※クーラーボックスのカスタムについては、メーカーは推奨していません。行う場合は自己責任のもと、安全に配慮しましょう。
クーラーボックスの買い替え…ちょっと待った!
みなさんはキャンプで、どんなクーラーボックスを使っていますか? イベント時に間に合わせで買ったものを使い続けている方も、いるのではないでしょうか。もちろんそれなりの保冷力はあるはずですが、本格的なキャンプや釣りに特化したクーラーに比べると、効果は劣ります。
しかしこのランクに買い替えるとなると、かなりの資金を要するのが現実……。
そこで、少しでも理想に近づけるため試したいのが「カスタム」というアイディア! 買い替えるよりコストもおさえられるうえ、オリジナリティも楽しめます。
100均グッズを使った簡単なものから発明レベルの上級改造例まで、実際の方法を順に見ていきましょう。
クーラーボックスカスタム【初級編】
革の持ち手をつける
まずは、持ち手に革を巻きつけての、ドレスアップ。釣り具メーカー「シマノ」のクーラーボックスが一気にキャンプギアらしくなったという見た目の変化だけでなく、グリップも強化できそうです。
ドリンクホルダーをつける
ソロキャンプではクーラーボックスをミニテーブル代わりに使う方もいますよね。そんな時に便利そうなのが、ドリンクホルダーをつけるアイディア。サイドに飲み物を置くことで、天板部分を広く使えますね。
小物入れをつける
100均のガチャベルトをネジで固定し、小物入れを取りつけている方も。バラつきがちなキッチンまわりのものを収納しておけるほか、カラビナでグローブを吊るすアイディアも参考になります。
お次は、ちょっと難易度は上がりますが確実に快適さがプラスされる中級カスタムテク!
クーラーボックスカスタム【中級編】
ミニテーブルを取りつける
素晴らしき発想の転換によるカスタム例が、こちら。もともとメッシュポケットつきだったこのタイプのクーラーボックスを……全体を塗装してネットがあった部分のネジを外し、ほぼ同サイズの木の板を取りつけて簡易ミニテーブルに!(画像をスライドして2、3枚目)
ドリンクやテーブルランプを置いたりと、便利そうですね。
フタ開き防止策
中には、しっかり閉めているにもかかわらずちょっとした衝撃でフタが浮いてしまうクーラーボックスもあります。そこで、留め金具を取りつけベルクロ式のベルトで密閉。不具合が解消されれば、買い替えも不要です!
最後はいよいよ、上級カスタム例が登場。素人目にはレベルが高く気軽にトライできないかもしれませんが、安価なクーラーボックスが見事に変身する様は圧巻ですよ!
クーラーボックスカスタム【上級編】
+銀マットで保冷力アップ
クーラーボックスの買い替えを検討する主な理由は、やはり保冷力ではないでしょうか。買い替えずして保冷力を上げる策として、分解して断熱材の発泡スチロールに銀マットを巻くという方法を試している方もいるようです。
アルミシート・両面テープ・セロテープ、たったこの3つでできる手軽さはかなり魅力的! 入れるのは厚み1~2mmのアルミシート。
フタ部分も入れると、90×180cmほど使用したということです。
まずは、外側のプラスチックと断熱材として入っている発泡スチロール、さらに内側のプラスチックをすべて分解します。
シール裏のビスなど、全体をくまなく探してネジを抜いていきます。さらにフタと本体をつなぐ留め具に、水抜きドレンも外します。
熱反射効果を狙って、発泡スチロールにアルミ部分の外側が向くように両面テープで貼り付けていきます。
コツは、切り張りではなく一枚をくるっと張ること。隙間なく貼れば、それだけ外気を遮断する効果は高くなります。
シートが重なった部分は切り取るなど微調整をして、すべてのパーツがはまるよう組み立て直して完成!
フタ部分ほか詳しいやり方は、こちらのブログからチェックできますよ。
ドリンクサーバーに改造
まさかのドリンクバーも夢じゃない!? 最後はビアサーバーに変身です。クーラーボックスの保冷効果を利用して、氷冷式ドリンクサーバーに改造している方も。
用意するのは、飲み物を瞬時に冷却して送り出す役割のコールドプレートに、コック・ドレン・ホースなど。
イグルーの小型クーラー「アイスキューブ14」をベースに、水抜き穴とコックベースの取り付け穴・さらにホースを通す穴の三箇所を開けます。
配管し、コックとドレンを装着。冷却時に氷が溶けて水が出るため、ドリンクサーバーとして使うにも水抜き穴は必要になります。
内部の様子は、こんな感じ。後は氷をたっぷり入れれば、暑い季節でもキンキンに冷えたドリンクが飲めちゃいます!
肝心のコールドプレートは個人での入手は難しく誰にでもできるワザでは無さそうですが、上級カスタム例としてご紹介しました。
こちらのブログでは、詳しいやり方や別クーラーの改造例も見ることができますよ!
今あるクーラーを、どうカスタムできるか考えてみよう
新しいクーラーボックスが登場するにつけつい買い替えに走りがちですが、ものはやりよう。まずはカスタムすることで、手持ちのクーラーを快適化できる余地があるかを考えてみませんか?
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