場合はハサミでカットしておいたほうが仕上がりもキレイになります。穴を広げないよう、最小限の範囲でカットしておきましょう。
リペアシートを穴のサイズに合わせてカット
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穴よりも天地左右2cmくらいの余裕を持ってリペアシートをカットします。角が残っていると剥がれやすくなるので、なるべく丸くするのがポイント。今回は表面にMSRの純正を、裏面にケニヨンの赤を貼る予定なので、それぞれをサイズに合わせてカットしました。
これで下準備は整ったので、さっそくテントに貼っていきます!
貼り付けの流れと、テープを目立たせないためのコツ
まずは穴の裏面から貼り付け
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リペアシートは表裏の両方から貼ることで、強度が上がります。まずは目立ちにくい裏面から貼ってみました。生地を平にして、リペアシートをステッカーと同じ要領でゆっくりと先端から貼っていくとキレイに貼ることができます。
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ひっくり返して表面から見た状態。穴がふさがっているのがわかりますね。色も生地と馴染んでいるのであまり目立ちません。いい感じです! この調子で表面もサクッと終えられる予想だったのですが……。
続いて表面。目立たないクリアのはずが・・・
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続いて、同じ要領で表面にMSRのリペアシートを貼り付けます。するとここで違和感が……
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ムムム。貼る位置が少しずれてしまいましたが、それよりもテカったシートの存在感がすごく気になります。これでは、「いかにも貼りました」という感じがして納得がいきません。
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そこで急遽、表面もケニヨンに変更。なるべく目立たないよう、裏面に貼ったシートよりも小さめにカットしてみました。ちなみにMSRのリペアシートは一度貼っても簡単に剥がすことができました。あくまでも応急処置用のリペアシートのようです。
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ジャン! どうでしょう。赤の濃度に違いはありますが、ほとんど気になりません。薄い生地なので凹凸もなく、満足のいく仕上がりです。
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離れて見てもご覧の通り。光の加減でリペアシートの部分は色が少し変わって見えますが、そんな事を気にするのは恐らく持ち主だけ。このレベルであれば、引き続き愛用していけそうです。
さて、今回筆者がリペアシートを使って比較的簡単に修理できたのは、あくまで損傷が少なかったから。もしポールが折れてしまったり、フライシートが大きく裂けてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
本格的な修理はメーカーに依頼を
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ただし海外からの並行輸入品など非正規品だと修理費用も高くなるので、注意しましょう。
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自分で直すと愛着が湧く!おうち時間を有意義に使いましょう
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今回リペアに挑戦したのは初めてでしたが、作業時間はたったの20分。予算も1,500円とかなり抑えられたので結果は大満足です。写真はテントの中から見たリペア部分ですが、ご覧の通りほとんど分かりません!
外出自粛のいまの時期は、お気に入りのキャンプ用品をメンテナンスするにも絶好のタイミング。次のキャンプに向けて、いまから準備しておいてはいかがですか?