キャンプで地酒を楽しむのが大好きなのですが…
キャンプの楽しみといえば、トレッキングやフィッシング、カヌーといったキャンプ場周辺でのアクティビティを思い浮かべる人も多いと思います。でも筆者の場合は、なんといっても地元の味覚。なかでもいちばんの楽しみが地酒なんです。とくに肌寒くなる季節は、熱燗を飲みながらアツアツのおつまみを食べるなんて最高! 愛用のラージメスティンでおでんを温めながら、ちびちびと飲むのは何物にも代えがたい至福の時間です。
熱燗と調理が同時にできたら……
でも、今のスタイルにはちょっとした悩みが……。それは、おでんを温めるのとお燗が同時にできないこと。「だったら、ストーブを2台用意すればいいじゃん!」という声も聞こえてきそうですが、コンパクト装備で楽しもうと思うと、ストーブ2台はちょっと無粋な気がして……。
熱燗と調理が同時にできるアイテムもいろいろあるようですけど、値段がちょっとお高いんですよね。
酒好きのわがままをかなえるアイテムを発見!
そんなある日、アウトドアブランドのWebサイトを見てまわっていると、テンマクデザインのサイトで見つけてしまったんです。魅力的な新製品を!テンマクの新製品に理想のアイテムが!
その新製品とは「メスポット ラージ」と「メストレー ラージ」。ラージメスティンで熱燗プラスαを楽しむために開発された製品だというんです。これはもう、ゲットするしかありません!ラージメスティンが最高の酒飲みアイテムに!
というわけで、「メスポット ラージ」&「メストレー ラージ」を早速入手しちゃいました。ガマンしきれず、いざキャンプ場へ
早く使いたくて、いても立ってもいられずキャンプ場へお出かけ! 衝動的に出かけてしまったので、今回はデイキャンプの昼飲みです。デイキャンプだから、もちろんクルマはNG。というわけで、公共の交通機関で行けるキャンプ場へやってきました。
ところで、どんなアイテムなの?
まず「メスポット ラージ」と「メストレー ラージ」がどんなアイテムかを紹介しましょう。これは熱燗と調理を同時に行うことができるラージメスティン専用のクッカー。簡単に言えば、お酒と料理を一緒に湯煎できるようにするというアイテムです。
こちらが「メスポット ラージ」。ラージメスティンに収まるアルミ製の角形クッカーで、サイズは106×113×45mmとラージメスティンの約半分、重さは約72g。単体のクッカーとしても使用できます。
そしてこちらがメスポットで調理する際の底上げ用トレイ「メストレー ラージ」。サイズは125×110×15mm、重さは約36gです。
メストレーの上にメスポットを載せるとこんな感じ。この状態でラージメスティンに入ります。メスポットの下をお湯が通るようになるので、食材をまんべんなく加熱することができます。
ではさっそく、おつまみを作ってみよう
それでは実際に使ってみましょう! 今回作るのは大好物の「たぬき豆腐」。簡単でとってもおいしい、日本酒にぴったりのおつまみです。まずメスポットに絹ごし豆腐を入れます。
そしてめんつゆを注ぎます。めんつゆの濃さは、かけつゆより少し濃いめがおすすめ。
そして日本酒と一緒に湯煎をし、豆腐が温まったら揚げ玉と刻みネギ、お好みで七味唐辛子をかければできあがり!
たぬき豆腐より熱燗のほうが早くできあがるので、お酒をちびちび飲みながらたぬき豆腐の完成を待つのも楽しい時間です。
夢が広がる!こんな使い方もできるらしい
メストレーの上にシュウマイを載せて、蒸し器としても使えます。さらには空いたスペースで缶詰を温めることも! これは呑んべえ以外の人にもおすすめしたい調理アイテムですね。
ラージメスティンに一通りのアイテムを収納可能
たかがキャンプでお酒を飲むだけなのに、ストーブやカップ、ちろり(酒を温める容器)など道具がけっこうかさばりそう……と思った人がいたら、ちょっと待った! じつはアイテムのチョイス次第では、なんとラージメスティンにすべて収まってしまうんです。これが全部収まっちゃいました!
実際に持っていった道具がコレ。メスポットとメストレーはもちろん、ライター、ちろり、カトラリー、ツールナイフ、バーナー、カップ。これがホラ、この通り! 愛用している錫(すず)のちろりもシンデレラフィット! 目安として高さ13.5×直径7cm以内のちろりなら収まりそうです。
燃料は収まらなかったのですが、それでも荷物はとってもコンパクト。今回みたいに電車やバスでの移動でも、荷物がかさばらないから楽チンです。
お酒好きには最高のアイテムですが、少しだけ注意点があったので紹介しますね。
使ってみて分かった、2つの注意点
加熱直後は熱くて触れない……
「メスポット ラージ」を使用するにあたっての注意点は、調理直後は熱くて持てないということ。なので、プライヤー付きのツールナイフなどを準備しておいたほうが良さそうです。革グローブでもいいけれど、少々つかみづらいので、やはりプライヤーなどがおすすめ。
安定感のあるバーナーを選ぼう
使用するストーブは、ラージメスティンがしっかりと載るゴトクが大きいモデルを選びましょう。ゴトクが小さいとラージメスティンが不安定になって、落っこちてしまう恐れがあります。ちなみに今回はSOTOのウインドマスターに、オプションの4本ゴトクを装着して安定感を高めました。