ピザ窯はとうとう持ち運ぶ時代へ!モバイルピザ窯「PizzaHax」を使ってみた

本文・アイキャッチ画像撮影:筆者

ピザ好きのみなさん、お待たせしました!

出典:PIXTA
こんがり焼けたアツアツのピザ、おいしいですよね。キャンプや山の上で「ピザが食べたい!」と思ったことのある方も多いのでは? かくいう筆者もその一人です。

でも市販のアウトドア用オーブンは大きくて持ち運ぶのが大変そう…。
「ひとりでも手軽に楽しめるピザ窯があればいいのになー」とネット探索していたところ、なにやら気になるアイテムを発見しました。

それがモバイルピザ窯「PizzaHax(ピザハックス)」。「山の上でピザが食べたい!」というひとりの男性によって発明された同製品。クラウドファンディングで支援を募ったところ、あっという間に目標の倍を超える金額を達成したそう!

現在は支援者へのリターンを発送中とのことですが、サンプルを使わせてもらうことができました。

見てください!こちら筆者が焼いたピザです

撮影:筆者(おそらく人生初であろうピザ作り。結果は大成功でした)
写真は、PizzaHaxを使って焼いたピザ。結論から言うと、とっても手軽に美味しいピザが楽しめちゃいます!

特に印象的だったポイントがこちら
・ピザ窯なのに超コンパクト。どこでも気軽に本格ピザが味わえる
・調理時間はトータル20分程度。手順を覚えてしまえばとても簡単
・作っている過程が楽しい!使っていくうちに愛着が湧くピザ窯

それでは、実際にの使い方や気になった点を見ていきましょう!

開封チェック!中身はどうなっている?

PizzaHaxが入っているであろう箱が自宅に到着しました。さっそく開封してみましょう。


フタを開けると美味しそうなピザ(のプリント)が登場! 宅配ピザを連想させるワクワクする仕掛けですね。

セット内容は写真の通り。耐熱グローブも付属されているのが嬉しいポイント。鉄鍋は金属加工業で有名な新潟県燕市製鉄一筋の職人技術が盛り込まれています。

ピザ窯(鉄鍋+ピザストーン+チムニーパイプ)の重量は2.6kg。なんと世界最小のモバイルピザ窯なんです!

山で使うことを想定し、持ち運べる大きさにこだわったPizzaHax。20〜30ℓほどのバックパックに収納可能なので、一緒にバーナーや食材を詰め込んでピザピクニックができそうです。

それではピザを焼いていきましょう! ……と言いたいところですが、いくつかの下準備があるのでまずはそれから。

【事前準備①】フタの組み立て

ピザ窯の肝になる”フタ”を組み立てます。鉄鍋(上)とピザストーン(上)、チムニーパイプを用意します。

チムニーパイプをばらし、鉄鍋とチムニーストーンの中央の穴に通します。

上部をピンで固定したらフタの完成! チムニーパイプは高さの調整が可能で、ピザの厚さや料理の種類に応じて使い分けます。

【事前準備②】バーナーの準備

炭や薪ではなくバーナーでの調理を目的にしたPizzaHax。バーナーは一般的なOD缶タイプのOKです。ただし、一点に火力が集中するタイプ(ジェットボイル・SOTO社ウインドマスターなど)は鉄鍋が変形する可能性があるので注意。

今回は開発者の一番おすすめ、キャプテンスタッグの「大型五徳ガスバーナーコンロ」を使用しました。

反射熱から守るため、OD缶に遮熱布をかぶせてバーナーに取り付けます。

着火装置部分にも切れ込みを入れた遮熱布を挟みます。これを付けるということは、かなり高温になるということですね。

それではピザを焼きましょう! ちょっとだけ手順がありますが、覚えてしまえば簡単です。

【手順解説】ピザを焼こう!

ピザを焼く前に、上下のピザストーンを予熱します。この作業が大切。まずはピザストーン(下)から。ピザがのる面を下にして、中〜強火で1〜2分程度。

ピザプレート(下)を鉄鍋(下)の中へ。この時、火にかけた面が上になるようにひっくり返します。

続いてフタを予熱します。中にあるピザストーンに火があたるように、強火で3〜5分程度。

その間にピザを盛り付けましょう。今回は「3種のウィンナーもりもりピザ」にしました。

下のプレートをゴトクにうつし、フタをかぶせます。

強火で3〜5分。パイプから湯気が出てきたら火を止めます。1〜2分蒸らしたら、いよいよお待ちかねの瞬間!

いい感じですねー! ここまで調理にかかった時間は15分ほど。火力や風の有無によって多少の差がありそうです。

それではいただきましょう。……う……うまい!!
生地はカリカリ、チーズはトロトロ。底のコゲ具合も手作り感があって最高です。ピザ生地のサイズもベスト! 大人が一人で食べて大満足のボリュームでした。

他にもこんな使い方が!

ピザ以外の調理で使えるのも便利なポイント。フライパンとして使ったり、焼き芋も美味しくできちゃいます。アレンジ次第ではグラタンやパンも作れるんだとか!

片付け方法は?

ピザストーンは調理後、焦げを軽くこそぎ落とすだけでOK。鉄鍋は、水洗いした後、加熱して水分を飛ばし、食用油をキッチンペーパーなどで薄く全体に塗布します。しばらく使わない場合は、しっかり乾かしてから収納しましょう。

ちょっと気になるポイントも

フタにも大きく注意書きされているように、使用中はかなりの高温になります。触るときは必ず耐熱グローブをすることと、加熱していることがわかりにくいので周囲に子どもがいる場合は特に注意。

使用後、熱が冷めるまでに30〜40分ほどの時間がかかります。水をかけたいところですが、鉄製品なのでNG! 急激な温度変化で変形する場合があります。自然に冷めるまで待ちましょう。「ケガのないように気をつけましょう!」という意味を込めて、気になるポイントに挙げました。

PizzaHaxの購入方法は?

どこでも気軽にピザが味わえるPizzaHax。ソロでも、ちょっとしたグループでも、使う人を楽しませてくれる製品だと感じました。使っていくうちに鉄の風合いが出てくるピザ窯は、なんだか愛着が沸いてきますよ。

PizzaHaxは、8月初旬頃から公式通販サイトやYahoo!ショッピングにて販売を予定。
定価は¥22,300(税込・送料込)。発売開始から限定30個で15%OFFクーポンを発行予定だそうです。ピザ好きのみなさん、この機会をお見逃しなく!

ITEM
世界で最も小さいモバイルピザ釜【PizzaHax】
重量:2.6kg
セット内容:
・鉄鍋(上)
・鉄鍋(下)
・ピザストーン(上)
・ピザストーン(下)
・チムニーパイプ
・遮熱布
・耐熱グローブ
・鍋つかみ


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