ハイエースには魅力が詰まってる

はたしてマイカーに積めるだろうか? そんな不安を抱えたままテトリスのごとく荷物を重ね、後部の乗車スペースを犠牲にし、リクライニングを‟直角“にしてまでキャンプ場へ! なんてシーンもよく見かけますよね?

ハイエースってどういうクルマ?

ハイエースはボディサイズや乗車定員など選択できるバリエーションが豊富です。一般的に入手可能なサイズは一番小さな(それでも十分大きいですが)4ナンバーの標準ボディ、中ぐらいのワイドボディのミドルルーフ、大型となるスーパーロングのハイルーフという3種類が存在します。
この広さだから荷物もバンバン入る

キャンプシーンを想定しても乗車人数分以上の装備が余裕で積載可能なはずです。ハイエースでキャンプ道具が積み切らないとなると……それはよほどのことですよ(笑)
カスタムパーツが超豊富

車種別に販売されているパーツでハイエース用が設定されていないものはないのでは? ハイエースはもともと余計なものを装備していないシンプルなクルマですから、カスタムしてこそ自分仕様のオンリーワンな相棒! と呼べる存在となり愛着も湧くのです。
真四角で、視野が広いから運転しやすい

狭い道でもへっちゃらですし、ボディが真四角なので見切りがとてもいいんです。また、運転席が普通車よりも高い位置にあるのでアイポイントが高く、先の方まで見通しが効くので特に長距離運転時などでは気持ち的に負担が少ないのも特徴だといえます。
頑丈で壊れにくい耐久性

インテリアも言ってしまえば床にイスが固定されているだけで、電気仕掛けの豪華装備など何もありません。ということは逆に、壊れる所が特にないとも言えます。
その証拠に、20万キロ、30万キロ走行しているハイエースもザラに存在します。その後輸出され、海外では100万キロを超えてもまだ現役で走っているハイエースも珍しくないですよ。
リセールがいい

クルマ購入時の金額、ランニングコスト、手放す時の下取り額。この3つを計算して車種の違いによるお金のかかり方の比較ができます。ハイエースは他の車種と比較しても圧倒的にリセールバリュー(下取り金額)の高い車種といえます。
バリエ豊富なハイエース
ハイエースの歴史はとても古いです。これまでに登場した幾多の名車を振り返ってみましょう。初代10系

現在では私達専門店でもまず見かけることのない「超」が付くほどのレア車です。
丸目4灯のかわいらしいフロントマスクで、もしキャンプ車にできるなら注目度ナンバーワンになれそうですが……きわめて入手困難で、維持にもそれなりの手間が掛かると思いますのでちょっと現実的ではないかもしれませんね。
スポーツカーや高級車はマニアの方も多く昔のモデルもそれなりに生き残っているものですが、ハイエースのような商用色の強いクルマはなかなか残っていないのが残念です。
20、30、40系

マイナーチェンジにより途中から角目2灯フェイスに変わり、一部モデルにハイルーフ、オートマ、エアコンのオプションが設定されました。この2代目は私達も年に数台の取り扱いがあります。

だんだんと現行の雰囲気に近づいていきます。
50系

2代目までは商用車としての性格が強かったハイエースですが、この3代目から高級志向が強まり、ワゴンタイプはリヤサスペンションを板バネからコイルスプリングへと変更することに。
日本初となるフルフラットシートアレンジや、電動サンルーフやデジタルメーターなどパーソナルユースを想定した高級車としての性格を持ち始めます。
この3代目はキャンプ場でも時々見かけますね。今だからこそカッコいい「ザ・80年代」! ちなみにマニュアルのみの設定でしたが4WDモデルも存在しました。キャンプ車として十分な素質をもっていますね。
100系

平成13年(2001年)にNoxPM法によりそれまで主流だったディーゼル車の全モデルが指定地域内で登録出来なくなり、後継の200系ハイエースへとバトンタッチすることになります。
中古車市場でもまだコンディションのいいクルマを比較的探しやすいモデル。4WDモデルもラインナップされ、今でもアウトドアシーンで十分活躍が可能です。海外ではまだまだ普通に現役選手です!
200系

警察、救急、消防。そして物流の場面や、ゲストの送迎、職人さん達、道具を必要とするアスリート……各界のプロフェッショナル達がハイエースを選択しています。使い方はそれぞれですが、共通して言えるのは見栄を張るためにハイエースにしたわけではなく、ギア(道具)として選択しているということ。
「プロフェッショナル向け」という言葉に弱いのは私だけではなく、キャンパーの皆さんも同じではありませんか?
まだハッキリとした情報ではありませんが、200系ハイエースもそろそろモデルチェンジでは? と言われています。それに伴い今までの「真四角」なボディから、セミボンネットタイプになるとも噂されています。
そうなると「真四角」なハイエースの価値が上がるかも知れませんね。やっぱりハイエースは「真四角」が魅力の源なんですから……。
車中泊カスタムだって思いのまま

なので、完全に車中泊(キャンプ)に寄せた仕様ではなく、普段乗りはスタイリッシュでありつつ、休日のアウトドアライフ時には車中泊も可能なフラット空間を手軽に楽しめる、そんなライトキャンピングカーにカスタムするのが賢い選択といえそうです。
内部を車中泊仕様に!

あくまでライトキャンピングカーとして位置付けておりますのでシンクやコンロなどは装備しておらず(対応も可)。普段乗りを重視して乗車スペース(シート)はしっかり確保。その上でフルフラット空間を手軽に楽しめる仕様になっています。

サブバッテリーやFFヒーターなど本格的な車中泊にも対応するオプションも選択可能です。
同クラスの他モデルと比較してみる
最後に、強力なライバルたちとハイエースを比較してみましょう。あくまでもハイエース専門店スタッフの独り言としてご容赦ください(笑)。ハイエース vs. 日産キャラバン

ハイエース vs. 三菱デリカD5

個人的なクルマ好きの視点で言わせてもらえば、カスタムの自由度が高いハイエースの方が育てていく楽しさはあるかもしれません。
ハイエース vs. アルファード

やっぱりハイエースは最高!

ハイエース選びなら「フレックス・ドリーム」
無敵のキャンプカー、ハイエースを手に入れるならフレックス・ドリームが便利。今回いろいろ教えてくれた谷崎さんもフレックス・ドリーム所属です。百聞は一見に如かず。ぜひ実物を見て、触って、ハイエースの可能性を感じてみてください。

https://www.flexdream.jp/
※フレックス・ドリームのハイエース専門店は全国で4店舗。(愛知・小牧、神奈川・厚木、群馬・高崎、宮城・仙台)
※詳細は上記HPをご覧ください。
HIACE is exellent for camp!
ハイエースはキャンプに最適!