CAINZのテーブル素材で作る!軽くてオシャレなローテーブル
今、リビングレイアウトの主流はロースタイル。そして、ワンポールテントをお持ちの方も増えてきましたね。そんなキャンプシーンにもってこいなテーブルを作ってみました。CAINZのDIYブランド、Kumimokuシリーズの「クロスレッグテーブル」キットは、もうテーブルの形になっていますから、簡単なアレンジを加えるだけで、自分スタイルのローテーブルがパパッとできちゃいます。
丈夫で軽い合板製。たためば厚さ5.5cm、重さは2.8kgほどなので、コンパクトカーでも積み込みラクラク。
2枚の板を交差させて脚を組み、その上に天板を乗せるだけだから、組み立てもあっという間です。
天板に穴を開けたので、ワンポールテントの真ん中にも設置可能。テントを建てたらすぐ置けて、眠くなったらサッとたたんで一瞬で寝室に早変わり。また、タープのポールを挟んで置けば、リビングスペースを有効に使えますね。
塗装に工夫を凝らし、ステッカーやテープで飾ればあなただけのテーブルが手に入りますよ!
それでは、作り方を順次ご説明していきましょう。
作り方① キットだから超簡単!塗装するだけ
買ってきて組めば、もう出来上がり!
CAINZのKumimokuクロスレッグテーブルには丸と角があり、これは使い道の広い角タイプ。脚2枚と天板のセットです。白木のままでもオシャレですが、キャンプで使うとなると風雨にさらされるし、飲食物のしみも気になるところ。汚れ防止と防腐・防カビのために、塗装しておくと耐久性が高くなります。
塗料はこれがコスパ◎
オススメは安価で取り扱いのラクな水性の木部保護塗料です。ウッドデッキやログハウスなど、屋外で使う木製品向けなのでキャンプテーブルの塗装にぴったり。匂いも少なく使用後の道具類は水で洗えます。様々な色が販売されていますので、テントやキャンプギアに合わせてお好みの色調を選んでください。
缶に書いてある取り扱い説明をよく読んでから、木目に沿って塗装します。こちらの色は、明るく落ち着きのある「オーク」。
あっという間に、ひとまず完成!
塗料が乾いたら出来上がり! ポールを通さず、リビングスペースだけで使う場合は、もうこれで完成です。※天板を置いただけなので、不用意に手をつくとテーブル面が斜めになることがあります。作り方③で後述する接続加工を施した方が使い勝手がよくなりますので、やってみてくださいね。
ワンポールテントの中心に置いて使えるテーブル、結構お高いですし、品数も限られますよね。でも、次のように加工するだけで、驚きのお値段で手に入ってしまいます!
作り方② ワンポールテント用に加工する
ジグソーで半分にカット
まず、電動ジグソーで天板を半分に切断します。板が暴れないよう、体重をかけて押さえながら切るようにします。えっ、工具持っていないんだけど……? 大丈夫、主なホームセンターには電動工具のレンタルサービスがありますから、必要な工具は借りてしまいましょう。
CAINZでレンタルした工具はこちら
CAINZで、直線も曲線も切れるジグソーをお借りしました。消耗品のジグソーブレード(刃)を購入すれば貸していただけます。機械のメーカーによって使用するブレードのタイプが違いますので、工具担当の方によく確認して購入してください。
CAINZでのレンタル料金は表の通りです(CAINZ市原店調べ)。地域によってレンタル料金が異なる場合がありますので、詳しくはお近くの店舗にお問い合わせください。
CAINZ工房という手もアリ
店内で購入した材料を加工する「CAINZ工房」が利用できる店舗もあります。スタッフの方が簡単な工具の扱い方を教えてくださいますので、DIY初心者でも安心ですよ!ポールを通す穴の加工
2分割できました。四角い持ち手がある方に加工を施します。穴の位置を決める
はめ込みたいポールの直径を測り、直径+5mmの幅をとります。テーブルの脚がはまる×部分の溝を避けたところに、画像のように半円を描きます。ここを切り抜きます。
ジグソーでゆっくり切っていきます。
一気に切らずに、右側からと左側からと、半分に分けて切るとうまくいきます。
ポール用の穴ができました。
歪んでしまったところは、カッターナイフなどで微調整します。怪我をしないよう、注意して作業してくださいね。
手作業だけでも作れる!
※電動工具を使わずにノコギリだけでも加工できます。天板を半分に切ったあと、図のようにポールの直径が収まるよう、三角形の切り欠きを作ればOK!
糸ノコがあれば、時間は少しかかりますが、ジグソーで切ったのと同じように丸く切ることができます。加工しやすい合板ですから難しくありません。ぜひ手作業でも挑戦してみてください。
切断面をキレイにする
切断面にサンドペーパーをかけて、ギザギザをなめらかに整えます。木口の塗装も忘れずに……。
天板の加工ができたら、次は脚と接続できるようにします。
作り方③ 天板と脚を組み立てる
使うのは面ファスナー!
このままでは天板と脚がばたついてしまうので、接続できるように手を加えます。糊のついていない「縫製タイプ」の面ファスナーをボンドで接着するだけ! 面ファスナーは100均、手芸店で手に入ります。
面ファスナーをカットする
ダイソーの面ファスナー(幅2.5×長さ30cm)の、ループ面(柔らかい方)と、フック面(硬い方)、両方とも半分の幅に細く切ります。さらにそれを1/4(約7.5cm)の長さにカットします。全部で8本ずつ、16本作ります。
面ファスナーを接着する
脚を十字に組み、木工用ボンドで、上部の8箇所に面ファスナーのループ面(柔らかい方)を画像のように貼りつけます。
布がボンドを吸うので、たっぷり目に。
完全に接着されるまで、テープでしっかりと仮止めしておきます。
天板の溝に、面ファスナーのフック面(硬い方)を貼り込みます。脚に貼った面ファスナーと位置を合わせて貼ってください。
ボンドは多めに。
補強金具をつける
天板同士を固定するための補強金具を取りつけます。
「パッチン」金具を2個用意します。
位置を決め、尖ったもので下穴をあけてから天板の裏2箇所にパッチンをねじ留めします。
以上の作業で、脚も天板もしっかり一体となります。
完成!
脚を組み、面ファスナーで脚と天板を接続し、最後にパッチンを締めたら出来上がり!▼CAINZ(税込)
Kumimokuクロスレッグテーブル(角タイプ):2,880円
ウッディガード・水性木部保護塗料(オーク 0.2ℓ):798円
万能刷毛70mm:98円
セミパッチン9-15(22×13・29mm):198円×2個
レンタル工具代(ジグソー1泊2日):200円
ジグソーブレード合板用:298円
▼ダイソー
ファスナーテープ縫製タイプ(25mm×30cm):100円+税
▼合計:4,778円
※ハサミ、木工用ボンド、仮止め用テープ、サンドペーパー、ドライバーは含みません。
ワンポールテントにぴったりな、「丸タイプ」もありますよ!
ワンポールテント、ティピーテントにはやっぱり丸い形が似合いますね!作り方は角タイプと同じです。コンパクトにたためますから、角タイプと丸タイプと両方作って、それぞれリビングとテントで使うのもいいかも。
では、ステッカーと柄テープを使ったアレンジ例を2つご紹介しましょう。
ステッカーでアレンジしてみた!
Seriaのミリタリー風ウォールステッカーと、CAINZのカモフラ柄養生テープで、男前系ハードなイメージにしてみました。ブラックやオリーブドラブに塗装して貼れば、きっともっと雰囲気が出ますね。
アメリカンカジュアルなデザインのステッカーをダイソーで発見。こちらはビールやウォッカカクテルを楽しめるよう、軽めのアレンジで。
リビングスペースでもテント内でも、マルチに使えて便利!
おやつタイムにスイーツを載せて子供達と、ディナーのサブテーブルとして、夜は焚火台の傍に、そしてテントの真ん中に集まってワイワイ盛り上がる……。
どんなシーンでも電光石火で組み立てられるローテーブル、これでキャンプをさらにエンジョイしてください!
Enjoy more camping with multi way table!
マルチに使えるテーブルで、キャンプをもっと楽しく!