【検証】釣りの「ダイワ」が出した話題の新作ハードクーラーの実力やいかに?

いまやハードクーラー戦国時代に突入!


以前は大手のキャンプブランドから選んで購入するのが常だった「ハードクーラーボックス(以下、ハードクーラー)」。しかしここ最近、海外のブランドが次々に日本へ上陸し、いまやハードクーラーの戦国時代が始まっているといっても過言ではありません!

その一方で、日本でも釣具を主戦場としたあのブランドが新作を発売し、“使える”と話題になっているのをご存知ですか? どんなハードクーラーなのか、実際に使ったレビューを交えて紹介します。

今年発売!日本生まれのハードクーラーがイチ推し


今回紹介するのは、日本を代表する釣りブランド「ダイワ」が今年5月に発売したプロバイザーHD ZSS2700EX(以降、プロバイザー)。オールホワイトでメタリックのテープが貼られたクリーンな佇まいのハードクーラーです。

「釣り業界がなぜキャンプに?」と思う人もいるかもしれませんが、釣った魚の鮮度を維持しなければいけない釣りブランドならではの磨かれた高い性能が詰まっているんです。

どこがスゴいの?新作ハードクーラーをレビュー

では早速、ダイワの新しいハードクーラーがなぜ“使える”のか、細かい機能を紹介します。


スゴいその①:極厚の真空パネルを“6面”に搭載


ハードクーラーに使われている素材の多くが、保冷性があるポリウレタンを発泡させた「発泡ウレタン」というものを採用しています。これを各パネルの中の隅々まで充填することで保冷性を高め、肉厚なほどその機能が優位に働きます。

しかし、ダイワのクーラーは発泡ウレタンよりさらに断熱効果が高いとされる「真空パネル」を採用。こちらは細かい空孔素材を金属フィルムで真空パックにして板状にしたもので、肉厚でなくても十分に断熱効果が高いんです。


そんな真空パネルを、プロバイザーには四方向と天地の全6面に使っているという奮発っぷり! 最高レベルの素材をぜいたくに使うことで、非常に高い保冷性を実現したのです。

同社の調べによると、JIS簡便法で測定した結果、同じ容量の発砲ウレタンのハードクーラーが75時間氷が残っているという結果に対して、今回の6面真空パネル断熱のハードクーラーは120時間も氷が残っているという結果! 日に当たりっぱなしの釣りシーンに向けて開発したこともあり、その性能はお墨付きと言えるでしょう。

スゴいその②:手前からも奥からも取り出せる両開き上フタ



ダイワのハードクーラーの特徴は、このフタ。なんと、前からも後ろからも開けることができる「両開き上フタ」を搭載しているんです! いわゆるキャンプブランドでは、この機能を見たことがありません。狭い場所でどこからでも開けられるように設計されたんだとか。


しかも、フタは持ち上げて取り外すことが可能。ハードクーラーは生モノや結露で流れた水が底にたまったり、生鮮食品を入れることで汚れが付着してしまうことが多いんですよね。

プロバイザーなら中が汚れても、ガバッと外してラクに洗えそう!

スゴいその③:27Lのちょうどいいサイズ感


プロバイザーの容量は27Lで重量は6.9kg。内寸は奥行き25×幅43×高さ25cmで、海外の高級クーラーと比べると横幅が広いのが特徴です。メーカーによると500mlのペットボトルが24本入るとのことなので実際に試してみました。このとおり、しっかりとペットボトル24本が収まりましたよ!


板氷1枚を入れたら500mlのペットボトルが約20本収納可能。ただペットボトルの上部の空間はあまりないため、保冷剤を上下に入れてドリンクを冷やすには向かないかも。ペットボトルを横にしたり、本数を少なめにして保冷剤を入れるのがいいかもしれませんね。


実際に氷を入れて残り具合を見てみた


さて、そんな高機能ハードクーラーなわけですが、百聞は一見にしかず! 気になった編集部員が早速どのくらいの保冷力があるか試してみました。

スーパーで売っている角氷1kgを用意。1泊2日のキャンプを想定し、2日間クーラーの中に氷を入れたらどのくらい残っているか検証する、というものです。クルマの中に入れて調べます。

スタートした日の車内は気温29度で湿度58度。昼に購入して氷をクーラーの中に入れ、このままクルマの中に入れて調査開始です!


翌日の同時刻。クルマの中は気温23度で湿度58%。ほんのり温かい印象です。さて、前日と同じお昼くらいにハードクーラーから氷を取り出して氷の残量を見てみました。

結果は……「氷は約1/3くらい残っている!」という印象。クルマは高温多湿な環境が長時間続くことから、保冷環境としてはかなりイジワルなところを選択。普通のハードクーラーなら早い段階で氷が溶けていると思いますが、それと比べると好結果であることが言えます。ハードクーラーの中もひんやりとしていて、食材を保冷するには問題ないくらいです。
※環境によって保冷具合が異なる場合があります。

ちなみに、ダイワ製品にはショルダーベルトが付属されています。ハードクーラーには食材やドリンク、さらには氷を詰め込むのでハンドルだけではとてもじゃないですが持ち運びが大変。ショルダーベルトがあれば、ある程度重量があっても持ち運びが楽になるので安心ですね!

ダイワ「プロバイザーHD ZSS2700EX」の詳細はこちら

日本ブランドのハードクーラーは安心してキャンプに使える


肉厚な高級ハードクーラーが増えていますが、今回紹介したダイワの「プロバイザーHD ZSS2700EX」は、最高レベルの保冷力に使い勝手もかなり優秀。海外の高級ものもいいですが、今年は日本生まれの最強ハードクーラーをぜひ試してみてはいかがですか?

ダイワ製品について知りたい人はこちらをチェック

撮影協力:青根キャンプ場

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