あの4w1hが放つ!長方形で使いやすい「コンパクトフライヤー」
食パン1枚でできる「ホットサンドソロ」など、目からウロコなキッチン用品をリリースする『4w1h(ヨンダブリューイチエイチ)』。そんな同ブランドからスリムでコンパクトなフライヤーがデビューしたと聞き、早速入手! このセットひとつで、少量の揚げ物がかなり簡単にできるのだとか。
キャンプでも使えそう?
SNSではアウトドアで使っているシーンもちらほら。揚げ物は準備や油の片付けなど、ちょっと億劫なメニュー。でも、キャンプで揚げたてサクサクのフライや天ぷらが食べられるとなれば、これはぜひやってみたい!そこで、バックパックの中に「コンパクトフライヤー」を忍ばせ、ソロキャンプで使ってみました!
充実のセット内容
パーツは4点
鉄製の鍋の内側は約200mm×120×深さ80mm。表面はフッ素加工がされています。ステンレス製のフタ、目皿、そして鉄クロームメッキのアミがセット。
全部スタッキング可能
全てのパーツを重ねて収納できます。取っ手の先までの長さは240mm、幅は130mm、蓋のつまみまでの高さ100mm。戸棚や収納の一隅にスッと収められるコンパクトなサイズ感です。
「コンパクトフライヤー」をソロキャンプで使ってみた!
期待を胸に、バーナーと揚げ油をセット
キャンプ場に到着し、設営を済ませたら、早速揚げ物用にセッティング。高温の油からの輻射熱を考え、火器は分離型のガスバーナーにしました。
鍋に油を注いでいきます……。
油量の目印があり、分かりやすい!
鍋には油量の目安となる線が刻印されています。ここまで油を満たすと、ちょうど500gでした。スリムな形状のため、500gでも、揚げ物に最適な深さが確保できる設計は秀逸です。
「コンパクトフライヤー」で天ぷらと串揚げに挑戦!実感した魅力は?
まずは野菜天から
れんこん、しいたけ、アスパラガスの天ぷらを作ってみます。揚げ油の適温は170℃〜180℃。油に衣を1滴落とし、途中まで沈んで浮き上がってきたら、ちょうど頃合い。
細長い食材でもイケる!
本体の横幅が200mmあるため、長さ約200mmのアスパラ天もラクラク。
そういえば、海老天やトンカツなど、揚げ物のタネは細長いものが多いですね。「コンパクトフライヤー」なら、丸い揚げ鍋に比べて少ない油で調理できるという利点が!
油切りのアミが超便利!
付属のアミはひっくり返して両面とも使える2way設計。脚の方を上にして目皿に置くと、天ぷらを斜めに立てかけることができ、余分な油分が切れ、カラッとした揚げ上がりになりました!
長さを活かせば串揚げもできる
スリムな形状を活かし、串揚げも楽しめます。あらかじめ色々な食材を少量ずつ串に刺しておけば、キャンプの食事がバラエティに富み、見た目も楽しいものになりますね。
海辺の釣りキャンプにも
釣った魚で、魚介の天ぷらはいかが? 魚も細長い食材ですから、捌いた姿のまま揚げられますよ。キャンプだけに限らず、アウトドアシーンでフル活用できそうです。
ちなみに!油500gで揚げられる量は…
海老串揚げ2本、串カツ2本、野菜天3種2個ずつ、ちくわの磯辺揚げ2本、アジ天2枚と言ったところ。この量が揚げられるとなると、ファミリーやデュオでも「コンパクトフライヤー」を囲んで、串揚げパーティが楽しめますね。
フタ付きだから、油の保管容器としても◎
またフタが付いているので、キャンプ初日に残った油をストックしておくこともできます。初日は天ぷら、2日目は唐揚げを作る……なんて揚げ物縛りのキャンプ料理を楽しむことも!
油の保管容器を別に用意しなくても、これひとつで全て済んでしまいます。
【注意】油は固めるか、密閉ボトルに入れて持ち帰ろう
使用後の油は「固めるテンプル」で固めて持ち帰りました。油の温度が下がったのを確認し、ボトルに入れて持ち帰り、処理しても。キャンプ場の排水浄化設備は整っていないことも多く、炊事棟の流しには油分を流さないように工夫しましょう。
4w1h「コンパクトフライヤー」の詳細はこちら
バーナーなど火器との相性も重要!安定して「コンパクトフライヤー」を置くには?
揚げ物は高温の油を扱うので、鍋をひっくり返してしまわないよう細心の注意が必要。そこで、手近にあるガス機器に載せて安定性を確かめてみました。SOTOの分離型「シングルバーナー ST-301MT」の場合
ソロキャンプで使用したSOTOの「シングルバーナー ST-301MT」は、3本のゴトクをしっかり開き、真ん中に置けば、ぐらつくことはありませんでした。
ゴトクは可動するので、どれか1本が動いてしまうと傾いて危険な状態に。調理器具が当たってゴトクがずれたりしないよう、注意が必要です。
イワタニの「マーベラスII」に載せる場合
「マーベラスII」は、はしご状の頑丈なゴトクの上に安定して載せることができました。ガスボンベとの距離も離れており、輻射熱の心配も少ないです。
自宅キッチンのガスコンロでは?
筆者宅のコンロのゴトクは6本爪タイプ。ですが、「コンパクトフライヤー」の底面の大きさに対しゴトクの長さが一部足りずに、実質3本爪で支えるような状態に。
真ん中に置けば傾くことはありませんが、調理中に鍋を動かさないよう意識しておくといいでしょう。自宅のコンロがIHタイプであれば、より安心して調理ができそうですね!
これがあると便利!4w1hの「コンロサポーター」で、さらに快適・安全
コンロやバーナーのゴトクと「コンパクトフライヤー」のバランスが悪い場合、4w1hで販売されている「コンロサポーター」を準備するのもおすすめ!「コンロサポーター」は、ゴトクの隙間が広かったり、動いたりする火器に重ねて、調理器具がズレ落ちないようにする部品。これを重ねて使えば、スリムな「コンパクトフライヤー」も、安定して置けるようになります。
多様なゴトクに対応するよう、「コンロサポーター」の裏側には多数の引っ掛かりが。ザラザラ感のある仕上げで、調理器具の底が滑りにくくなっているので安心です。
4w1h「コンロサポーター」の詳細はこちら
「コンパクトフライヤー」を持ち運ぶためにひと工夫も!
100均のメッシュケースがシンデレラフィット!
「コンパクトフライヤー」はもともと家庭使用がメインなので、収納袋は付いていません。丁度いい収納袋を探してみたところ、ダイソーの旅行用「メッシュケース(S・M)」(税込110円)のMサイズがぴったりでした! 安価で手に入るので、気になる方はダイソーでチェックしてみてくださいね。2つ同時使いで、家でも少人数キャンプでも重宝!
ありそうでなかった“四角い揚鍋”「コンパクトフライヤー」。これに、スリムな鍋をサポートする「コンロサポーター」を足せば、最強の揚げ物調理セットに。家で、アウトドアで、揚げたての天ぷらやフライにハフハフかじり付く。そんな楽しみが増えますね!