タープとペグは森暮らしの日用品【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第3章#2】

駒ヶ根の家づくりは続きます

春から南信州に移住し、はや5ヶ月目になりました。 室内のリフォームはほぼ終わったものの、デッキや屋根、薪小屋など外周りはまだまだこれからです。

日々何かしらの外作業をしているので、至る所に日よけや雨よけのためのタープを張り巡らせています。

あらゆる作業場に設置された数々のタープ


一番手前のタープは、作業スペースです。雨天時に焚き火料理もするので、火の粉に強いMLIMA(リマ)のポリコットン幕を常設しています。 ここには週末通いの頃から、6年間張り続けています。

風の影響を受けやすい場所にも関わらず、未だに衰え知らずの強靱なタープです。

そしてその奥には仮のデッキ(ステージ)を置き、サンシェード代わりにタープを張っています。
以前は30年前に買ったスノーピークのレクタタープを張っていましたが、ついに強風で破れDDタープXLを新調しました。


白樺の枝をポール代わりに


ポール代わりにしているのは、白樺の枝。白樺は枝分かれがいくつもあるので、高さ調整をしたりフック代わりに物を掛けたりと非常に便利です。

金属製よりも自然に溶け込みますしね。
その下の原木置き場にも、DDタープ(4×4)を。 このタープはループの数が多いので、張り方も自由自在。所構わずシート代わりに使ってきた事もあり、かなり色褪せてしまいました……。
一段下の敷地にはグリップスワニー × ネイタルデザインのFPタープ。 炎天下では熱中症になりやすいので、タープ下で薪割り作業をしています。

火まわりにはとりわけタフな難燃タープをチョイス


薪割りをしていると木っ端や虫食いの木などが出てくるので、その場で燃やして処分してしまいます。

近くで焚き火をしてもそこはグリップスワニー、難燃素材のファイヤーシールドのおかげで安心して張っていられます。


サブポールにも白樺を使い、枝にガイロープを引っ掛けて高さを調整しています。

簡易的にどこにでも張れるタープはとても重宝していますが、先日の台風10号の時はさすがに張りっぱなしでは不安でした。

台風10号に備えた時の様子がこちら。下の敷地のタープは撤去し、軒下のタープは外壁に固定して強風に備えました。

森暮らしならではのタープとペグの選び方

私がタープ選びに重点を置いているのは、グロメットとループ部分の強度です。 形も素材も様々なタープ、選び方は利用シーンや人数によって違いますし、耐水圧や遮光性などの機能を優先する方もいるでしょう。ですが日常的に使う私の場合は、いかに耐久性があるかが重要です。

テンションをかけたり風の影響を受けやすいループがどのように補強されているかが気になるところです。
次に、私が愛用しているペグをご紹介します。

愛用ペグは約50本


我が家は中央アルプスの麓にあるので、石も多く砂も多い。異常に固い地面もあれば、海辺のような砂地もあります。

そんな様々な状態の地面には、サイズが豊富で頑丈な鋳造ペグが一番です。
左から、エリッゼ 鋳造ペグ18cmと28cm、スノーピーク ソリッドステーク30、 キャンピングムーン ステンレス鋼R-40、キャプテンスタッグ 鋳造ソリッドペグ500…… と、18~50cmまでで50本ほど揃えています。

森暮らしではタープやテント以外にも、作業用の杭としての出番も多いですね。


常設のタープには地中に埋まったままのペグもあり、錆の発生も酷くなりました。 今回初めてステンレス鋼を購入したので、しばらく様子を見たいと思っています。


ペグ以外には、深く根を張った植木の切り株なども利用しています。 たまにつまずいたりして邪魔と言えば邪魔ですが……。

環境が整っていないので、何をするにもキャンプのような暮らし。そんな野外での過ごし方を、次回もご紹介できればと思います。
写風人の過去の連載はこちら

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