【コールマン新製品を先取り】「マスターシリーズ」リニューアルでテントがさらに充実!まったく新しいギミックも登場

【速報レポート】コールマン2020年新製品の展示会


今回の展示会では、「フェスキャンプ」、「ファミリーキャンプ」、「マスターシリーズ」の3つのセクションで展開。新製品を中心に、それぞれのスタイルに合わせたアイテムがディスプレイされ、コールマンの世界観が表現された展示会となっていました。


人と人をつなぐきっかけになるという想いが込められた「灯そう。」というコンセプトを掲げて3年目となるコールマン。今回発表のアイテムで、その「灯そう。」というコンセプトをさらに幅広いスタイルのキャンパーに向けて提供していく意気込みを感じます。

“まったく新しいシステム”を搭載したテントや、「ダークルームテクノロジー」シリーズの新製品、新しいマスターシリーズなど注目のアイテムが目白押しとなった今回の展示会。早速レポートしていきましょう!

「ダークルームテクノロジー」シリーズにさらなるラインナップが登場

遮光、遮熱に優れた素材を使い、日光を90%以上ブロックするコールマンの「ダークルームテクノロジー」シリーズ。夏場でも、涼しく快適に室内で過ごせると人気のシリーズに、さらにアイテムが追加されました。

新しくなったタフスクリーン2ルームハウス


これまでも「ダークルーム」の2ルームテントはありましたが、従来品はリビング部分にも遮光性の高い生地を採用していたため、「ちょっと暗い」というユーザーからの声が。その課題に対応したのがこの新モデルです。


リビング部分には通常のポリエステル素材を採用することで明るくし、新たに付属したテントの天井全体を覆うルーフフライと寝室部分にダークムールテクノロジー素材を採用。日が昇っても寝室は涼しく、リビングは遮光、遮熱を確保し明るく快適に過ごせるように改善されています。

【タフスクリーン2ルームハウス/MDX+】
価格:74,364円(税別)
サイズ:インナー/約250×300×175(h)cm、リビング/約290×340×215(h)cm
収納サイズ:約34×74cm
重量:約19.5kg

【タフスクリーン2ルームハウス/LDX+】
価格:83,455円(税別)
サイズ:インナー/約250×300×185(h)cm、リビング/約350×365×220(h)cm
収納サイズ:約36×75cm
重量:約20kg

Xポールになったダークルームのヘキサタープ


こちらはダークムールテクノロジー素材のヘキサタープ。これまでも「ヘキサタープ/MDX+」はありましたが、今回、より設営が簡単にできるようにと「Xポール」を採用。サイドポールも2本付属してお値段もお手ごろなので、ビギナーキャンパーさんが最初に買うタープにオススメと言えそうです。

【XPヘキサタープ/MDX+】
価格:19,819円(税別)
サイズ:約460×435×230(h)cm
収納サイズ:約18×72cm
重量:約7.2kg

設営簡単なシェードもダークルームに仲間入り


ダークルームシリーズの新しいアイテムとして登場したのがこの2アイテム。ポップアップ式の簡単設営シェード「クイックアップIGシェード+」(写真右)と、クロスフレーム式の「スクリーンIGシェード+」(写真左)です。

いずれも通気性の良いメッシュ部分には、接触した虫をノックダウンするOlytecを採用し、海水浴や、日陰のない公園、芝生でのピクニックなどに大活躍すること間違い無し。設営もとっても簡単なので、「普段、テント設営はパパにお任せ」というママでも、一人でパッと組み立てることができます。

【クイックアップIGシェード+】
価格:8,437円(税別)
サイズ:約210×150×125(h)cm
収納サイズ:約⌀59×8cm
重量:約2.7kg

【スクリーンIGシェード+】
価格:9,073円(税別)
サイズ:約210×180×120(h)cm
収納サイズ:約⌀15×60cm
重量:約3kg

人気のツーリングドームもダークルームに追加


コンパクトで人気のソロ用テントの定番モデル「ツーリングドームST」もダークルームシリーズに仲間入り。別売りのキャノピーポールで前室を張り出せる仕様などはそのままに、時間も暑さも忘れて一人でゆっくり快眠できるテントとなっています。

【ツーリングドーム/ST+】
価格:18,000円(税別)
サイズ:インナー/約120×210×100(h)cm、フライ/約270×210×110(h)cm
収納サイズ:約19×49cm
重量:約5kg

「少しでも快適に」をカタチにしたコールマンの新作を一挙紹介

ナチュラルカモ柄がかわいいツーリングドーム


ダークルームシリーズでもご紹介した「ツーリングドーム」シリーズの2〜3人用モデルにナチュラルカモ柄が新登場しました。ちなみに、写真手前に写っているチェアと30Lのソフトクーラー、少し見えにくいですがテント内にある同柄の寝袋も新製品です。

じつはこれらのアイテムは、コールマンの新シリーズである「ストンプシリーズ」のモデル。自然の風景と調和するナチュラルな柄で、サイトを統一してみるのもおすすめです。野外フェスなどでは、逆に自分のテントサイトを見つけやすくなるかもしれませんよ!

【ツーリングドーム/LX(ナチュラルカモ)】
価格:21,800円(税別)
インナーサイズ:約210×180×110(h)cm
収納サイズ:約⌀24×60cm
重量:約5.6kg

勝手に膨らむ手間要らずなインフレータブルマット

iPhoneの3分の2程度まで膨らむとあって、寝転んだときの快適さは秀逸
最大10cmもの厚みがこれまでにない寝心地を提供してくれるインフレータブル式のスリーピングマットです。


最大の特徴は、息やポンプで空気を入れなくても自動で空気を取り入れるバルブ構造になっている点。バルブを開けておくと、シュ〜っと空気を吸い込みながら勝手に膨らんでくれます。


横幅約68cmのシングルと、約132cmのダブルの2サイズ展開。キャンプはもちろん、急な来客時のマットとしても活躍してくれます。

【キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル】
価格:12,546円(税別)
サイズ:約198×68×9.7cm
収納サイズ:約82×23×23cm
重量:約3kg

【キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル】
価格:18,000円(税別)
サイズ:約198×132×9.7cm
収納サイズ:約69×33×33 cm
重量:約5kg

着火が超簡単な送風ファン付き炭火グリル


こちらの炭火グリルは、なんと本体底部に風力調整可能なファンを内蔵。ガストーチの炎を当て続けているかのように、力強く着火をアシストしてくれます。


ファンは便利な乾電池式(単三乾電池8本〈別売り〉)。ファンをオンにすることで途中で落ち着いてしまう火力も一気に復活させることができ、うちわの仰ぎも不要になります。

【クールスパイダープロ/L ファン】
価格:15,273円(税別)
サイズ:約80×52×40/70(h)cm
収納サイズ:約75×37×18(h) cm
重量:約7.7kg

軽量コンパクトな2つ折りテーブル


こちらは、ありそうでなかった軽量の2つ折りテーブル。スタイルに合わせて、高さを41cmと70cmの2段階に調節することができます。

コールマンのフラグシップであるマスターシリーズには、天板に同類似素材のアイテムがあったのですが、好評につき今回通常のファニチャーラインに新たにラインナップされました。

【フォールディングリビングテーブル90】
価格:12,546円(税別)
サイズ:約70×90×41/70(h)cm
収納サイズ:約36×90×9 cm
重量:約5.1kg

【フォールディングリビングテーブル120】
価格:14,364円(税別)
サイズ:約70×120×41/70(h)cm
収納サイズ:約36×120×9 cm
重量:約5.5kg

メッシュがほどよく視界をブロック


タープの前などに張ることでプライベートな空間を作れるメッシュのスクリーンが新たに登場。上の写真のなかに人物が2人いるのですが、どこにいるのかわかりますか? メッシュ素材ながら、しっかり視界を遮ってくれます。目隠しになるのはもちろん、風もブロックしてくれます。

【スクリーンメッシュウォール】
価格:4,528円(税別)
サイズ:約300×145(h)cm
収納サイズ:約⌀9×59 cm
重量:約1.7kg

タープ一体型の新型テントに注目!


こちらが、記事冒頭で“まったく新しいシステム”と紹介したテント。一見、普通のタフドームのように見えますが、じつはこのテント、タープ一体型の2ルームハウスになっているんです。


キャノピータープは完全に一体化しているので、隙間から雨が吹き込んでくる、なんてことも皆無です。タープの片側がテントにくっついているので設営も簡単。これひとつでオープンタープとテントの役割を果たしてしまう、驚きのギミック。


キャノピー部分のドアはフルクローズすることができるので、子供を寝かしつけたあと、タープ部分でゆっくり大人の時間を過ごす、なんて使いかたもできるんです。

【タフオープン2ルームハウス】
価格:45,273円(税別)
サイズ:インナー/約250×300×175(h)cm、リビング/約370×420×220(h)cm
収納サイズ:約35×73cm
重量:約14kg

マスターシリーズのロゴデザインが一新!


コールマン・ジャパンのオリジナル企画のテントであり、フラッグシップモデルでもある「ウェザーマスター」シリーズが「MASTER SERIES」というシリーズ各ロゴで一新し、テントも3モデルが一気にラインナップしました。今回の展示会の目玉ともいえる3アイテムを紹介していきますね!

コクーンはちょっと大きい…という方に!


まずは、今回発表の3モデルのなかで最もコンパクトな「4S ワイド 2ルーム カーブ」。ウェザーマスターシリーズの人気テント「コクーン」がいいけど、少し大きすぎる……と思っていた方に向けて開発をしたそうです。


今回の「MASTER SERIES」共通なのですが、インナーテントのサイド面には遮熱、遮冷性、通気性に優れたコットンポリエステル素材を搭載。商品名にある4Sは「4 Seasons(四季)」の意味で、特に夏の寝苦しいジメジメした夜も快適に過ごせます。

また、フルクローズ可能でスカートも完備している完璧さ。冬は暖かく過ごすことができ、まさに一年中快適に過ごすことができるのです。

【4S ワイド 2ルーム カーブ】
価格:105,273円(税別)
サイズ:インナー/約225×300×185(h)cm、リビング/約350×350×200(h)cm
収納サイズ:約34×83cm
重量:約24kg

人気のモデル「コクーン」がさらに広く快適に


こちらは、シリーズの定番モデル「コクーン」の後継にあたる新作。これまでのコクーンの広々したスペースに加え、今回新たにサイドキャノピーを追加。さらに広い空間を確保しながら、テント横面を開放していても、日差しがテント内に入り込むことを防いでくれます。


サイドキャノピーは真ん中で分かれているので、片方だけを使うなどシーンに合わせてアレンジしやすいのも嬉しいポイントです。


また、インナーテントが1つ標準装備されているのですが、このインナーテントを追加購入することで、寝室を2つにしてグループキャンプを楽しめる仕様にもなっています。

【4S ワイド2ルーム コクーンⅢ】
価格:158,000円(税別)
サイズ:インナー/約240×360×195(h)cm、リビング/約430×400×220(h)cm
収納サイズ:約40×85cm
重量:約34kg

タープ一体型テントが「MASTER SERIES」からも登場


こちらは、さきほど紹介したタープ一体型テント「タフオープン2ルームハウス」のMASTER SERIES版モデルです。マスターシリーズのハイスペックなテントで、コールマンの新作であるタープ一体型テントを体験したい方は、ぜひこちらをチョイスしてみては?インナーテントを外せば、大型のタープ&シェルターとしても使えます。

【4S ワイド2エアリウム】
価格:81,637円(税別)
サイズ:インナー/約250×300×175(h)cm、リビング/約380×420×220(h)cm
収納サイズ:約32×75cm
重量:18.5kg

シーンにさらなる広がりを持たせる2つのテーブル


そして最後に、マスターシリーズの新作テーブルを2つご紹介。高さを3段階調節できるテーブル「バタフライテーブル90」(写真右)と、天板サイズ50cm×40cmという小型の「バタフライサイドテーブル」(写真左)が新登場。既存の120から、新たなサイジングが出てきて選択肢が広まったのは嬉しい!

マスターシリーズのテントと合わせて、ラグジュアリーな空間を作ってみてはいかがでしょうか。

【バタフライテーブル90】
価格:16,000円(税別)
サイズ:約70×90×44/60/70(h)cm
収納サイズ:約36×90×9cm
重量:約4.9kg

【バタフライサイドテーブル】
価格:8,619円(税別)
サイズ:約50×40×44(h)cm
収納サイズ:約40×60×6.5cm
重量:約2kg

まだまだ新製品は続々登場!

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今回は紹介しきれませんでしたが、コールマンからはこの他にもバックパックなどの新作が豊富にラインナップする予定です。ぜひ、今後も新製品のリリースを楽しみにしてください!

コールマン ジャパン社長の中里豊さんにインタビュー


本日はお時間いただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

こちらこそ、ありがとうございます。よろしくお願いします。

ブランドのコンセプトである「灯そう。」について、ご説明いただけますか。

中:私たちの目指すビジョンに、「コールマンは、アウトドアで家族、仲間、自然が触れ合うことで生まれる心のつながりを大切にします」というものがあります。

人と人の距離がぐっと近づくキャンプ。そんなキャンプを通じて大切な仲間や家族との絆を“灯して”欲しい、そんな願いを込めて「灯そう。」という言葉を使っています。

「灯そう」をコンセプトに掲げて今年で3年目となります。今年はどのような年になるのでしょう。

中:幅広いラインナップを揃え、アウトドアを楽しむ全ての方に応えていきたいというポリシーは毎年変わりません。しかしそのなかで、2018年はベテランのキャンパーさんに訴求し、2019年はビギナーさんをとくに意識してきました。

そして2020年は、エントリーキャンパーさんにアウトドア体験を提供したいと考えています。


具体的にはどのように?

今年、コールマン主催の大型キャンプイベントを約1,000人規模で初開催しました。

キャンプを始める一歩がなかなか踏み出せない方、不安のある方もコールマンスタッフがサポートし、安心して楽しんでいただけました。非常に好評をいただいたと同時に、さらに面白くなるようなアイデアをお客様からも提案いただきました。2020年の企画が楽しみです。

また2018年から発売し、好評いただいているダークルームのテントシリーズはさらに涼しく快適に、立てやすくしました。ライトレジャーに使いやすい簡易的なシェードも加えフルラインナップになりました。

これによりあらゆるアウトドアシーンを涼しく快適に過ごしていただけます。こうしたアイテムをきっかけにして、キャンプ市場をもっと拡げていきたいですね。

ビギナーの方は、まずどんなキャンプスタイルを目指すべきなのでしょう?

難しい質問ですね。じつは私は、「こういうキャンプをして欲しい」という具体的な思いは持っていません。雰囲気をイメージしやすいように参考としてキャンプスタイルを提示することはありますが、それは決して「目指すべきもの」として提案しているわけではないんです。

「キャンプはこうあるべき」というのが決まっていないのが、キャンプの良さだと思います。

日本人はとくに「こうあるべき」という型にはまりがちですが、キャンプする時くらい「こうしたい!」という気持ちを大切にして、各々のスタイルを構築していけばいいと思う。それがキャンプの醍醐味ですしね。その気持ちを応援できるような製品を作っていきたいんです。

なるほど! 今後キャンプ市場はどうなっていくのでしょう。

キャンプ人口は1,600万人にも達した90年代後半の第一次キャンプブームと比較すると、今の市場はブームではなく、堅調に成長していると考えます。

当時はほとんどがファミリーキャンプでしたが、今ではキャンプスタイルもキャンプフィールドも多様化しています。

たしかに、新しいキャンプスタイルが次々と生まれています。

生き方、働き方、そして家族や性別の在り方も多様性が認められてきている。その変化が、キャンプスタイルの変化として表れているのだと思うのです。

日本人のライフスタイルはさらに変化していくのでしょうか。

なんとなく息苦しくて重い空気が流れる現代社会ですが、こういう時代こそ、ライフスタイルが変革するタイミングなのだと思います。特にいまの若者は働き方も柔軟だし、仕事・休暇に対する考え方も変わってきています。

よって、今後の日本人のライフスタイルはさらにもっと早く変化するでしょう。しかし、キャンプの持つ「人と人との距離をぐっと近づける力」は変わらないと信じています。そんな時代の流れに寄り添いながら、ひとつのキャンプブランドとしてみなさんのキャンプを、そして暮らしを明るく灯していきたいですね。

ライフスタイルや時代の変化を敏感にキャッチしながらブランドの舵を取る中里社長。これから先、どんな新しいアイテムがコールマン ジャパンから登場するのか、ますます目が離せません。

 

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