人はなぜキャンプへ行くのか?
キャンプとは、不便を楽しむもの。正直夏は暑いし冬は寒い。何もないところに一からテントを建てたり料理をしたりと苦労も多いわけですが、その不便さを上回る魅力がキャンプにはある!というわけで、キャンプを通してどんな体験を得ているのか、とあるファミリーキャンパーさんにお話を伺いました。
佐々木ファミリーに密着!
東京都八王子市在住の佐々木ファミリー。佐々木吉夫さん(39)・綾乃さん(37)・日葵(ひより)ちゃん(8)・心桜(こはる)ちゃん(5)の4人家族です。この日訪れたのは「湖山荘キャンプ場」
山梨県・山中湖のキャンプ場で一泊二日、三家族合同キャンプへ。天気は快晴、広い湖に富士山がドドーン!最高のロケーションです。人慣れした白鳥が水際までやってきます。「頭、なでられるかな?」子供たちはソワソワ。
ファミキャンのリアル事情をヒアリング!
キャンプ歴と、はじめたきっかけは?
穏やかな雰囲気の吉夫さん。都内大手IT企業にお勤めということで、気苦労も多いようです。キャンプ暦は今年で3年目になります。きっかけは、仕事のストレスですね……。もともと釣りは好きだったんですが、一人じゃなく家族でアウトドアを楽しみたいと思って。知人とのデイキャンプからテント泊へと、スケールアップしていきました。
そんな夫を支え、二人の元気な娘さんをパワフルにまとめる良妻賢母の綾乃さん。
よしおは冬になるとストレス溜まりすぎてヤバいね!私はそんなにアウトドア派でもなかったけど、よしおはキャンプ行かないとダメになっちゃうから。それなら、みんなで楽しもうかって。でも最近は、コーナンラックをチェックしちゃったり、私もハマってきたかも。
愛車と、選んだ理由は?
VOXYです。積載力を上げるために買い換えました。念のためのストックも多めに積みたいタイプなので、4人で乗っても荷物がたくさん入るのが良いですね。オプションのルーフネットで、更なる積載効率のアップを狙っています!(吉夫さん)
愛用テントは?
コールマンのBCクロスドーム。設営もカンタンで、妻でも建てられます。二年使っていてとても満足しているんですが、最近ちょっと手狭に感じてきたかな……(吉夫さん)。
キャンプで知った!家族の″こんな一面″は?
妻「(夫は)見た目と違ってアウトドアだった」
基本穏やかなんだけど、キャンプとなるとエネルギッシュ!ネットで情報調べてあれ買おうとか、次ここに行こうとか。キャンプに来ると子供ともよく遊んで、こんなに生き生きするんだって、びっくりでしたね。普段仕事で夜遅いので、子供もパパと長く一緒にいられて嬉しそうです(綾乃さん)。
夫「(妻は)意外と動く」
妻はお酒が好きで、普段飲みだすと動かないんですが(笑)。キャンプではテキパキ動いて、おいしいもの作ってくれたり。特に調味料についてはアツくて、いつもバッチリ揃えてきてくれて助かりますね(吉夫さん)。
子供はよく食べる!
普段から食欲はすごいけど、キャンプに行くとさらによく食べる!!お米はいつも多めに持っていきますね。特に次女が好きなのは、砂肝(笑)。5歳なのにシブいでしょ~(綾乃さん)。
キャンプで何が一番楽しい?
夫「家族や仲間と自然にまみれる!」
家族や友達と外遊びを満喫できるのが、最大の喜びですね。今日は会社の仲間二家族との合同キャンプなんですが、いつもオフィスで顔を合わせているメンバーとこんなに気持ちいいキャンプ場で集るのは、何だか新鮮です(吉夫さん)。
子供と川で魚のつかみ取りしたり。普段なかなかできない体験をさせてあげられるのも、アウトドアの良いところだと思います。もう、嫌なことはすべて忘れられます(吉夫さん)。
妻「昼から酒が飲める」
普段昼からなんか、なかなか飲めないでしょ~飲みたいけどね(笑)。キャンプに来てテーブルが出たら、ビールをプシュ!普段主婦として気兼ねしちゃうようなことも、キャンプなら解放的に楽しめる気がしますね(綾乃さん)。
子供と料理したりも
食べることが好きなんで、子供と一緒に料理もします。うちの定番のキャンプ料理は、豚汁!普段食卓に出してるメニューも、どうやって作られているのかを知る、食育の機会にもなりますね(綾乃さん)。
キャンプの準備、どう分担してる?
基本的に、大物ギアはすべて夫。服とかサニタリー系は私の担当。準備って細々したものがほんと大変だけど、そこで頑張った分現地での設営は夫中心。でもテント建てるのは手伝います!(綾乃さん)
服がね。上着が僕のだけ入ってないとか、ありました。まかせっきりはダメですね。それからは自分でも確認するようにしてます(吉夫さん)。
佐々木家自慢のギアは?
ハンモック
ネットで購入したものです。やっぱりアウトドアには、ハンモックかなって。僕はほとんど横になれないですけどね……(吉夫さん)。
子供が取り合って喧嘩するか、私が寝るか。だいたいそのどっちかだね(綾乃さん)。
焚き火台・トライポッド
ユニフレームの焚き台に、コールマンのトライポッド。この組み合わせ、いかにもアウトドアな雰囲気で気に入っています。今日は友達ファミリーが、ダッチオーブンで煮豚を仕込んでくれてます!(吉夫さん)
今回のキャンプの感想、次の展望は?
新しいテントがほしい!
一緒に来た家族がツールームテント使ってて、やっぱりいいなぁと。荷物は多めに持って行くほうなんで、前室が広いと置き場になりますよね。タープとテント、2つ立てなくて済むのも良さそう。妻のOKが出たら欲しいです(吉夫さん)。
グループキャンプで新たな発見
今回初めて会う家族もいたけど、子供も私もすごい楽しめました。家族オンリーも良いけどグループで行くと、こんな便利なものがあるんだっていう新しい発見もできますね。今回の収穫は、友達が使ってたユニフレームのクッカーセット。あれはいいわ!このメンバーでまた秋も行きたいです(綾乃さん)。
次に行きたいキャンプ場は……
伊豆の「宇久須キャンプ場」とか「だるま山キャンプ場」とか。山梨の「ほったらかしキャンプ場」も行ってみたい!子連れなので、自宅から二時間程度で行ける場所が良いですね。あとは解放感があって、とにかく嫌なことすべてを忘れて楽しめるロケーション抜群のところに行きたいです(吉夫さん)。
これからキャンプを始めるファミリーへひとこと
キャンプの良いところは、「一体感」。家族や仲間がギュッとなるあの感じ、最高の充実感です。これは行かないとわからないかも(吉夫さん)。
一緒の時間を過ごすことで仲も深まるし、相手の知らなかった一面が発見できたり。何より酒とおいしいご飯!これに尽きますね(綾乃さん)。
キャンプの数だけドラマがある
キャンプを終えて撤収の時。綾乃さんが「よしお~。このテーブル、どうやってたたむんだっけ……?」。終始豪快キャラながら、最後に可愛く夫に頼る綾乃さん。何も言わず優しくフォローする吉夫さん。そんな家族の本当の″バランス″がわかる瞬間が、キャンプにはいくつもあります。この夏、キャンプでしかできない発見を探してみませんか?佐々木家もチェックしてる!
キャンプへ行きたくなってきたら、さっそく場所決め。予約はお早めに!Go Camp With Your Precious!
大切な人とキャンプへ!