「L.L.Bean」はビーン・ブーツから始まった
ビーン・ブーツの歴史がエルエルビーンの歴史といっても過言ではありません。ブランド「L.L.Bean」は、創設者のレオン・レオンウッド・ビーンが1912年に「メイン・ハンティング・シュー(愛称ビーン・ブーツ)」を発明したことから始まりました。
アウトドアマンであったレオン・レオンウッド・ビーンは地元アメリカ・メイン州でのハンティング経験を元に、作業用のゴム靴にレザー・トップを縫い付けた画期的なハンティングシューズ「メイン・ハンティング・シュー」を100足製造しました。森の中を長時間歩いても濡れずに快適なこのシューズは瞬く間にハンターたちの話題になり、注文が殺到。しかしゴム底とレザー・トップが剥がれ90足が返品という事態に陥ります。
レオン・レオンウッド・ビーンは代金をすべて返却し、さらに借金をして製品向上のための開発を続けました。自らテストを重ねることで満足度の高いシューズを完成させたのです。そうして顧客の信頼を取り戻したエルエルビーンは、事業を成功させました。
これらの経験から満足度の高い製品作りの重要性に気づき、1912年から現在に至るまで、購入した製品に満足できない場合はいつでも返品を受け付ける「100%満足保証」を行っています。
ビーン・ブーツの特徴
ビーン・ブーツは1912年当時とほぼ変わらぬデザインで、現在も米・メイン州の自社工場で熟練した職人たちにより一足ずつ手作業で作られています。ビーン・ブーツに備わったさまざまな特徴を紹介します。
①ゴム製のボトムは防水効果が完璧!
防水効果の高いゴム製のボトムは精巧な足型で、高いフィット感を得られるように製造され、靴底は独特なチェーンパターンの溝が刻まれています。このチェーンパターンのグリップ力はかなり高く、滑りやすい場所でも快適に歩くことができるのが特徴です。これらのゴムのボトム&ソール部は密閉されていて、水が浸水することがありません。
②アッパーは雨や雪を防ぐフルグレイン・レザーを採用
フルグレイン・レザーは皮の一番表面の部分で、高品質で耐久性・防水性が高いのが特徴。靴紐下のベロ部分も一体化されており、雨や雪の侵入を防ぎます。
③とにかく頑丈な作りで安心です
ナイロン糸でトリプル、ダブルステッチで縫われており、とにかく頑丈。負荷のかかりやすいフィンガーループ部は特徴的な逆V字のデザインでしっかりと縫い付けられています。また土踏まず部分にはスチールの補強材も内蔵されており、安定感&サポート力を高めています。
④ソールの張替えにも対応。レザー部分を残して新品に修理!
エルエルビーンではソールの張替えにも対応しています。アッパーレザーを残し、下のゴムボトム部を新品に修理してくれるので長く履き続けることが可能です。修理費用は一般的なビーンブーツで8000円からで、本国での修理となるので3ヶ月ほどかかりますが、生まれ変わったビーンブーツを履く新たな楽しみを味わえます。
ビーン・ブーツのメンテナンス方法は?
購入したら気になるのがビーン・ブーツのお手入れ方法。長く履き続けるためにも、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。基本的なメンテナンスは、
1.靴紐を外し、やわらかい布やブラシで汚れを落とす
2.湿らせた布で全体を拭き、自然乾燥させる
3.革や縫い目部分に専用の革コンディショナーを塗りこむ
以上になります。動画でも紹介されているのでチェックしてみてください。
ビーン・ブーツのメンテナンス動画 → http://on.fb.me/1KsMqJr
ビーン・ブーツのラインナップ&履き心地
メンズ、レディースモデルのほかアッパーの丈が違うもの、素材が違うものなど、ビーン・ブーツにはいくつかのモデルがあります。こちらではメンズ代表モデルを紹介します。ビーン・ブーツ定番モデルのローカット「ハンティングブーツ 6インチ」
創業当時から変わらない製法で作られた定番モデル。フィールドからタウンまでどこでも映えるデザインで人気のハンティングブーツは、アッパーに防水性の高いフルグレインレザー、足によりフィットするボトムを使用し、機能性も抜群。アウトレットで購入しました.ふだんはUS7-1/2 (25.5cm) のスニーカーを履いているので7を買いましたがそれでもやや大きめで厚手の靴下でちょうどいいサイズ感です.ソールが柔らかくて歩きやすく防水性も高いので雨雪でも安心です.
定番モデルのハイカット「ハンティングブーツ 10インチ」
定番ビーンブーツのハイカットモデルで、丈は25㎝。デザイン、6インチ同様機能性が高い上、ハイカットが足を細く見せてくれます。6インチとともに人気のアイテムです。毎日、片道2kmほど歩いての通勤も、ビーンなら足元も暖かく快適です。メイン・ハンティングは、どんな洋服にも合うので、大変気にいっています。
履き心地バツグンの「ラバーモカシン」
ビーンブーツの機能性はそのままに、着脱のしやすさを重視し開発されたスリッポンタイプ。素材はビーンブーツと同じものを使用しているため、防水性とグリップは抜群です。仕事でこれしかはきません。パッと脱げて、サッと履ける。これが一番の 買う理由です。多少の雨にも負けません、 梅雨時期はバッチリでした。
雨や雪をはじくビーン人気ブーツ「ガムシューズ」
ビーンブーツの高い防水性とグリップ力はそのままに、気軽に履けるショート丈のガムシューズ。雨や雪の日も活躍必至のガムシューズで、悪天候の時も足もとのおしゃれを忘れずに。サイズ選びでは、カスタマーセンターの担当者の方に何度も丁寧に説明と助言をしていただきました。期待通りで感謝してます。
雪の季節でも活躍できる防寒性を備えた「シアリング・ビーン・ブーツ」
保温素材シンサレートのライニング付きで寒い季節にぴったりのビーン・ブーツ。高さ約25cmとハイカットなアッパーはお好みでロールダウンできます。快適最低気温は-4℃から-29℃と極寒の中でも快適な履き心地です。シアリング・フリースが、保温性がよくて、あったかいです。
高さ約41cmの防水レザーハイカット「メイン・ハンティング・シューズ」
グリップ力、耐久性がアップした新しいソールはモカシンのように柔軟で、地面を感じることができます。アッパーは高品質の防水レザーを使用しており、まるでカスタム・フィットのようなフィット感が楽しめます。ワイドタイプを購入しましたが外形的に幅広すぎる印象は無く、シャフト部皮革の質感も良い製品でした。今冬の積雪悪路で活躍してくれています。
そのほかのビーン・ブーツのラインアップはこちら→http://bit.ly/1MzmthF
ビーン・ブーツ、購入の際の注意点は?
ビーン・ブーツのボトム部分はゴム製で完全密閉されているので、「蒸れ」が気になる人がかなり多いようです。ただしアッパー部分はレザーなので長靴ほどは蒸れないという意見も。個人差もありますが、蒸れが気になる人は注意しておきたいですね。
またサイズ選びに悩んでしまうのも気になる点。ビーン・ブーツは厚手の靴下と合わせて履くよう大きめに設計されています。通常のシューズで0.5サイズの人や、薄手~中厚手の靴下と合わせる場合はワンサイズ下を選ぶといいでしょう。ショップで実際に履いてみて、迷ったら店員さんに相談するのがおすすめです。
ビーン・ブーツの着こなし/コーデ(メンズ・レディース)
機能性が高くデザインもおしゃれで様々なシーンで活躍してくれるビーンブーツ。実際にどのような場面にマッチするのか、コーディネート例を見てみましょう。メンズ
ビーンブーツの同系色のパンツとあわせてまとまりあるコーデに。ハイカットのブーツなら、もちろんインして思いっきりカッコつけちゃいましょう!
ショートパンツとショートブーツでラフにキメたコーデ。気軽に着脱できるおしゃれなショート丈のビーンブーツならご近所への散歩、ショッピングなどのタウンユースからフェスやキャンプまでどこまでも行けます。
レディース
デニム+ニットと合わせて、カジュアルなコーデはお手の物。フィールドでもタウンでもどちらも大活躍です。ハイカットモデルはスリムですっきり見え、足長効果が期待できます。
ワンピースと合わせたフェミニンなコーデにもどうぞ。足元のハードさとトップスのソフトさのミスマッチが可愛い。ハイカットのビーンブーツなら寒い季節でも足元をがっちりガードしてくれます。
フィールドで心強く、快適な一足を手に入れよう!
フィールドで長時間歩き回っても快適で、水にも強いビーン・ブーツ。その高い信頼性から100年以上ものあいだ、多くのアウトドアマンから愛用されています。
街中でも雨の日のレインシューズ代わりに、ファッションの一部として取り入れている人も。アウトドアからシティまで幅広く使える一足となりそうです。
What A Great Boots!!
最高のブーツとは、ビーン・ブーツのことである