キャンプ目線で選んだ、先輩キャンパーたちの愛車履歴【#2:SANZOKUMOUNTAIN サンゾーさん】

アイキャッチ画像・記事内画像撮影:筆者

SANZOKUMOUNTAIN サンゾーさんの愛車遍歴

撮影:下城英悟
車は人生の中でも大きな買い物。慎重に選ぶのはもちろんですが、キャンパーであれば、キャンプに使えるのか、不便はないのか、といった情報を知りたいところです。

そこで本企画では、先輩キャンパーたちが乗り継いできた愛車履歴をキャンプ目線で掘り下げて紹介していきます。

第二回目はSANZOKUMOUNTAINのサンゾーさん(@sanzokoumuten)にお話を伺いました。

4WDを探していたら、限定発売のランクル70に出会う


ソロキャンプからファミリーキャンプまで、フットワーク軽く日本全国をキャンプしているサンゾーさん。

キャンプの相棒は意外(?)にもトヨタのウィッシュからはじまり、日産のキャラバンを経て、トヨタのランドクルーザー 70シリーズに行き着きました。

ランクルは見た目が好きで、欲しいなと思っていたのですが、中古だとエンジントラブルなどが多いという話も聞いていて。

家族の意見もあって、候補からは外れていました。でも、ちょうどいいタイミングで30周年記念モデルが発売されたんです。

悪路走行に適したヘビーデューティ仕様として、1984年に販売をスタートしたトヨタのランドクルーザー70シリーズ。ちょうど生誕30年となる2014年の夏に、期間限定で発売されました。そのタイミングで購入したサンゾーさん、6年乗ってみて「不満はほとんどない」と大満足の様子です。

早速、ランドクルーザー 70シリーズ(バン)に至った理由やお気に入りのポイント、サブカーとして乗っているという小さな愛車エブリイを紹介していきましょう。

【現在の愛車:その1】トヨタ ランドクルーザー 70シリーズ(バン)

トヨタ ランドクルーザー 70シリーズを選んだ理由


当時の雰囲気はそのままに、現代的な内外装デザインや安全装備を施した30周年記念モデルのランドクルーザー 70シリーズ。

随所にサンゾーさん流カスタムが施されて、マッチョな見た目は男心をくすぐります。そもそも、なぜこの車にしたのでしょうか?

河原とか急な砂利道とか、悪路のキャンプ場へ行くときには4WDが必要だと感じていたんです。

ランクルの前は二駆に乗っていたので、乗り換えるなら“4WDでクラシックな見た目”というのが条件でした。新車でランクル70が買える機会はこの先ないだろうと思い、発売のタイミングで購入しました。

 

新車で購入して6年が経過しますが、今のところトラブルもなく快適。以前は日産のキャラバンでキャンプに行っていたので、それと比べてしまうと積載が少し物足りない部分はありましたね。

でも、ルーフキャリアを付けたことで問題は解決。ラゲッジスペースには棚を付けて使い勝手を良くしました。

写真はキャンプ撤収時に撮影させていただいたもの。家族3人分の冬キャンプ装備+アルファのギア類も十分に積載できるスペースなので、満足しているそうです。

ここがキャンプにいい!

ランクル70にして一番良かったことは、どんな道でも気にせずにグイグイと入っていけるところ。

今年、四万十川でカヤックキャンプをしてきたんですけど、河原にも難なく入っていけるのはとにかく頼もしい。雪道などの悪路でも、ガンガンいけちゃいます。

V6・4.0Lガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせて実現した高い走破性は、これまで培ってきたランドクルーザーの強み。それを満喫できることが、何よりも選んで良かったポイントだそう。

随所に光る、サンゾー流カスタム

ベージュとブラックの2色で統一したくて、細かいパーツはすべてブラックに統一しました。

両サイドのステップとサイドミラーがまだシルバーなので、ここを黒くしたらカスタムは完成ですね。タイヤは2インチアップして、東洋タイヤのごっついモデルに履き替えています。

出典:TOYOTA
こちらが30周年記念モデルの“つるし”の状態ですが、サンゾーさんのランクル70と比べると違いは一目瞭然。

このままでも十分にかっこいいですが、サンゾーさんのは男前度がさらにあがっていますね。


フロントに取り付けたブラックのバンパーはサンゾーさんのお気に入りカスタムのひとつ。ナンバープレートの下にはウインチも装着しています。

オフロード専用コースとかだと、ウインチを使って遊んだりできるんですけど、いまのところは飾りと化してます(笑)。

バンパーを付けたことで、元のナンバープレートの位置が空洞になっちゃうのが気になって。WOARのM8000というモデルを付けています。

購入を検討する人にアドバイス

デメリットがほとんど見つからないのですが、唯一挙げるとすれば燃費。ハイオクでリッター5Lくらいが平均的なので、遠出のコストは他の車より高く付きますね。それでも、どこへでも連れて行ってくれる頼もしい一台ですよ。

発売当時の価格は360万円ですが、中古市場では価格が高騰中! 人気があるのも頷ける一台ですね。

【現在の愛車:その2】ソロキャンで活躍しているスズキの「エブリイ」

スズキ エブリイを選んだ理由


2019年、奥様用にと追加購入したスズキのエブリイ。当初はキャンプ用ではなく、日常使いの予定だったそうですが──。

普段の買い物などには小回りの利く軽が便利なので、中古で購入しました。平成8年式なので、重ステ&マニュアル。

なかなかわがままな車体ですが、4WDなので悪路でもスイスイ行けるのが特徴です。最近は、僕がソロキャンするときの相棒としても重宝しています。

外装は奥様の好みでコヨーテにオールペン。キャンプ場にあっても、まったく違和感ない一台に仕上がっています。

ここがキャンプにいい!

貨物登録なので後部座席は元からありません。ですので、ソロキャンプの車中泊にちょうどいいサイズ感なんです。

ギアも最低限にしておけば、設営・撤収もすぐにできるので、サクッとキャンプに行くときはランクル70よりもエブリイのほうが気楽ですね。

たしかに、内装をラグやギアで飾れば、あっという間にお洒落空間を作れてしまう軽バン・ライフ。

年式にもよりますが、数十万円で買える中古の軽バンは、セカンド・キャンプカーとしても狙い目ですね。

【過去の愛車】今は仕事専用。日産の「キャラバン」


ランドクルーザー 70シリーズを購入する前のメインカーとして活躍していた日産のキャラバン。サンゾーさんが、仕事とキャンプの兼用として選んだ一台です。

もう10年以上乗っていますね。たくさん道具が詰めるのでキャンプでも重宝していたのですが、4WDではないので、悪路のキャンプ場は無理でした。

中古で購入したのですが、今でも調子がよくて、仕事で毎日のように使っています。キャンプ用に検討しているのであれば、ディーゼルターボのモデルがいいと思います。

【未来の愛車】三菱の「デリカ スターワゴン」をフルカスタム


ランドクルーザー 70シリーズとの出会いでキャンプ車の最適解を見つけたサンゾーさんですが、もうひとつやってみたいことがあるといいます。

三菱の古いデリカが気になっています。特にスターワゴンの二代目。内外装をフルカスタムして、家族で車中泊できるキャンピングカーにカスタムしたいですね。

80年代のキャンパーたちを魅了した名車が、サンゾーさんの手で現代に蘇る日を期待しましょう。

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