キャンプの空き時間をもっと楽しみたい!
グループやファミリーでキャンプをすると、テントの設営中やBBQの準備中など、手の空いた人や子ども達が退屈してしまうことってありませんか? また雨の日や、大人達が疲れ切ってもう動けない! という時にも、その場で手軽に遊べるものがあったらいいですよね。
そこでおすすめなのがテーブルゲームです! 今回は4人家族の我が家が、話題のテーブルゲーム5つを実際にプレイしてみて、その「盛り上がり度」「難易度」「ハマり度」を超個人的に三ツ星評価してみました!
5つのゲームにいざ挑戦!
テーブルゲーム(ボードゲーム)といえば、人生ゲームくらいしか知らなかった私ですが、調べてみると最近テレビでも紹介されて最新のテーブルゲームが話題になっているようです。
我が家の子ども達は未就学児なので、比較的低年齢の子どもでも分かりやすそうなゲームをセレクトしてみました。また、誤飲などの事故を防止するためにも大人が常に付き添って細心の注意を払いましたよ。
果たして、大人から子どもまで皆が楽しめるテーブルゲームはあるんでしょうか? いざ実戦!
①空飛ぶじゅうたん/アラジンズフライングカーペット
まずはバランス系ゲームから。フワフワと浮かぶじゅうたんに宝物を載せていく……という設定からして子ども受けが良さそうです! さっそく実際にプレイしてみましょう。
ルール
宙に浮かんだじゅうたんに、順番に宝物をひとつずつ載せていき落としてしまった人が負けという簡単なもの。じゅうたんは磁石で浮いており、気分を盛り上げてくれる見た目もGOODポイント!
揺れないよう慎重に載せていくのか? それとも運に任せて投げ置くのか? いずれにせよじゅうたんを落とさないよう気を付けて、相手のターンに回していきます。
このボードゲームのいいところは難易度が変えられるということ。台座のサソリを回すと、じゅうたんと磁石の距離を変えられるので、じゅうたんの落ちやすさを調整できるんです。これなら大人も子どもも飽きずに夢中になれますね。
ズバリ星いくつ?
「盛り上がり度」:★★★
「難易度」:★
「ハマり度」:★★
ママ(筆者)
子ども達が一番何度もやりたがったのはコレでした。宝物を載せていくだけのシンプルなルールなので、子どもから大人まで年齢に関係なく一緒に盛り上がれます!
メンバーが大人だけの場合は、サソリを回して難易度を上げるのがおすすめです。
メンバーが大人だけの場合は、サソリを回して難易度を上げるのがおすすめです。
兄
じゅうたんが浮いてるのが面白いし、宝物がいっぱいあってワクワクする! お家に帰っても絶対またやりたい!!
ビバリー ゆらゆらバランスゲーム 空飛ぶじゅうたん
●対象年齢:5歳以上
●プレイ人数:2人~
●セット内容:空飛ぶじゅうたん×1個、台1個、アーム1個、宝物32個、宝物袋1個、糸2本、説明書1枚
●プレイ人数:2人~
●セット内容:空飛ぶじゅうたん×1個、台1個、アーム1個、宝物32個、宝物袋1個、糸2本、説明書1枚
②ベルズ
次は、たくさんのベルを磁石で釣り上げていくゲームに挑戦! パッと見はすごく簡単そうに見えるので、大人も楽しめるのかが気になります……。
ルール
磁石の入ったスティックで、好きな色のベルを10個集めるゲームです。カラフルなベルがたくさんあるだけでも、子ども達は大興奮! 順番を決めたらスタートです。
スティックの太い方には強い磁石が、細い方には弱い磁石が入っています。自分の順番が来たらその都度、どちら側を使うか決めましょう。選択を誤ると難易度が上がるので注意!
欲張り過ぎて、違う色のベルが釣れてしまったらアウトです。また、ベルをお皿の外に落としてしまってもアウト。スティックに付いているベルは全て場に返して次の人へ。
最初に10個同じ色のベルを集めた人が勝ち! 簡単そうに見えて、これが意外と難しいんです。
ズバリ星いくつ?
「盛り上がり度」:★
「難易度」:★★★
「ハマり度」:★★
ママ(筆者)
ほかの色を釣らずに1色だけベルを釣るのが、大人でもなかなか難しい! 子どもはベルを5個集めたら勝ちにするなど、ハンデをつければ家族でも楽しめそうです。
説明書には日本語がないので、遊び方は事前に調べておいた方がいいですね。
説明書には日本語がないので、遊び方は事前に調べておいた方がいいですね。
妹
ベルのやつ、すきなの! いっぱいいっぱい釣れるの!
パパ(カメラマン)
下の子にはまだ1色だけ釣るのは難しかったみたいだけど、たくさんベルを釣るのが単純に楽しかったみたいですね。
③スピードカップス
さあ、お次はスピード系ゲームです! 5色のカップを順番通りに並べ替えるのですが、大人と子どもで差がついてしまいそうですね。皆で盛りあがれるでしょうか!?
ルール
カードの指示通りにカップを並べ替えるゲームです。お題は、帽子や小鳥など、さまざまなもので描かれています。絵柄に合わせて、順番通りにヨコに並べたり、タテに積んだりしましょう。文字がないので子どもにもわかりやすいですね。
最初に並べ終わった人が真ん中にあるベルを鳴らし、順番が合っていたらお題カードをGETできます。
お題カードを一番多く集めた人が優勝です。スピードが命ですが、焦りすぎると思わぬミスをしてしまうかも!? 頭脳と身体、両方の瞬発力が試されます!
ズバリ星いくつ?
「盛り上がり度」:★★★
「難易度」:★★
「ハマり度」:★★
ママ(筆者)
スピード系ゲームはやっぱり盛り上がりますね! ルールはとっても単純です。下の子にはさすがに難しそうでしたが、4歳のお兄ちゃんは大健闘。5秒程度のハンデをつけたら結構いい勝負になりました。
兄
早い者勝ちでベルを鳴らすのがとっても面白かった。でも、ママとパパが本気を出すと、ちょっと怖かったー。
パパ(カメラマン)
ガチでやり過ぎたかな!? 大人げなくてすみません……。
④ナンジャモンジャ
次はちょっと変わったゲームです。「ナンジャモンジャ」という不思議な生き物にあだ名をつけるゲーム……っていったいどんなゲームなんでしょう!?
ルール
順番を決めたら一枚ずつ山のカードをめくっていき、ナンジャモンジャという不思議な生き物達にあだ名を付けていきます。覚えやすさを重視するか、呼びづらい名前でかく乱するか……あだ名のつけ方には、直観とセンスが問われそうです!
同じナンジャモンジャがもう一度出たら勝負! あだ名を思い出して正しく言えた人が、場に出た札を総取りできます。
最終的にカードを一番多く集めた人が優勝です。運の要素も強いので、誰にでも優勝のチャンスがありますよ!
ズバリ星いくつ?
「盛り上がり度」:★★
「難易度」:★★★
「ハマり度」:★★★
ママ(筆者)
想像していたより奥が深いです。何度もプレイするうちに、前に付けたあだ名が頭にこびりついて……どんどん難易度が上がっていきます!
子どもはわけのわからないあだ名をつけるのが得意なので、最終的に誰も思い出せなくなることも……(笑)。じわじわハマるゲームですね。
子どもはわけのわからないあだ名をつけるのが得意なので、最終的に誰も思い出せなくなることも……(笑)。じわじわハマるゲームですね。
妹
このゲームすき! わたしがつけたおなまえは、これが「あめだんご」で、これが「チューリップ」で、まんなかのが「ママ」なの。
ママ(筆者)
え、これママに似てる? 似てないよね!?
パパ(カメラマン)
……。
⑤キャプテンリノ
最後は一番難しそうな積み上げ系ゲームです! カードの指示に従ってリノ人形を動かしたり、カードを引いたり、複雑そうですが子供に理解できるのか、トライしてみましょう。
ルール
手札にカードを5枚ずつ配ります。順番に「壁カード」と「屋根カード」を積み上げていき、先に手札がなくなったら勝ち、ビルを崩したら負けです。「屋根カード」には、次の「壁カード」の置き方が灰色の線で指示されていて、“二枚重ね”や“一回休み”などのゲーム性が増す指示もマークで示されています。視覚的に理解できるので、意外と子どもにも優しいですね。
「屋根カード」からキャプテン・リノマークが出たら、リノ人形を今いる場所から最上階へ動かさないといけません! リノ人形を落とさないように……どんどん高くなるとハラハラドキドキが止まりません!
難しそうなイメージでしたが、ルールは一度体験したらすぐに覚えられる簡単なもの。ジェンガなどの積み上げ系ゲームと比べて、リノ人形を動かす要素があるので「リノがんばれ! 耐えて〜!」などの声が上がります。
土台カードを裏返すと、「壁カード」を置ける枚数が一枚だけになり、上級者向けに難易度を調整できる要素も。これなら、大人も子どももエキサイトできそうです。
ズバリ星いくつ?
「盛り上がり度」:★★★
「難易度」:★★
「ハマり度」:★★★
ママ(筆者)
個人的にはこれが一番ハマりました! 最初はルールが難しいかなと思いましたが、説明しながらプレイすると子ども達はすんなり理解できたようです。
屋根カードを戦略的に出せば誰かを陥れたり助けたりも可能なので、大人同士でやってもかなり盛り上がりそうです。
屋根カードを戦略的に出せば誰かを陥れたり助けたりも可能なので、大人同士でやってもかなり盛り上がりそうです。
兄
キャプテンリノを動かすのが面白かった。あと、ママがパパばっかり一回休みにするのも面白かった!
幼児から大人までドハマリなテーブルゲームはこれだ!
さて、5つのテーブルゲームを実際にプレイしてみましたが、いかがでしたか? 我が家の大人と子ども全員がもう一度やってみたいと言ったのは「キャプテンリノ」でした! 結構複雑なルールですが、カードのマークや印が分かりやすく、説明しながらでも遊べるのが良かったです。未就学児のふたりも大満足の様子。
今回は低年齢でも楽しめそうなゲームをセレクトしたのですが、大人もついつい本気になって、料理や片付けもそっちのけで盛り上がってしまいました! 次回のキャンプに出掛ける時には、ぜひお気に入りのテーブルゲームを荷物に加えてみてくださいね。
執筆:岡村朱万里