CAMP HACK × DIYer(s)
この記事は、ライフスタイルメディア「DIYer(s)」で掲載されたDIY方法をCAMP HACKでもお届けする連携企画です。
今回は、そのままでは捨てられてしまう古材や廃材に新たな価値を見出す“アップサイクル”な、コーヒードリッパースタンドの作り方をダイジェストで紹介します!
“アップサイクル”とは?
古材にしか出せない独特な魅力に建築資材の無骨さを融合
“アップサイクル”という言葉を知っていますか? 古くなったものや捨てられてしまうものを材料と捉え、廃材に再び価値を与える新しいもの作りのことです。とはいえ、作品の材料すべてを廃材や古材で揃えるのは、なかなか難しいもの。そこで、手に入りやすいホームセンターの資材と、独特の風合いを持つ古材を組み合わせた、オンリーワンのコーヒーギア作りを紹介します!
用意するもの
道具
写真左上から時計回り・インパクトドライバー
・ディスクグラインダー(金属切断用ディスク)
・ランダムサンダー
・丸ノコ
・丸ノコ用平行定規
・三角定規
・カナヅチ
・メジャー
・サシガネ
・多用途接着剤
※写真に接着剤は含まれていません
※塗装道具は除く
材料
・ガラス製ロート・足場板
・エルボ(90°)
・チーズ
・銅管
作り方のポイント
台座に本物の足場板、ドリッパーにガラス製のろうと、それを支えるL字の支柱に銅管を使用し、アンティークかつインダストリアルな雰囲気に仕上げたスタンド。
足場板には水性のウレタンニスを塗装することで、古い雰囲気を活かしながらも光沢感のある仕上がりに。なお、ろうとのサイズは他にも展開しているので、大きなろうととサーバーをセットすれば2〜4人分の抽出にも対応可能です。
今回の製作のポイントはズバリ、足場板の正確な直線カットと、台座への垂直な穴あけ。この2点を念頭におき、さっそく取り掛かっていきましょう!
作り方
STEP.01
丸ノコを使って足場板をカットします。カットする際は、必ず専用の定規を併用して、ゆっくり確実に切り進めましょう。STEP.02
続けて、足場板のもう一辺もカット。幅250×奥行120mmに切り出します。STEP.03
切り出した足場板に銅管を差す穴をあけます。ここで、まっすぐに穴をあけるのが今回のポイント。15mm径のドリルビットをインパクトドライバーに装着し、深さ20mmくらいまで切削しましょう。ビットの大きさは銅管のサイズよりも少々小さいですが、この後の工程で調整しますので、心配は無用です。
STEP.04
下穴あけが完了。穴を開ける位置は、材の端から50mmかつ板の真ん中の位置に。STEP.05
足場板全体にサンダーをかけ、ハケで水性ウレタンニスを塗布します。STEP.06
ディスクグラインダーに金属切断砥石を装着し、銅管をカット。グラインダーがなければ、金切ノコを使って加工してもOK。STEP.07
銅管を切り出す長さは190mmと90mm。また、台座に差し込む銅管の先端はカナヅチで叩いて少し細くしておきましょう。この工程により、銅管より小さい台座の穴にもしっかりと差し込むことができます。
STEP.08
多用途接着剤を使って、短い銅管とチーズ、エルボを接着します。STEP.09
台座にL字に組んだ銅管をはめ込んで、エルボにガラス製ロートを載せれば、ドリッパースタンドの完成です!今回は難易度が低めなため、DIYビギナーでも楽しめるシンプルな内容となっています。また、昨今のホームセンターでは加工サービスも充実しているので、そういったサービスを利用してみるのもオススメ。
今回はダイジェスト版でのご紹介でしたが、「DIYでコーヒーを楽しむ本」により詳しく解説されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
DIYでコーヒーを楽しむ本 (学研ムック) | ドゥーパ!編集部
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