さあ朝だ!……まず、何をどうするんだっけ??
キャンプ場で一晩楽しく過ごして迎えた朝、待っているのは「撤収」です。区画・フリーサイトに関わらず、ほとんどのキャンプ場には決められたチェックアウト時間があり、定時までにキレイサッパリ片付けを終えなくてはなりません。
ところが、楽しむほどに散らかるのがキャンプ。「前夜の洗い物がまだ残ってる」「シュラフを乾かし忘れた!」「テントの裏が濡れていて畳めない……」といった片付けを阻む事態を減らすために、撤収の流れを頭に入れておきましょう!
【大前提】チェックアウトの時間を確認しておこう
チェックイン・アウトの時間は、キャンプ場ごとに異なります。何時に入って何時に出なくてはいけないのか、決められたルールを守るには時間をきちんと把握しておくことが大前提です。撤収の流れを具体的に
撤収日当日の朝、片付けを効率よく進めるためのスケジュール例をあげてみます。いつもチェックアウト直前に慌ててしまうという方、今いちど確認してみてくださいね!「11時チェックアウト」の場合の、撤収スケジュール例
6:00 起床
撤収は朝食後に開始するとして、チェックアウト時間から逆算してどれくらいかかるのか。キャンプの熟練度にもよりますが、不慣れなうちは3時間は見ておくと安心です。あまり遅くまで寝ていると後々時間がなくなるので、6~7時くらいには起きられると良いですね。
7:00 朝ごはん
炭調理は消火に時間がかかるので、撤収当日の朝ごはんはバーナーでできる簡単なもので済ませるのが良いでしょう。おすすめは、手軽でアウトドア感もあるホットサンドメーカー。焼けカスを落として軽く拭き取るだけでもOKと、使用後のお手入れが楽なところもポイントです。
この時、洗い物を出さないようにすればさらに後が楽。前日に洗い終わっているお皿を使うなら、ラップを敷けば、汚れたラップを捨てるだけで済みます。
8:00 シュラフを干す・テント内を乾燥させる
「しまう前は乾かす」が基本のシュラフ・テント。たいてい露や呼気で湿っているものなので、この時間に日干ししておきます。シュラフは車の屋根やドアにかけたり、ロープを張って干したり。共有スペースを邪魔しないよう配慮しながら、乾かしましょう。
テントはジッパーを開けて、風を通します。この時、テント内に脱ぎ散らかした服や持ち込んだ小物なども回収しておくと、テント本体の片付けがスムーズに進みますよ。
9:00 細々としたものから片付けを開始
朝食が終わったら、細かいものから順に片付けていきます。ランタン・懐中電灯・火バサミ・洗っておいた食器類など、整理しながら入れていくと次に使う時もすぐに見つけられます。この時余裕があれば、「ガスがもうすぐなくなりそう」「マントルの買い置きがない」など、不足品を確認して覚えておくと後々不備なく済みます。
10:00 テントを片付ける
いよいよテントの撤収です。フライシートを外してまだだいぶ濡れているようなら、日向でさらに乾燥させます。天気が良ければみるみる乾いていきますが、曇などでいまいち進まない場合や時間が無い時に備えて、拭き取り用の雑巾があると良いでしょう。
インナーシートは表面が乾いていても裏が湿っている場合があるので、底面も乾かします。抜いたペグは土を落とし、時間に余裕がありそうなら洗って乾かしたいところです。
10:30 テーブル・チェア・タープを片付ける
ファミリーキャンプの場合、大人が撤収にかかりっきりになっていると子供は退屈なもの。座っておやつを食べたりするので、チェア・テーブルは撤収終盤で片付けるのがおすすめです。タープは、テントより後に片付けます。サイトにタープを残しておくと、夏場など陽射しが強い場合も子供たちをタープ下で待機させることができます。
チェアの脚はかなり汚れているので、雑巾で軽く拭いてからしまいましょう。
10:50 ゴミをまとめて撤収完了!
片付けた道具はひとまとめにして、車に積み込んで完了です。この時点でチェックアウト5~10分前であれば、お見事!撤収中は後から後からゴミが出てくるので、ゴミは最後にまとめるのが効率的です。
ゴミを捨てて帰れないキャンプ場もあるので、分別含めルールをしっかり確認して守りましょう。
「まだ帰りたくない」そんな時は・・・
「時間に追われながら撤収したくない」「単純にまだ帰りたくない」という場合、キャンプ場によってはデイキャンプ利用で延長をかけられるところもあります。ハイシーズン以外限定であったり、そういったサービスを受け付けていないキャンプ場もあるので、かならず管理棟に確認を! 時間外も勝手に居座るのは、もってのほかです。
「来た時よりも、きれいに!」が撤収のお約束
撤収の流れは、つかめましたか? 決められた時間内に撤収することはもちろん、次に利用する人のためにも来た時以上にきれいにして、気分よくキャンプ場を後にしましょう!理想は、2泊3日
せっかくのキャンプも、1泊だと自由時間は案外短いもの。料理・アクティビティ・景色堪能など、何をするにも時間に余裕のある2泊3日のキャンプススメ!Clear Your Gears Up In Turn!
順番に撤収しよう!