冬キャンプコーデの主役、もう決まった?
冬キャンプで重宝するアウターといえば、軽くて保温性に優れたダウンアイテム(化繊インサレーションも含む)。毎シーズン豊富なモデルが登場していますが、逆に多すぎてどれを選べばいいか迷うことも。もちろんダウンに求める性能や、重要視するパフォーマンスも人それぞれ。そこで今回は「保温性」、「難燃性」、「コスパ」に焦点を当てて、それぞれの分野でオススメのダウンアイテムを厳選してみました。
どれも冬キャンプには欠かせない重要な要素ですが、あなたが購入の決め手にするのはどんな部分ですか?
まずは「保温力」重視の5着から
「ダウンジャケットに最も期待するのは保温力!」という人はこちら。確かに寒いってだけでテンションも下がりますよね。というわけで、極寒仕様の最強モデルを厳選!-70℃の極寒地にも対応する「THE NORTH FACE/Him Down Parka」
ザ・ノース・フェイスといえば、定番のバルトロジャケットも魅力ですが、今期注目したいのはこちらの「ヒムダウンパーカ」。90年代の名作モデル、ヒマラヤンパーカのディテールを踏襲したレトロなデザインながら、マイナス70℃の極寒地にも対応するハイスペックな防寒力を発揮してくれます。11月リリース予定で、現在は一部のセレクトショップで予約がスタートしています。発売と同時に即完が予測されるため、確実に入手するなら予約がオススメ!
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雪山でビバークするための「patagonia /GRADE VII DOWN PARKA」
パタゴニア史上、最も高い保温力を誇る「グレード セブン・ダウン・パーカ」は、雪山でのビレイやビバークシーンを想定して作られたタフな一着。800PFのグースダウンを、独自のバッフル構造で封入することで最強の保温力をキープします。撥水加工済みのボディには、大型ハンドポケット、ジッパー式チェストポケット、ストレッチメッシュ製ポケットなど、多彩なポケットはキャンプでも活躍してくれそうです。
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タフな表地で覆われた「Mountain Hardwear/Absolute Zero Parka」
アルピニスト向けのアイテムを展開するMHWから、ブランド最高峰の極所用ダウンとしてリリースされた「アブソリートゼロパーカ」。8,000m級のサミットプッシュなどに使われるアウターだけに、保温性と共に耐久性も抜群。表地に引き裂き強度のあるリップストップシェルを採用し、肘と裾部分はダイニーマリップストップパネルで補強されています。野営キャンプ派なら入手して損はないかも?
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カナダの本気が伺える「OUTDOOR SURVIVAL CANADA/Mission Expedition Jacket」
カナダといえば「カナダグース」のダウンが有名ですが、実はこんなダウン専業ブランドも存在します。こちらはマイナス60℃まで対応する極地遠征用ダウンコート。GPS用ソナーポケットや高品質のリフレクターテープなど、プロユースな機能が満載です。しかも800FPのプレミダウンに加え、熱を逃さない素材「ソーラー800」を裏地に搭載。鬼タフなルックスも含め、キャンプにはちょっとオーバースペックかもしれなけいど、羽織っていれば目立つこと間違いなし!
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南極観測隊の歴史を紡ぐ「POLEWARDS/MAKALU MOUNTAIN PARKA」
保温力選抜の最後は、日本の南極観測隊チームも愛用した純国産ダウンブランド、ポールワーズの定番モデル。クラシックなルックスながら、保温性はもちろん、撥水性や透湿性にも優れているため、アクティブに動いても蒸れにくいのが特徴的。フロントポケットには、初期の南極観服のステッチワークを再現しているとか。そんなウンチクも含めて、メイド・イン・ジャパンの魅力と歴史が詰まった一着です!
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やっぱり焚き火も楽しみたい!難燃タイプ5着
冬キャンプの醍醐味のひとつ、焚き火もとことん楽しみたい人はこちら。難燃素材のダウンアイテムは、羽織ったまま焚き火しても火の粉で穴が開かないから安心!ナンガの最新技術が詰まった新作「NANGA/TAKIBI DOWN JACKET」
難燃ダウンのパイオニア的存在のナンガ。今期は定番モデルがアップデートされ、クラシカルなデザインに。コットンライクなポリエステル生地ながら、難燃素材のアラミドが配合されているため、焚き火も安心して楽しむことができます。フロントポケットは大小合わせて9つも用意。ライターやナイフなど、キャンプで使う細かいギアをスマートに収納可能。フードは脱着可能なのでシーンに合わせ使い分けることもできます。
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キャンプ向けギミック満載!「GRIP SWANY/FIREPROOF DOWN JKT」
グリップスワニーといえばグローブやパンツのイメージが強いかもしれませんが、難燃アイテムにもイチ早く注目し、ワークテイストに溢れたダウンをリリースしています。ポイントは、やはりレザーグローブを収納できる胸ポケット。そもそもキャンプで焚き火を楽しむことを想定して作られているアイテムだけに、各所のギミックも使い勝手が抜群です。
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高い防風性も兼備する「snow peak/FR Down Pullover」
洗練されたアイテムが揃うスノーピークのアパレルラインからは、ダウンプルオーバーに注目。アラミド繊維を織り込んだリップストップ生地で難燃性に加えて防風性も高く、ざっくり羽織れる万能アウターに仕上げられています。プルオーバーならではの大きなフロントポケットにはハンドウォーマーもセットされているため、気軽に両手を温めることも可能。キャンプでも重宝してくれるはず。
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お尻スースー問題も解消?「tent-Mark DESIGNS/UTILITY CAMP DOWN JACKET」
お手頃なキャンプギアを展開するテンマクデザインの難燃ダウンも要注目。無駄を省いたベーシックなデザインながら、実は見えない部分に機能性が詰め込まれているんです。収納力の高いメインポケットはサイドからもアクセス可能で、内側にはゲームポケットもあり。そのゲームポケットをファスナーを開けて生地を垂らせば、ヒップフラップとしても使用可能。キャンプの椅子あるあるの、“お尻スースー問題”も地味に解消してくれます。
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米軍も採用する実力派「U.S.MILITARY/FR ECWCS GEN-4 LEVEL7 HI-LOFT PARKA」
難燃ダウンが重宝されるのは、アウトドア界隈だけにあらず。米軍のE.C.W.C.S(拡張式寒冷地被服システム)シリーズにも採用されています。E.C.W.C.Sは寒さのレベルに7段階にわけて着用アイテムを規定していますが、こちらのダウンパーカは最上位のレベル7。つまり最も寒い土地で羽織る最強の防寒アウターなのです。しかもミルスペックの難燃素材を採用しているため、焚き火でも安心して使用可能。もちろんミリタリースタイルのサイトにもマッチするルックスです!
FR ECWCS GEN-4 LEVEL7 HI-LOFT PARKAの詳細はこちら
この性能でこの価格!?コスパ重視の5着
キャンプウエアは汚れるから、あまりお金はかけたくないかも…… って人はこちら。もちろん、ちゃんとキャンプで使える機能性を備えたアイテムをセレクトしました。さらに進化して機能性が向上!「mont-bell/Light Alpine Down Jacket」
コスパといえば、やはりモンベルは外せません。こちらは今季の新作の軽量ダウンですが、800FPのEXダウンを封入し、撥水加工を施した独自のバリスティックナイロンを採用しながらも、2万円以下のグッドプライスを実現。平均重量312gで専用スタッフバッグもセットになっているため、バッグに常備しておいても邪魔になりません。ミッドレイヤーとしても大活躍してくれますよ。
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ダウンなのに2,000円以下?「FieldCore/洗える発熱ダウンベスト」
ワークマンプラスのオリジナルブランドからは、ダウンなのに洗濯機で気軽に洗えるアイテムが登場しました。しかも中部分の裏地とダウンの間に吸湿発熱不織布を挟み込むことで、保温効果もアップしているとか。それでいて、2,000円以下という衝撃のロープライス! インナーダウンとしても重宝する薄さとシルエットなので、キャンプだけでなく日常の一着としてデイリーで愛用できそうです。
洗える発熱ダウンベストの詳細はこちら
デザイン性の高さも要注目な 「UNIQLO/ Recycled Down Jacket」
今季もユニクロは新しいダウンアイテムが続々と登場中。なかでも注目したいのが、こちらの100%リサイクルダウンを使用した一着。曲線ステッチが、かさばりやゴワつきを抑えてくれるため、アウターとしてもインナーとしても活躍してくれます。シンプルながら洗練されたデザインで、幅広い着こなしに対応してくれるのもユニクロならでは。しかもこれだけしっかりした作りなのに1万円以下になっています。発売は11月上旬を予定。
Recycled Down Jacketの詳細はこちら
話題のインナーダウンブランド「TAION/BACKPRINT REVERSIBLE DOWN JACKET」
2016年にスタートした国産インナーダウン専業ブランドの「タイオン」。“圧倒的なコスパによる価値の追求”をコンセプトにしていますが、今季は人気ブランドのレミ レリーフがラコボを展開するなど、ファッションシーンでも注目を集めています。こちらはキルト格子とリップストップ生地のリバーシブル仕様。リップストップ側には背面にブランド名が控えめにプリントされています。これで1万円ほどなので、両面使えることを考えると、お得感もアップ!
BACKPRINT REVERSIBLE DOWN JACKET の詳細はこちら
ある意味、コスパ最強?「grn outdoor/OFF to ON JACKET」
昨年リリースされ、話題沸騰となったことも記憶に新しい「オフトオンジャケット」。800FPの本格的なダウンフェザーを使い、ボリューム感も満点です。それだけに価格は4万円オーバーと一見コスパは高くなさそうですが…。その名の通り、オンとオフで使えることができ、背中のジップを開くとシュラフに変身する優れモノ。これを羽織っていけばシュラフ要らずってことを考えると、ある意味コスパは最強かも? 引き続き、この冬も要注目のアイテムです!
OFF to ON JACKETの詳細はこちら
冬キャンプの快適さは、ダウン選びが左右する?
ということで、各カテゴリーで5着ずつを厳選案内してきましたが、気になるモデルはありましたか? もちろん他にも冬キャンプ向きのダウンアイテムは豊富に揃っているので、自分のスタイルに合う一着を探してみてください。そして少しでも温かく快適な冬キャンプを楽しみましょう。最高の相棒に出会えたら、キャンプに行くのが待ち遠しくなるかも?