チェアゼロを自腹購入!果たして買いだったのか……?
都内某所のファストフード店にて。撮影のため後輩編集部員を待っていると、「寝坊しました!」との連絡が。……まぁしょうがない。いつものようにAmazonを波乗りしていたら、おすすめ欄にチェアゼロが載っているのを発見。あまり考えもせず”ポチッ”てしまってから、ものの3秒でタクティカルチェアを持っていることを思い出してしまった悲劇……。
どうせなら全く異なるチェアが欲しかったな、なんて思いもしましたが、せっかくならとキャンプ場でタクティカルチェアと比較してみました。
正直、あまり見かけないチェアゼロ。買いだったのか? この記事を読んで、みなさん判断してみてください!
まずは、チェアゼロの基本情報から!
チェアゼロの基本スペック
【総重量】510g【使用サイズ】約52×48×64cm(幅×奥行き×高さ)
【収納サイズ】約35×10×10cm(幅×奥行き×高さ)
【座面高】28cm
【耐荷重】120kg
タクティカルチェアの基本スペック
【総重量】1020g【使用サイズ】約52×53×67cm(幅×奥行き×高さ)
【収納サイズ】約37×10×12cm(幅×奥行き×高さ)
【座面高】34cm
【耐荷重】145kg
あとは、座り心地にも影響する座面高を見ると6㎝ほどチェアゼロが低くなっています。もう少し深ぼって考えてみると、キャンパーに人気のカーミットチェアの座面高が30㎝なので、それよりさらに少し低いという認識でいれば、イメージと違った!ということもなさそうです。
では、実際に比較してみた写真とともに、詳細にスペック比較してみましょう!
まずは収納時の大きさを見比べます
数値で見ると僅かな差ですが、こうして比較してみると、かなり大きさに違いがあるのがわかります。それこそ500mlのペットボトル1本をバッグに入れられそうなぐらい変わってきそうですね。
収納の仕方は?
収納ケースの違いを比べてみました。チェアゼロは、筒状のトップから入れるタイプ(HOME DECO & BEACHのチェアは全てこれ)ですが、タクティカルチェアは、チェアワン同様、側面からジップを空けて出し入れする仕様になっています。
感覚値ですが、やはりチェアゼロは口が狭いので、それなりにしっかり収納しないと入れにくい印象。しかし、タクティカルしかり、定番のチェアワンユーザーの方ならお分かりかと思いますが、サイドに大きく開く仕様だと、骨組みとファブリックを多少雑に入れてもすんなりと入ってくれるので、助かります!
広げてみました
広げてみました。座りながら手を伸ばし横に重心を動かしたときのきしみ具合は、”ヘリノックスクオリティ”に慣れている方だと、大丈夫かな?と思う方もいるかもしれません。
両チェアに、条件を同じくして座ってみました。パッと見はそれほど変わりがないようにも見えます。前述したように、座面高が違うのですが、チェアゼロのファブリックが薄手のせいか、タクティカルチェアよりも沈む感覚があります。さらには、あまりの薄さでドカッと勢い良く座ることを繰り返すとファブリックが伸びないか若干の不安があり、そっと座りました。
軽量の秘密は……ファブリックにアリ
チェアゼロ最大の魅力は、その軽さ。軽量化を実現した最大の理由が、ファブリックにあります。タクティカルチェアはナイロンですが、チェアゼロはポリエステルを採用。ポリエステルは、レインウェアのような触り心地のイメージです。
つまりはツルっとしているので、勢いよく座ると、お尻が滑る感覚を覚えました。そのため、”ファブリック伸びるかも”問題に加え、この”お尻滑る”問題も認識しておいた方がいいでしょう。
さらに、化繊につきものなのが”火の粉で穴空く”問題。ナイロンでも空きやすいのは周知の事実ですが、この薄さのポリエステルは、まさに一瞬。2㎜四方のファブリックがお亡くなりになりました。筆者の二の舞にならないよう、ご注意を!
日常を豊かにしてくれる、それがチェアゼロ
これまでネガティブなことばかり述べてきましたが、最終的には筆者は”買い!”という結論に至りました。
それはなぜか? それはその携帯性の良さ。コンパクトかつピカイチの軽量性を活かし、ピクニックやドライブに気軽に持ち運ぶことができます。もちろんタクティカルチェアや大定番のチェアワンでも移動手段によっては可能なのですが、ペットボトル1本分の重さという認識があるので、ちょっとしたおでかけ時、常に「あ、持って行こうかな」という意識が生まれます。(あと、”ファブリック伸びるかも”問題と”お尻滑る”問題は2回目のキャンプ時には気にならなくなっていました)
日常でも使える軽さが特徴のチェアゼロ。このチェアを持っていれば、より日常も快適になりそうです。
Carry Around & On!!
どこにでも持ち運ぼう、常にね!!