夏のキャンプ料理は“火を使わないレシピ”が快適!
夏のキャンプといえば、厳しめなのが日中の料理。川遊びや散策でヘトヘトになったあと、汗をかきながらバーナーで何品も作るのは結構ツラいですよね。そうだ!「火を使わないレシピ」で乗り切ろう
切って和えるだけなど火を使わずに作れる料理こそ、夏のレシピの正解!? といわけで今回は、簡単で美味しいバズレシピで評判の料理研究家・鏡リュウジさんのレシピを作ってみることに。
キャンプでも家でもパパッと出せる便利な5品を作ってみました。
漬けておいてキャンプに持って行けばすぐに食べられるレシピもありますよ。それではいってみましょう!
レシピ1:ゴマ油の香りが際立つ!「無限アボカド」
材料
すりおろしたニンニクと材料を全てを混ぜ合わせるだけ。所要時間はアボカドを切るのを入れても5分かからず、あっという間に作れますよ!
作り方
アボカドは種を取り出し櫛(くし)形に切り、さらにそれを4等分くらいにカット。熟れたアボカドなら皮は簡単に手でむけます。
ツナとニンニク他の調味料と混ぜ合わせたら、もう出来上がり! 黒胡椒と刻みのりはお好みで。彩りで万能ネギやゴマを加えると食感のアクセントににもなりますよ。
ツナとゴマ油でコクもたっぷり、おつまみだけでなくおかずとしても成り立つ一品です。
レシピ2:シャキシャキ感がクセになる「ミョウガの生ハム巻きカルパッチョ」
材料
ミョウガを千切りにして生ハムで丸めるだけの超簡単レシピ! ミョウガを切る工程が終わってしまえば、もう出来上がったも同然です。
作り方
作り方というほどのものもなく、本当に巻くだけ。実際キャンプで試したところとても簡単で、千切りしたミョウガを渡して後は子供が作りました。あえてポイントを挙げるなら、巻いた後に黒胡椒とオリーブオイルをお好みでかける味付けでしょうか。
シャキシャキした歯ごたえで苦味のあるミョウガがこんなにも生ハムと合うとは……という味のギャップが楽しめる一品です!
レシピ3:ニンニクがアクセント!「キュウリのニンニクポン酢漬け」
材料
夏野菜の定番キュウリを使った簡単レシピ。さっぱりとしたポン酢にニンニクのパンチが加わったあと引くウマさに、箸が止まらないこと請け合いです!
作り方
調味料がよく染み込むよう、ピーラーで側面の皮を半分くらいむいておきます。漬け込みにはジップロッを使い、空気を抜くように袋の口を閉じるのがポイント。このまま冷蔵庫で一晩おきます。
一晩漬かったのがこちら。ニンニクの風味をガツンと感じたいならニンニクは3片がベスト! こちらも実際のキャンプに持って行きましたが、肉ばかりのキャンプ料理の中で箸休めになり家族にも好評でした。
キャンプ場では出すだけの楽ちんさが、また良かったです!
レシピ4:そのままでもご飯にのせても!「納豆キムチユッケ」
材料
ご飯のお供にお酒のおつまみに、一品で2つのニーズを賄える便利メニュー! キャンプにはキムチはあらかじめ刻んで持って行くと、手早くできて洗い物も減らせますね。
作り方
刻んだキムチと納豆に、調味料を次々と足して混ぜ合わせるだけ。そのまま食べてもいいのですが、やっぱり筆者はご飯にのせたかった! 卵黄がキムチをマイルドにしてくれて、程よい辛さも食べやすかったです。
キムチの旨味とシャキシャキ感にゴマの香ばしさ……そして何といっても焼肉のタレのおかげでコクが増し増し! これは家でも出番が多そうな予感です。
ラー油のかわりに、ラー油も入った桃屋の穂先メンマ「やわらぎ」をのせてもいいかもしれないとやってみたのがこちら。案の定メンマの食感もプラスされて、さらに“バズった感”アップ。
このアレンジも、良かったらお試ししください!
レシピ5:和風の味付けが新鮮「だし漬けモッツァレラ」
材料
モッツァレラチーズと言えばカプレーゼと思い込んでいた筆者には、斬新すぎるこのレシピ。和風テイストに期待高まる一品です。プチトマトくらいの大きさのモッツァレラチーズがいくつも入っているタイプだと、カットする手間も省けますね。
作り方
水気を切ったチーズを「リードクッキングペーパー」でくるんだら、合わせ出汁を上から回しかけます。この分厚くてふっくらした「リードクッキングペーパー」だからこそ、味を極限まで染み込ませてくれます!
一晩寝かせたらカットして、お好みの味付けでどうぞ。筆者としては、わさびと胡椒はぜひ付けてみて欲しいところ。和風出汁とモッツァレラチーズがマッチしていて、想像以上にお箸が進みます!
火を使わないレシピで、気持ちに余裕のある晩酌を・・・
今回ご紹介した“火を使わない5品”にはキャンプで実際に作ったメニューもいくつかあったのですが、メイン料理を出す前に「これでも食べてて〜。」と涼しげに2〜3品出せるって、こんなにも気持ち的に余裕が生まれるのか! と実感しました。
まだまだ暑い日が続きます。みなさんもぜひ、キャンプで家で取り入れてみてはいかがでしょうか?