スタイルに合わせてフォーメーションを自由に楽しめるテーブル
ファミリーやソロなど色々なキャンプスタイルを楽しみたい場合、ギアもそれに合ったものを使うのが理想ですよね。
そんなアイテムのひとつがテーブルですが、スタイルに合わせてフレキシブルに使える便利なテーブルがあるのをご存じでしょうか?
それがこちら!FLYFLYGOのアルミテーブル
4脚を集めれば広めのメインテーブルになり、逆に人数が少ない場合は単体でも使えるこのテーブル。SNSでいろいろな組み方をしているキャンパーもチラホラ見かけます。気になってAmazonで調べてみると……なかなかの高評価! というわけでさっそく入手して、その実力を確かめてみることにしました。
FLYFLYGOのテーブルはこんな人にオススメ
・ソロやファミリーなど、その時のキャンプに合わせて使いまわせるテーブルが欲しい!
・軽量コンパクトで設営も簡単なテーブルが理想的
・テーブル周りを綺麗に整理したい
FLYFLYGOって、どんなブランド?
公式ホームページがなく、通販サイトに様々な商品が並ぶ謎多きブランド。しかし商品ラインナップを見てみると、陣幕やハンガーといったトレンドアイテムからテントやタープなどベーシックなギアもそろっています。
価格も手頃で、これまたどれも高評価! 期待を膨らませつつ、テーブルの中身を見ていきましょう。
FLYFLYGOアルミテーブルのスペックをチェック
サイズはLとSがある
サイズはLとSがありますが、大きいサイズのLでも片手で持てるほど収納状態はコンパクト。さて、さっそく開封していきますよ!
フレームと天板と付属品
こちらがLサイズの中身。本体のフレームと天板のほかに、何やら付属品も入っています。
天板はアルミ製なので、バーナーを使った料理もテーブルの上でできそうです。
セッティングとサイズ感
骨組みがショックコード式になっているので、接続部分に差し込むだけと組み立ては超簡単。あとは天板を骨組みにはめ込めば完了です。
サイズ感としては1~2人での使用にちょうど良く、ロースタイルのメインテーブルやキッチンテーブルとして使うのに良さそうです。
これは嬉しい!充実した付属品
テーブルを最大限に活用するための付属品があらかじめ付いているのが嬉しい! どれも四隅の結合用の穴に差し込むだけと、セッティングも簡単です。
ネットは脚部分に高さ固定用のゴムが付いているので、このゴムの位置で高さの調整もできます。キャンプでの使用が想定された「ここにあれがあったら便利だな~」を実現してくれるアイテムが標準装備というのは嬉しいですね。
ちなみにSサイズはこの通り。組み立てなど基本はLサイズと同じですが、Sサイズには拡張ポールとフックが付いてきません。
設営簡単で付属品も充実と期待値高め。さっそくキャンプシーンを想定して使ってみたので、その実力を紹介します!
キャンプシーンでの実力はいかに?
まずはLを使ってみた
座面高さ31cmのローチェアとのバランスがちょうど良く、テーブルでの食事やコーヒーを淹れるのも快適。
幅35.5cmと少し小さく感じるかもしれませんが、テーブル下のネットや横のフックがあることによって不要なものをしまい込めるのでテーブル上はすっきり使えます。
そしてポールにはランタンをかけておけるので、夜で手元が見えづらいときも安心。
テーブル下に小物収納スペースがあるのも何かと便利。ネットの張り感もしっかりしていて、携帯や水筒を置いておくにも大丈夫です。
耐久性は?
すでに予想以上の使い勝手を見せているにもかかわらず、お値段は1万円以下。となると気になるのが耐久性です。メーカー記載の耐荷重は20kgとなっていますが、実際の使い勝手としてはどうなんでしょうか?
せっかく買っても壊れてしまっては意味が無いので、今回は実際にキャンプで使いそうな重量物を載せて耐久性を検証してみました。
まずは、小物ギアを入れたコンテナボックスでトライ。重さは2個で約9kgです。中央部分に若干のたわみは見られますが、まだまだ安心して載せられる雰囲気。
次は水を満タン入れた2Lペットボトル計7本! 総重量約15kgです。
さすがに15㎏の重量級となるとたわみは大きく、中央部分から折れてしまわないか少し心配に……。支えの無い中央部分に集中して荷重がかからないよう、分散させた方が良さそうです。
耐熱性は?
アルミ素材で耐熱温度は150℃とされていますが「加熱された鍋は直接置かないでください」との記載も。これについては炊飯した熱々のクッカーを鍋敷きの上に置いてみたので、熱によるダメージはありませんでした。
破損や変形のもとにもなるので、加熱された調理道具を置くときは鍋敷きやタオルを敷くのが良さそうです。
Sも使ってみた
Sサイズはソロでコンパクトに使うのにちょうど良いサイズ。焚き火のサイドテーブルなんかにもちょうどいいサイズ感です。
LとSそれぞれの使い勝手をチェックしてみましたが、次はこのテーブルの真骨頂である“拡張性”をチェックしてみましょう!
可能性は無限大!拡張バリエーション
Lサイズ1個+Sサイズ1個で横広に
このFLYFLYGOアウトドアテーブル最大の特徴が、無限連結! まずはシンプルにLサイズ1脚とSサイズ1脚を繋げて、テーブル面を広げるパターン。
テーブル同士は付属のプラスチック部品を脚部に繋いで連結する仕様で、どちらのサイズも持っておけばシチュエーションによって対応できます。
キッチンテーブルとして使うなら、バリエーション持ちがオススメ!
キッチンテーブルとしての使い方を想定してツーバーナーを置いてみたところ、作業スペースが狭く若干窮屈だったのでSをプラス! もう少し広さが欲しいな~というときにサッと拡張できるのはとても便利です。
また、調理の動線を考えると小物をかけられるフックや焼き加減が見られるようランタンを吊るすポールはやはりあった方が良いので、キッチンテーブルとして使うならL+Sのセット使いがオススメです。
同サイズ/サイズ違いで色々な組み方ができる
Sサイズ2個を縦に重てラック仕様にしつつ、その横にLを置けば作業スペースも広々。ネットは天板の上にセットすれば、軽いものと置く棚として二段化もできますね。横並びで使えるテーブルは他メーカーにもありますが、縦にジョイントできるのはFLYFLYGOならでは。連結されたスタイルは快適性抜群、組み合わせ次第で様々なスタイルを楽しめます。
大人数なら“会議室”スタイル!
いくつものテーブルが連結されていて、まるでどこかの会議室にも見えてきますね。現在は取り扱いがないようですが、コーナーテーブルを使えばL字に組めてさらに快適そうです。ちなみにスノーピークのアイテムがバッチリはまるんです!
このテーブルがキャンパーに人気である理由のひとつが、スノーピークのギアとの相性。天板2枚を外せば「ギガプレートバーナー」がピッタリ! 純正品かというほどフィットしています。こちらは「雪峰苑」をピッタリはめて、テーブルの一角を鉄板に。鉄板が一体化されたテーブルはバーベキューも快適そうですね。
Lサイズ2つのうち、1つに「フラットバーナー」がシンデレラフィット! コーナーテーブルとして使っているのはsotosotodaysオリジナルの「フィールドラック用コーナーエクステンション」だそうですが、合わせると少し浮いてしまう模様。
使う場合は、干渉する部分をサンダーなどでカットすると良さそうです。
拡張性も魅力でいくつも揃えたくなってしまうFLYFLYGOのテーブルですが、実際手に取ってみるといくつか気になる点もありました。購入する前に知っておくと良いポイントとしてまとめておきます。
買う前に、知っておくと良いこと
Lサイズの収納袋がやたらと大きい
Amazonのレビューでも気になる点として挙げられていましたが、Lサイズの収納袋が内容物に対してやけに大きいんです。長さは約20cm、そして高さにも余りが。
ですが逆にこれを活用して、Sサイズも一緒に入れてまとめるとスペースを無駄なく使えました。セット使いが基本になりそうなので、これは結果オーライ!
骨組みが細いのでグラつきがある
コンパクトかつ軽量のため、骨組みが細く少し不安定。手で軽く押すとグラグラと揺れる感じがあるので、テーブルに偏った荷重をかけないよう注意する必要があります。
最終的にコスパはどう?
Lサイズの価格は6,999円で、Sサイズは3,699円(※2021年3月31日現在のAmazonの価格)。軽量コンパクトで手軽に持ち運べる上に複数の個組み合わせで無限に拡張できることを考えると、この価格は“買い”ではないでしょうか。
ただ耐久・耐熱性においては価格相応の不安要素もあるので、そこが気になる方は同じ拡張テーブルでもアイアン製の囲炉裏テーブルや耐熱温度が高いテーブルがオススメです。
拡張性を楽しんで、臨機応変に使ってみよう!
充実した付属品とサイズ違いを使った拡張性で、様々なキャンプスタイルに合わせて使えるFLYFLYGOのアウトドアテーブル。
ソロならミニマムなテーブルとして、ファミリーやグループなら複数個繋げて大人数対応のテーブルにアレンジするなど、臨機応変な使い方でキャンプの快適性を上げてみませんか?
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