あの人気キャンプ場のウラ側をHACK!【赤城山オートキャンプ場】

記事中画像撮影:筆者

人気キャンプ場を徹底攻略!

2回目の連載となった「人気キャンプ場のウラ側をHACK」。この企画では、人気キャンプ場を現地取材し、ココでしか聞けないような役立つ情報をお届けしていきます!

今回紹介するのは群馬県前橋市にある「赤城山オートキャンプ場」です。


赤城山の麓に位置する通年営業のキャンプ場。子どもが遊べるイベントや遊具が充実していて、ファミリー層に大人気です。

さらに注目なのは「養豚農家直営」ということ。お肉屋さんが携わるキャンプ場は全国的にも珍しいですよね。そんな赤城山オートキャンプ場の気になるウラ側をレポートします!


「赤城山オートキャンプ場」に到着!


東京方面から北関東道・駒形ICを降りて、赤城山がそびえる景色のなかクルマを走らせること30分ほど。写真の看板が目印の「赤城山オートキャンプ場」に到着しました!

公共交通機関を利用する場合でも、上毛電鉄・大胡駅からふるさとバス(電話予約制)に乗り、赤城神社で下車して徒歩3分ほどとアクセス良好です。「風の駅やげんじ」(クルマで約5分)や「Aコープみやぎ店」(クルマで約10分)などお店が近くにあるので食材の買い出しは困りません。


道路に面した敷地の入口すぐに煙突がついた管理棟があるので、まずはここでチェックイン。ちなみに写真右側にあるのがシャワー室、左側にあるのがバーベキュー場兼イベントフロアです。


チェックインはテントサイトが13〜17時、バンガロー・トレーラーが14〜17時。チェックアウトはテントサイトが9〜12時、バンガロー・トレーラーが9〜11時です。支払いは各種カード対応、QRコード決済のPayPayも導入されていました。


受付を済ませたらさっそくテント設営。場内すべてのサイト環境は砂利です。固めの地質なので、鍛造ペグなど屈強なペグが向いています。プラスチックペグでも刺さりはしますが、抜くときに割れてしまうかもしれないのでおすすめはしません。

また、全サイト直火禁止なので焚き火台は必須! では、設営が一段落したので、場内をまわって人気のサイトをチェックしましょう!

キャンプ場の中の人に、直接おすすめサイトを聞いてみた

キャンプサイトは大きくグリーンエリア、ブルーエリア、イエローエリアに分かれています。

※このエリア区分は近々変更になる予定。詳しくはキャンプ場にお問い合わせください

テントサイトが45箇所、バンガロー・トレーラーハウス18棟(一部マップには掲載なし)。オーナーの小堀さんから「キャンパーに人気のサイト」「じつはおすすめな小堀さんイチオシサイト」を教えてもらったので、場所が分かりやすいように上記マップのエリアごとに紹介します。


キャンパーに人気のサイトはココだ!

キャンパーに人気のサイト① 初心者も過ごしやすい平地のブルーエリア


初心者キャンパーに人気なのはブルーエリア(B1〜9・T1〜4)。キャンプ場入り口からほど近く、クルマの乗り入れが楽チン。ブルーエリアは他サイトよりもキレイに平地に整備されていてテントの設営も楽々。

平地だと幕内でも過ごしやすく、とくに就寝時は寝やすい! サニタリーもほど近く、管理棟まで歩いて1分程度で行けるのも安心できます! 使い勝手・過ごしやすさを優先するならブルーエリアがおすすめです。

ちなみに写真の人物がオーナーの小堀さん。とても親切に場内を案内してくれました。

キャンパーに人気のサイト② 子どもと一緒に泊まるならプレイサイト


ターザンロープやブランコ、秘密基地など遊具が豊富な赤城山オートキャンプ場。そんな子どもの遊び場とトイレ、炊事場の目の前に位置するのがプレイサイト(GP1〜3)。ファミリーに大人気です。

写真左に見える三角屋根が炊事場、右の小屋がトイレです。徒歩30秒くらいで行けちゃいます。ターザンロープやブランコで遊ぶ子どもをサイトから見ていられるのもいいですね。子ども連れには嬉しい環境がそろっています。

キャンパーに人気のサイト③ ハンモックにぴったりの木がある広々サイト


グループキャンプで人気なのがイエローエリアのF4です。3〜4家族が幕を張れる広いスペースに加えて、ハンモックを吊るすのにちょうどいい木があるんです。テントを複数張って、わいわいとBBQをして、ハンモックに揺られる子どももいて……といった、にぎやかなグループキャンプができます。

隣のサイトとは段違いになっているので、程よい距離感が保たれているのもポイント。電源なしなので中級者以上に人気です。

小堀さんイチ推しの穴場サイトはココだ!

小堀さんイチオシサイト① 空の抜け抜群!星を楽しむならオープンサイト


場内で唯一木々に囲まれていないのがブルーエリアの01〜04。ひとつのサイトで2家族入れるスペース&区切りもなく、通称オープンサイトと呼ばれている開放的な空間です。

ここの魅力はなんといっても抜群の空の抜け感。青空の下でキャンプが楽しめるのはもちろん、夜になると満天の星が一面に! 焚き火をしながら星空観察をしたい方はオープンサイトへ! 流星群の日はココに泊まりたいですね。

小堀さんイチオシサイト② 三方を木々に囲まれたプライベート感あるサイト


F3は場内でもっとも高台にある、3家族が入れる広々サイト。奥まったところにあり、三方木々に囲まれているためプライベート感を味わうにはうってつけの環境です。

電源がなく、サニタリーやトイレから少し離れているので、中級から上級者向け。森の中でひっそりと本格キャンプをしたいならココです。大自然を感じながらのんびりとした時間を過ごせます。

小堀さんイチオシサイト③ 冬は絶景広がり夏は木陰で涼しい!季節で顔を変えるサイト


マップ上のG5、G6、GN1、GN2のサイトは通年場内を見ているスタッフならではのおすすめスポット。場内では比較的高い場所にあります。そのため落葉する冬シーズンは木々の間から山々が見え、夕陽と朝日はまさに絶景。

今回筆者が宿泊したのはG6サイトで、夕陽に染められる山々をボーッと眺める時間は最高でした。さらに、夏は生い茂る緑に囲まれ、木陰ができるので涼しく過ごせるのだとか。季節ごとに楽しみ方が変わるサイトです。

レギュラーシーズンはキャンプサイト料金がお得

レギュラーシーズンは1グループ用サイト電源ありが5,500円、電源なしが5,000円(大人2名、クルマ1台)と一律の設定。オンシーズンやハイシーズンだとサイトの広さで価格が変わりますが、レギュラーシーズンならお得に広いサイトが使えます!

※F1〜4、01〜04、T1〜4は複数家族用のサイトのため上記価格ではありません

利用してみて分かった!赤城山オートキャンプ場のさらなる魅力


キャンプサイトだけでも魅力的ですが、実際に利用してみると、ほかにも心惹かれることが盛りだくさん! 一挙に紹介しましょう。


肉汁が口いっぱいに広がる“みずみずしい”こめこめ豚


もともと養豚農家から始まったという赤城山オートキャンプ場。“こめこめ豚”というブランド豚を直営の養豚場で生産しており、キャンプ場で食べることができます。脂肪が少なく、ほどよい食感とみずみずしさがあるのが特徴。

管理棟の中にある売店でグラム単位で販売しているほか、BBQセット(1人前1,000円※3人前から注文可)としても注文可能です。せっかくなのでBBQセットをいただきました!


火が強すぎると硬くなったり焦げたりしてしまうので炭火でじっくり火を通すことと、調味料は肉の味が引き立つ塩を少々が美味しく食べるポイント。と、小堀さんに教えてもらったとおりにして食べてみたところ……お、美味しい!

ジューシーな甘みのある肉汁が口いっぱいに広がり、お肉なのに本当に“みずみずしい”んです! BBQセットはバラ、ロース、ハム、ソーセージが楽しめるのですが、どれも感動モノのウマさでした。赤城山オートキャンプ場に来たなら、こめこめ豚は絶対におすすめです!

ファミリーで楽しめるイベントが年間を通して盛りだくさん!


赤城山オートキャンプ場は年間を通してファミリーで楽しめるイベントをたくさん開催しています。なかでもおすすめなのはハロウィンフェスタ、クリスマスパーティ、ニューイヤーキャンプ、イースターフェスタです。



2019年のハロウィンフェスタも満員御礼の大盛況。目玉は参加する子どもたちが仮装をして場内のテントを周る「ハロウィンパレード」。かわいいお化けたちの行進が愛くるしくたまりません。

注意が必要なのは、ハロウィン、クリスマス、ニューイヤーイベントは大変人気で予約がすぐに埋まってしまうこと。3カ月前の予約開始日に手続きしましょう。とくに複数家族サイトは埋まるのが早いのでお急ぎを!

次の狙いめは春のイースターフェスタ。1月の予約開始がチャンスですよ!

毎週土曜日恒例のビンゴ大会


通常時のイベントも充実しています。筆者が宿泊した土曜日は、毎週恒例の「ビンゴ大会」が開催されていました!

キャンプにちなんだ絵柄のビンゴに、大勢の子どもたちが参加。場内に「ビンゴ〜!!」とにぎやかな声が響きました。気になる景品は……ぜひ参加して確かめてください!

森で遊びながら学ぶ「森の楽校」


筆者が泊まった日は「森の楽校」という、自然の中で遊びながら学ぶ体験イベント(参加費は無料)も。スタッフが案内してくれる自然を使った遊びで子どもは夢中になっていました。この日で今年は最終日でしたが、春にも開催予定です。

お湯が出る炊事場はやっぱりありがたい


場内にはお湯が出る炊事場があります。この季節、お湯が出るのはやっぱりありがたい!

シャワー室は無料で利用可能


シャワー室は無料で使うことができます。4室どれもしっかり清掃されていて、キレイで使いやすかったです。

大人も童心に帰る遊具たち


場内にはターザンロープやブランコ、子ども秘密基地など、子どもがワクワクする遊具がたくさんあります。

おすすめ近隣スポット:前橋名物の豚肉をおいしく味わうには「とんとん広場」

小堀さんに聞いたおすすめの近隣スポットが「福豚の里 とんとん広場」前橋市は養豚が盛んな地域で、赤城山オートキャンプ場含め、豚肉を扱う飲食店がたくさんあります。

中でも間違いないのがコチラ。「しゃぶしゃぶ、とんかつ、ステーキどれも絶品です!」と小堀さん。レストラン以外もショップやソーセージづくり体験などもあるのでぜひチェックしてください!

赤城山オートキャンプ場&福豚の里 とんとん広場のコラボ企画「AKAGI PIG-OUT CAMP」

出典:PIG-OUT CAMP
福豚の里 とんとん広場と赤城山オートキャンプ場がコラボした「AKAGI PIG-OUT CAMP」というキャンプイベントを毎年開催。キャンプはもちろん飲食店、 物販、ワークショップ、ライブ、遊びのコンテンツなど、 さまざまな楽しみ方ができるフェスイベントです。

2020年5月30〜31日。群馬県前橋市苗ヶ島町「みやぎ千本桜の森公園」で開催予定。詳しくは公式サイトをご確認ください。

PIG -OUT CAMP公式サイトはこちら

※予約は2020年3月開始予定

「赤城山オートキャンプ場」はまだまだ奥が深そうだ!


赤城山オートキャンプ場はイベント、グルメ、体験、キャンプと盛りだくさんのフィールドでした。なにより場内で遊びまわる子どもたちがイキイキとしていて、ほっこりします。

また季節ごとにイベントが変わるから、何度来てもいい思い出が作れるのが楽しみ。筆者も今度は家族で来ます! まだまだ裏側の魅力はあると思うので、皆さんも次のキャンプは赤城山オートキャンプ場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

※本記事に掲載されている内容は2020年1月現在のものです。リニューアルなどによりキャンプ場の仕様や価格などが変更になる場合がございますのでご了承ください。

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