キャンプ場で熱帯夜?
まだまだ暑さがやまない今年の夏。暑い夏の熱帯夜を避けてキャンプ場に来たはずが・・・思いのほか暑くて眠れなかった。日中、炎天下にいた体をクールダウンすることもできずに眠れないまま朝を迎えてしまった。暑くて眠れないと子供が騒ぎ出して困り果てた。。。そんな声を聞いて以来、夏キャンプを避けてきた筆者が、時には涼しすぎると感じるほど成功した夏キャンプの熱帯夜対策をご紹介します。
対策1:ツールームテントを大きなスクリーンタープに!
ツールームテントをお持ちのユーザーも最近は増えているかと思います。ツールームテントは夏場、インナーテント内に風が通りにくく寝室スペースが暑くなってしまうことが少々難点。
ならばインナーテントを外してツールームテントを大きなスクリーンタープとして使用してみましょう。風の吹き抜ける広い空間で暑さを忘れて眠ることができます。
対策2:ハイコットで風の導線を作る
スクリーンタープ状にしたテント内に直接マットを敷いて眠るのもありですが、おすすめはこのハイコットです。
我が家は横幅335センチのテントに横幅68センチのヘリノックスコットワンコンバーチブル2つ、横幅75センチのヘリノックスコットホームコンバーチブル1つ、横幅64センチのコールマンイージースリムコットⅡを並べて使用しています。ハイコットは背中の下にも風が通るため、床にマットを敷いて眠るよりずっと涼しく眠れます。
対策3:扇風機でさらに涼しく
自然の風の中で眠るのはとても気持ちのいいものですが、日によっては風のない夜もありますね。そんなときは扇風機が活躍します。テント内の空気を循環してくれるだけでなく、体に風が当たるため体感温度がグッと下がります。電源サイトならば家庭用の扇風機、電源のないサイトの場合は電池式の扇風機がおすすめです。対策4:最終兵器は2つの寝具でヒンヤリ
①瞬間冷却材を氷枕に寝苦しい夜は寝入るまでが戦い。そんなときに便利なのが、衝撃を加えればあっという間に冷たくなる瞬間冷却材です。これを枕にすることでスッと寝入ることができ、夜中は気温が下がるキャンプ場がほとんど。あとは夜風にまかせるだけで快眠です。
②クールウォーターパッドをシーツに
最終兵器ともいえるグッズがこちら。水を入れて使用するタイプのひんやりシーツです。キャンプ場で水道から直接水を入れることができるため、嵩張らずキャンプにはもってこい。寝返りのたびに中の水が循環するので冷たさが持続するという優れものです。
真夏に使用してみましたが、あまりにも冷えるので夜中に寒くなってこのウォーターパッドを外して眠ったほどでした。
対策5:夏でも涼しいキャンプ場を選ぶ
涼しく眠るために最も有効な対策は、標高の高い夏でも涼しいキャンプ場に泊まることかもしれません。関東近郊の標高の高いキャンプ場を4つご紹介します。①南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場
標高1200メートルに位置するキャンプ場。オートキャンプサイトの他大小のキャビンや大型遊具、遊歩道などを備えた比較的新しいキャンプ場です。夏場でも朝夕は肌寒く感じるほどなのでぐっすり眠れること間違いなし。
【南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場概要】
住所:長野県下伊那郡売木村2653-3
TEL:0260-28-2455
詳細:うるぎ星の森オートキャンプ場
②北軽井沢スウィートグラス
標高1100メートルに位置するキャンプ場。キャンプ場から車で5分のところにある「ルオムの森」での樹上探検は夏ならではの楽しみ。こちらも朝夕は肌寒く感じることもあるほど。ぐっすり眠った後、浅間山を見ながらの目覚めは最高です。
【北軽井沢スウィートグラス概要】
住所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-4448
TEL:0279-84-2512
詳細:北軽井沢スウィートグラス
③無印良品南乗鞍キャンプ場
標高1600メートルに位置するキャンプ場。大自然の中に位置する平均165平方メートル(平均13メートル×13メートル)という広いキャンプサイトが魅力のキャンプ場。標高が高いため朝晩の気温が低いだけでなく、天気が変わりやすいこともあるので夏でも上着があると安心です。
【無印良品南乗鞍キャンプ場概要】
住所:岐阜県高山市高根町子ノ原高原
TEL:03-5950-33660
詳細:無印良品南乗鞍キャンプ場
④キャンピカ富士ぐりんぱ
標高1200メートルに位置するキャンプ場。遊園地ぐりんぱや富士アクティビティパークが隣接し、遊び場も沢山です。こちらも朝夕は気温が下がるため、熱帯夜とは無縁です。
【キャンピカ富士ぐりんぱ概要】
住所:静岡県裾野市須山字藤原2427
TEL:0555-30-4580
詳細:キャンピカ富士ぐりんぱ
夏キャンプ、ぐっすり眠って沢山遊ぼう
大人の私が熱くて寝苦しい夏の夜。子どもはそれ以上に熱さを感じ、寝られなかったり体調を壊す子どもも出てくるかもしれません。そうならいように、今回提案した5つの対策をしっかりして、思いっきり自然の中で遊んだあとはぐっすり眠って疲労回復。安心安全な夏キャンプを楽しみましょう!