ワークマンがお洒落路線に進化中!
長年、職人たちに愛される作業服専門店「ワークマン」。昨年オープンした新業態「ワークマンプラス」はアウトドアやスポーツシーンに特化したウエアを揃えることで人気が高まり、2019年10月には一気に11店舗が新規オープン。現在、全国に140店舗を展開するほど、その勢いは止まりません。
「ワークマンプラス」は全国のワークマンで販売している商品の中から、アウトドアやスポーツに役立つアイテムを中心にそろえた店舗。
『高機能×低価格のサプライズをすべての人へ』というコンセプトのもと、多くの人々にワークマンの高機能ウエアを提案していますが、ここで扱っている商品はいずれも既存の「ワークマン」でも購入できるもの。
出店場所や陳列方法で既存店とは差別化を図って、多くの新規ユーザーを集めているというわけです。
ワークマンをお洒落に着こなす秘訣をスタイリストが伝授
とはいえ、ワークマンのアイテムは派手な色が多かったりして、ファッション偏差値がある程度ないとお洒落に着こなすのが難しいのも事実。膨大なアイテムの中から目利きして選ぶのにもセンスが必要です。そこで今回は、雑誌やweb、広告などで活躍するスタイリストの宇田川雄一さんに秋冬キャンプにおすすめのアイテムをセレクトしてもらいました。まずは男女それぞれ、イチオシのワークマンアイテムを軸にしたトータルコーディネートを紹介していきましょう。
街でも馴染む、男性のコーディネート実例
ボリュームがあるトップスなので、パンツを細身にして全体のバランスを意識しました。アウター以外をモノトーンにすることで、街でも映える着こなしになります。
ワークマンは派手なデザインが多い中、このジャケットはジッパー部分のネイビー以外はワントーン。シンプルなアイテムのほうが、合わせやすくてお洒落な感じになるので、選ぶ際に意識すると良いでしょう。
インナーはシャツのほか、タートルなど首元が詰まっているデザインのものを合わせると秋冬っぽいコーディネートになるとか。ちょっとしたコツを押さえるだけで印象がガラリと変わるので覚えておくと応用できそうです。
シルエットはややゆとりがある程度なので、流行りのオーバーサイズを求めるのであれば、通常サイズよりも2サイズ以上は大きめを選ぶのがおすすめです。
インナーにはフリース素材をあしらうことで保温性も担保。内側にはジップポケットを装備しています。
ロング丈がかわいい、女性のコーディネート実例
流行りのオーバーサイズ・コーデにもぴったりのアノラックです。
薄い素材なのでインナーにフリースをレイヤードして、トップスにボリューム感を持たせるとともに防寒対策を施しました。パンツは全体のバランスを考えると、細身でシックなカラーがベストです。
ロングスカートなど、下半身にもボリュームのあるアイテムを合わせてしまうとスタイルが悪く見えてしまうので避けたほうが無難です。
素材は綿100%。そのため、焚火のときに着用しても燃え広がりにくいのがキャンプにもうれしいポイント。カラーは写真のマスタードのほか、ネイビー、カーキもラインナップしていますが、宇多田さんのイチオシはマスタード。サイズ展開はM~3Lなので、女性の場合はMかLがおすすめ(モデル着用はMサイズ)です。
左袖には縦長のポケットを装備。本来はペンなどを収納するためのポケットですが、なんとSOTOのスライドガストーチがシンデレラフィットするサイズ感。キャンパーにはうれしいポイントですね。
続いては、男女ともにこの秋冬のキャンプシーンにオススメしたい全5アイテムを紹介していきましょう。
まだある!秋冬コーデに取り入れたいマストバイ・アイテム5品
汚れが落ちやすい軽量シェルジャケット
この秋の新製品として投入された「高撥水シェルジャケット(1900円)」。耐久撥水素材を使用したシンプルデザインで、汚れがついても落ちやすいのが特徴。キャンプの時に一枚あると重宝します。薄手で軽量のパッカブルなので、街着としても取り入れやすく、急な雨を凌ぐアイテムとして車に常備しておくのにもオススメ。カラバリは全6色と豊富ですが、ワントーンのブラウンやカーキ、ライトグレーがコーディネートには取り入れやすいでしょう。
真冬に活躍するファイバーダウンのパンツ
これからのシーズンに防寒アイテムとして活躍してくれる「エアロストレッチアルティメットパンツ(3500円)」。表地には防風撥水素材を採用し、ひざ裏にジャージ素材をあしらうことで、屈伸しても負担がかかりにくい構造になっています。ややタイトなシルエットですが、ストレッチが効いているので履き心地は楽ちん。近年はダウンパンツが流行っているので、街着としても活用できます。バックポケットはタブレットが入るほど大型のムービングポケットを装備。
ちょっとしたお出かけであれば、バッグいらずでいけちゃいます。
ジャケットに取り付けられる2WAYベスト
ワークマンのジャケット(ユーティリティMA-1、ユーティリティM65)のインナーとして装着することもできる「ユーティリティフリースインナーベスト(1500円)」。シンプルなデザインで、両サイドの黒いラインがアクセントになっています。毛足が長くてモコモコ感のあるフリースが今どき。キャンプスタイルにも取り入れやすいフリースのベストは、体温調節をするうえでも便利なので、一着は持っているといいでしょう。
おすすめは発色が良いミッドブルー。デニムなどブルー系のワントーンにまとめると、お洒落に着こなせます。
雪の上でも滑りにくい防水防寒ブーツ
雪の上でも滑りにくいWMアイスソールを搭載した「防寒ブーツ ケベックNEO(2900円)」。無縫製のアッパーはレインブーツ並の防水性を誇り、ボール状の中綿を使用しているため、空気の層が溜まりやすく保温性も抜群です。街履きでもトレンドとなっているダウンブーツのようなルックスがツボ。雪上に対応しているだけでなく、地上4cmまでの浸水も防いでくれる優れ物です。これで2900円なので、秋冬キャンプのお供にぜひ一足。
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焚火専用として買い足したい、燃えにくい防水シューズ
火の粉などで燃え広がりにくい防炎性能のあるアッパー生地を使用した「防水シューズ エルタ(1900円)」。接地面から4cmまでは防水性があり、急な雨でも対応してくれます。リアルツリー柄がアウトドアを彷彿させますが、見た目以上に軽くて足入れしやすいのもキャンプに最適な理由。焚火が増えるこれからのシーズンは一足持っていると重宝するはずです。
ワークマンでは、シンプルなデザインを選ぶべし
ワークマンの店頭に行くと、原色の派手なアイテムが目立ちますが、「簡単にお洒落なコーディネートを作るのであれば、シンプルなデザインで落ち着いたカラーを選ぶべき」と宇田川さん。オーバーサイズな着こなしが流行っている昨今。特に女性が取り入れやすいアイテムが揃っているということですので、気になる方はお近くのワークマンかワークマンプラスに足を運んでみてはいかがでしょうか?