車中泊は幸せなキャンプの形です

今回、車中泊の達人として話を聞いたのは、アウトドアブランド「38explore」の代表・宮崎さん。38exploreは男心をくすぐる無骨ギアで知られ、新製品や再入荷のたびに抽選販売が行われる大人気ブランドです。
そんな魅力的なギアを生み出し続ける宮崎さん自身は、このところ車中泊をする機会がグンと増えているそう。
やはり設営がラクですしね。好きな場所にクルマを駐めて、タープを張ってリビングスペースをつくれば完了です。
そうして節約した時間は、好きなことに使っているのだとか。ところで車中泊といえば、クルマによってはスペースとの戦いとなりそうですが……?
利便性の高い収納ギアをしっかり使えば、コンパクトな愛車でも妥協せずに快適にすごせますよ。
というわけで今回は、宮崎さんの車中泊で活躍しているギアを見せてもらいましょう!
車中泊を快適にする「OGC」のラインナップ

宮崎さんが注目しているのは、歴史あるカー用品メーカー・エーモン工業が展開するアウトドアブランド「OGC」。OGCとは「OUTDOOR GEAR for CAR」の略で、クルマで出発するアウトドアライフを、快適にサポートするブランドです

OGCが用意している商品のカテゴリーは次の4つ。
□FIX→吊るす/固定する/束ねる/固定ポイントの追加
□STORAGE→収納
□PROTECT→汚れ防止/キズ防止
□ELECTRICAL→電気/電源
フィールドに到着したときの宮崎さんの愛車には、「STORAGE」にカテゴライズされる「OGC ラゲッジボックス」が積まれていました。他にもいろいろとOGC製品を愛用しているそうなので、お気に入りのアイテムを解説してもらいます!
よく使うものは「吊るし収納」すべし
宮崎さんのカーサイドでまず目に入ったのが、「吊るす」系の収納ギア。空中に収納スペースを創出するため、車中泊のカーサイドはもちろん、車内でも普通のテントサイトでも大いに役立ちます。いったいどんな収納ギアで「吊るし収納」しているのでしょうか……?便利ギア1:ツイストバンジーコード

まずはこちらの「OGC ツイストバンジーコード」。その名の通りねじれた状態のコードで、優秀な伸縮性があります。収納したい小物をコードの間に挟み込むことで固定できるので、引っかけることのできない布モノだってOK。
シェラカップなどフックが付いているギアでも、好みの位置に見栄えよく固定でき、また風に強く落下しにくい収納となります。

宮崎さんが気に入っているのは、たとえ布モノでも挟んで吊るせるという点。
ただのパラコードに洗濯物やタオルを掛けておくと、風で飛んでいっちゃうんですよね。キュッと挟み込んで固定できるのは画期的で、こんな収納コードは初めて見ました。
今回はカーサイドで、クルマとポールの間に吊るした宮崎さんですが、この製品は車内でも活用できるとのこと。
車内でアシストグリップ同士をつないでもいいですよ。車中泊ではとにかく空中を有効活用するのが大切ですから、吊るす系の収納ギアは本当に重宝します。
便利ギア2:ハンギングコード

続いては「OGC ハンギングコード」。伸縮性のあるコードに8つのクリップを搭載していて、本来は吊るすことができないギアでも空中に固定できます。宮崎さんは立って使うミニテーブルの前に設置し、ナイフやターナーを吊るしていました。
吊るすことを前提としていない小物でも、コード側のクリップでしっかり掴んでくれます。自宅でもPCデスクの前に設置しようと思っているくらい気に入ってますよ。
宮崎さんが評価するのは、アイデアと収納性だけではありません。
このクリップが優秀なんですよね。ビジュアル的にもかっこいいし、はさむ力がまた絶妙です。はさむ力が強すぎると、指先が痛くなったりギアを傷つけたりしますが、これがもう本当に絶妙。一度使ったら、絶対に良さがわかるアイテムです。
ミリタリー風味に仕上がったクリップは、見た目だけでなく使い勝手も十二分。宮崎さんが「もっと評価されて欲しい」と話すOGC ハンギングコードでした。
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便利ギア3:ラゲッジポケットネット

クルマの側面に吊るされた、大きな袋状のネット。こちらは「OGC ラゲッジポケットネット」です。車内での収納を想定したアイテムではありますが、もちろん宮崎さんのように車外に設置してもOK。
4つの頂点からコードが伸びているので、それらを引っぱって固定すれば中身が一目瞭然の収納ネットとなります。

今回は、上側のコード2本を窓に取り付けたウエットスーツハンガーに、下側の2本をパラコードにつないでペグダウンしました。
ドサドサっと何でも気軽に放り込んでおけます。車内にも設置しやすいので、モノを入れたまま車内とカーサイドとを行き来させられますよ。
また宮崎さんは、シュラフの下準備にも活用しているとのこと。就寝時にはふかふかの状態になるよう、フィールドに到着したらすぐにシュラフを収納袋から取り出し、放り込んでおくそうです。
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便利ギア4:ラゲッジメッシュネット

次は車中泊の定番ともいえる「OGC ラゲッジメッシュネット」。車内の天井近くを、広大な収納スペースに変えてくれるアイテムです。実はこれ、積んだ荷物にかぶせることで、荷崩れを予防する用途でも活躍する二刀流ギア。
移動中は荷崩れ防止ネットとして、到着したら収納スペースとして……といったふうに、状況に応じた使い方を選ぶことができます。もちろん収納1本で使うのも、ユーザーの自由です。

取り付けた宮崎さんの愛車は、2ドア。4つのフックに対してアシストグリップが足りませんが、吸盤式の固定フックを用意することでまったく問題はなかったとのこと。
2ドアだからダメ、説明書に書いていないからダメ……ということはないと思います。工夫することはアウトドアの醍醐味です。
また宮崎さんはこの製品の魅力を、次のように語ります。
他社の製品と比べると、カラーが最高です。ネットもコードもオリーブドラブで統一されているのって、唯一無二だと思いますよ。
「ラゲッジメッシュネット」をAmazonで購入する!ボックスを制するものが車中泊を制する
アウトドアにおける収納の大本命といえば、ボックスギア。大きさや形状、そしてカラーにこだわるキャンパーも多く、数々の製品がリリースされています。OGCももちろんボックスギアをリリースしていて、宮崎さんが愛用しているアイテムがあります。
便利ギア5:ラゲッジボックス

OGCというブランドがアウトドア界にデビューしたときにアイコン的な存在として注目を集めた「OGC ラゲッジボックス」。あっという間に人気を博し、今でも愛用者は急増中です。もちろん宮崎さんも愛用者の一人。
高さがちょうどいいんですよね。キャリアに積んだときのバランスを見てください。気持ちのいい収まり具合だと思いませんか?
ちなみに固定ネットは「OGC ラゲッジカーゴネット」。ラゲッジボックスと統一された配色が、キャリアとの相性抜群です。
宮崎さんは2つを重ねてテーブルとしても利用していました。
やっぱり高さがちょうどいいんです。天板は38exploreの製品ですが、シンデレラフィットでした。
ここでサイズを確認しておくと、容量は約46L。辺の長さは約W606×H270×D404mmです。ボックスギアは、大きすぎると荷物を詰めたときに絶望的な重さになることがあり、このくらいの程よいサイズが人気の要因のひとつでしょう。
ところでテーブルとして使ってしまうと、中のモノを取り出せなくなるのでは……?
そう思いますよね? しかしこのラゲッジボックスには、最高のパートナーといえるアイテムが存在するんです。
どうやら他の収納ギアを別途用意することで、「中身を取り出せない問題」をクリアしている模様。次はそのパートナー的な収納ギアを紹介してもらいましょう。
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便利ギア6:ソフトコンテナ

こちらは「OGC ソフトコンテナ」。ポリエステル生地の折りたたみ式です。側面にはメッシュポケットと、モールシステム対応のウェビングベルトを搭載。容量は約38Lで、各サイズは約W530×H230×D330mm。
他社のものは生地が厚くて固いんですよね。それに加えてクッションが入っていたりして……。その点、このコンテナは本当にソフトで、潔い製品です。ある程度モノが入れば、ちゃんと形を保ちますし。
さらに、先ほどのOGC ラゲッジボックスにぴったりと収まる設計で、衝撃からもしっかりガード。移動時はこの状態で車載し、テントサイトではソフトコンテナを取り出しておけば中身へのアクセスも迅速。
このソフトコンテナを取り出してしまうことによって、その後ラゲッジボックスは開ける必要がなくなり、テーブルに専念させることができます。
というわけで、OGC ソフトコンテナの存在により、OGC ラゲッジボックスは快適にテーブル化できるのでした。
また注目したいのが、OGC ラゲッジボックスの四角さ。
一般的なボックスに比べて、角の丸みが少ないですよね。角がシャープなので、ソフトコンテナがきれいに収まってくれるんです。
目立たない工夫かもしれませんが、このあたりがさすがOGC。ラゲッジボックスとソフトコンテナは、ぜひコンビを組ませてあげたい2アイテムです。
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クルマがお部屋。だからなるべく汚したくない
キャンプギアは、どうしても地べたに置くものが出てくるので、底に付着した泥などが車内に持ち込まれがち……。またアウトドアで過ごした衣類は、どんなに気をつけても街を歩いたときよりは汚れます。そういった汚れはアウトドアの楽しさの証ですが、汚れから車内を守るギアを活用すれば、次に乗り込むときも気持ちよく運転できますよ。
便利ギア7:ラゲッジプロテクトクロス

下から荷物をラッピングすることで、荷物の汚れからラゲッジスペースを守る「OGC ラゲッジプロテクトクロス」。強靭なポリエステル生地に加えて、伸縮性のあるニット生地が採用されています。
さっきのソフトコンテナもそうでしたけど、こちらの製品も生地の厚さがちょうどいいんですよね。分厚くてゴツゴツした製品より荷物を包みやすいですし、あとはニット生地がナイスアイデア! 伸びるので荷物の形に対応してくれて、快適にラップできました。
サイズはSUVにも対応する十分なもので、たっぷりの荷物をラッピング可能。また包み込んだ状態を固定するベルトとバックルにより、荷崩れも防ぎます。
この製品はラッピングをほどいた後も役立ちますよ。積み下ろしのときに擦りがちなバンパーを保護してくれるし、そのまま荷室に広げておけば、次にラップするまでは保護シートになります。
ちなみに使わないときは、付属の収納袋に小さく折りたたんで保管しておけます。
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便利ギア8:シートプロテクター

宮崎さんの愛車のシートには「OGC シートプロテクター(フロント用)」が取り付けられていました。
軽自動車なのでシートは小さめなんですが、問題なく取り付けることができました。座面と背もたれの隙間から、後ろに生地を引っぱることによって、ぴったりと張ることが可能です。
これによって衣類の汚れがシートに及ぶことはなくなります。シートプロテクターが汚れても、取り外して洗えばシート自体のダメージはゼロ。
そして汚れを防止すること以上にありがたいのが、背面に搭載するモールシステムのウェビングベルトとポケット。
モール好きの自分としては、嬉しい仕様です。モールシステム対応のポーチ類を取り付けることができますし、愛用しているゴールゼロもジャストフィットです。
車中泊をする場合はどんなスペースも無駄にはしたくないものですが、シートの裏側までびっしりと収納スペースにできるのはありがたいですね。
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ありそうでなかった、容量無限大のアウトドア用電源
最近はキャンプの定番ギアになりつつあるアウトドア用電源。車中泊キャンパーにとっても、重要な役割を担うアイテムです。しかし付きまとうのがバッテリー残量の不安……。それを斬新なアイデアで克服した製品をご紹介しましょう。便利ギア9:コントロールボックス

バッテリー部分とコントロール部分を分離した画期的なアウトドア用電源「OGCコントロールボックス」。別売りのディープサイクルバッテリーを購入する必要はありますが、それは言い換えれば予備のバッテリーを無限に用意できるということ。
こんなに斬新なアウトドア用電源があったなんて、知ったときは嬉しかったですね。自分で用意したバッテリーの数だけ、容量が増えるんですから。
便利ギア10:バッテリーチャージャー

バッテリーへの充電は、これまた別売りの「OGCバッテリーチャージャー」で行います。買うものが複数でちょっと面倒に感じられるキャンパーもいるかもしれませんが、その合計金額はびっくりするほどリーズナブル!
あとはソーラー充電に対応してくれたら、言うことナシですね。OGCのことですから、きっと進行していると思います。
多くのキャンパーから注目を集めるOGCのアウトドア用電源システム。近い将来、きっと宮崎さんの、そして全国キャンパーの期待に応えることでしょう。
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OGCはコスパ抜群で痒いところに手が届きます

宮崎さんはOGCの製品を初めて目にしたとき、「やっとこういうブランドが出てきてくれた、こういうのが欲しかった」と思ったそうです。カラフルな差し色がまったく入らない、徹底的に無骨な色使いは、宮崎さんだけでなく全国のキャンパーが望んでいたものでした。そして見た目だけでなく使い勝手も優秀なことから、ただいまファンが急増中です。
ちなみにOGCの開発スタッフは、週に一度フィールドに仕事として出掛けて製品テストをしながら、一泊二日のキャンプを楽しんでいるとのこと。実際の体験から「こういうのが欲しかった」を生んでいることは間違いありません。これから生まれる新製品も、キャンパーと同じ目線で開発されることでしょう。
OGCの公式サイトはこちら!撮影協力:RECAMPおだわら
Sponsored by エーモン工業株式会社