大きすぎないけど、荷物たっぷり!
キャンパーにとって、車選びの重要なポイントの1つ「積載量」。車体が大きければ当然積載量も大きくなり、キャンプ用品も存分に載せられます。でも、大きすぎる車体は運転の難易度が上がり、燃費も気になるところ……。
そんな方にオススメなのが、「コンパクトミニバン」!程良いサイズ感で女性も運転しやすいうえ、積載量も確保された設計だから荷物も十分に載せられます。
今回はオススメのコンパクトミニバン3種を比較&ご紹介していきます!
ピックアップ3車種!
トヨタ「シエンタ」
「トヨタ シエンタ」の大きな特徴の1つが、乗り降りのしやすさを考えた設計。コンパクトミニバンNO.1の低床で、地上からわずか330mmのフラットフロア。また、小さな子どもやお年寄りが握りやすい位置に手すり(アシストグリップ)も配置されており、安心して乗り降りできます。
また、3列目シートが床下に格納できる点も大きな魅力。跳ね上げ式と違い、奥行きあるフラットな積載空間を実現。
26インチのマウンテンバイク2台がそのまま積み込めるなど、モノの形や量に合わせてフレキシブルな荷室アレンジが可能です。
ホンダ「フリード/フリード+」
「ホンダ フリード」は3列シート6人乗りタイプと、7人乗りタイプが選べるのが特徴。7人乗りタイプでは、セカンドシートが「ベンチシート」仕様に。先代フリードより1~3列目シート間が90mmも拡大し、大人が快適に座れる空間を実現。
6人乗り2列目「キャプテンシート」仕様のタイプでは、2列目シートのアレンジなしで長尺物を乗せられるメリットが。
また「フリード+」は、2列シート5人乗り仕様で、3列目がないので広大なラゲッジスペースを実現。多彩なシートタイプで選べるのがフリードの魅力です。
ルノー「カングー」
1998年にフランスで誕生した「ルノー カングー」。国産車にはない個性的なデザインに、フレンチタッチのカラーバリエーションが魅力です。2列シートのみだから、広々としたラゲッジルームを確保。また、ラゲッジルームのフロアは地上高が低くてフラットなので、荷物の積み下ろしが楽に行えます。
それぞれこんな人におすすめ!
3車種について、それぞれどんなニーズにフィットしているのか比較してみました。街乗りを重視するなら「シエンタ」!
まず、街乗りを重視する人にオススメなのが、トヨタ シエンタ。前輪駆動(FF)のガソリンモデルで燃費を比較してみると、僅差ながらシエンタがトップに。
<燃費>
●シエンタ:20.2km/L
●フリード:19.0km/L
●カングー:14.7km/L
次に、車体の大きさと最小回転半径で比較してみたところ、最も小さくて小回りが利くのはシエンタという結果に。
ミニバンなのに全長4235mm、全幅1695mmとコンパクトで、最小回転半径5.2mだから住宅街の細い道での運転もストレスフリー。
<車体の大きさと最小回転半径>
・シエンタ:4,235 × 1,695 × 1,675 /5.2
・フリード:4,265 × 1,695 × 1,710 /5.2 ※
・カングー:4,280 × 1,830 × 1,810 /5.4
※フリードについては、もっとも小さいボディタイプの数値
積載を重視するなら「フリード+」!
次に、積載を重視する人にオススメなのは、「ホンダ フリード+」。高さが1255mmのフリードが、背高物が積みやすくなっている点を除けば、どの車種も高さ×横幅はしっかりと1m以上確保されており、大きな差はありません。<荷室の高さ×最大横幅>
・シエンタ:1,085mm × 1,240mm
・フリード:1,255mm × 1,080mm
・カングー:1,155mm × 1,131mm
広さの差が少ない3車種の中で「フリード+」がオススメの理由は、シートアレンジが豊富でオプションパーツが多い点。
「ハーフラゲッジモード」では、釣竿やクーラーボックスを載せても後席に乗車可能。また、耐荷重200kgの「荷室用ユーティリティボード」が荷室を上下に分割、反転させれば濡れたものも載せられるワイパブル仕様で秀逸です。
見た目を重視するなら「カングー」!
見た目重視の人にオススメなのは、やはり国産車にはない個性的なルックスの「ルノー カングー」。フレンチタッチのカラーバリエと、随所にブラックアクセントが施されたデザインで、一際目立つ存在に。左右に2段階で開くダブルバックドアも国産車には少ない仕様。
その個性的なデザインで日本での人気も根強いカングー。カングーオーナーが大集結するイベント「カングージャンボリー」が毎年開催されるほど。
同イベントは2017年で9回目を迎え、過去最高となる1,243台が来場しました。
積載量+自分らしさでニッチに選ぼう!
積載量は十分に確保されているのがもはや大前提のコンパクトミニバン。荷室の広さ自体は車種間でそれほど大きな差がありません。街乗り重視なのか、ラゲッジスペースのフレキシビリティなのか、見た目重視なのか、1番自分らしく使えるメリットを考慮して、あなたにフィットするクルマを見つけて下さいね。
もっとコンパクトな車が欲しい……
そんな方には、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車がおすすめです!Trying to find the benefits to fit their own!
自分にフィットするメリットを見つけよう!