もう全部「ギザ刃」シリーズで揃えたい!ユニフレームの新作キッチン道具が優秀でした

記事中撮影画像すべて:岡村武夫

ユニフレームのギザ刃シリーズが充実!


ユニフレームの「ギザ刃牛刀」は刃先がギザギザになっていることで抜群の切れ味を実現した有能ナイフ。発売してすぐキャンパーに人気を博しました。


それを受けて現在では「ギザ刃シリーズ」として牛刀より少し小ぶりな「ギザ刃ペティナイフ」、テーブルでお肉を切る時に活躍する「ギザ刃フィレナイフ」など、かなりラインナップが増えているんです。


今回はその中からこちらの「ギザ刃キャンプナイフ」と「ギザ刃キッチンシザーズ」をご紹介。実際に購入して、その切れ味から使い勝手までを詳しくレビューします!


折りたためて便利な「ギザ刃キャンプナイフ」


まずはナイフからご紹介。この「ギザ刃キャンプナイフ」は折り畳みができて、シリーズ中もっともコンパクトなタイプとなります。


そしてお値段も1,200円(税込)とシリーズで一番安いのですが、果たして使い勝手は……?

我が家の包丁と比べると、ケースいらずで持ち運びがしやすい!


ふだん我が家のキャンプでは、家で使わなくなった小さめの万能包丁(写真上)を使っています。重さは約70g。研いでないので切れ味はいまいちで、持ち運ぶ際はカバーが無いので新聞紙などを巻いています……。

ギザ刃キャンプナイフ(写真下)は、それよりも刃渡りがやや小さめ。38gと非常に軽く、折りたためるのでカバー要らずです。


ソロクッカーにも収納できるのでとっても便利です。また、両刃なので利き手を問わず使いやすいのも魅力的。

この軽さとサイズ感ならば、なるべく荷物を減らしたいUL系キャンパーの方や、荷物の軽量化が必要になる登山での使用もおすすめできます。

切りにくい野菜の定番・トマトをスライス


指で押すだけでも簡単につぶれてしまいそうな完熟トマトを敢えてセレクト。刃先のギザギザ部分を使うと、スッと刃が入ります。


断面を潰すことなく、きれいに切ることができました! これは今まで使っていた我が家の包丁より、はるかに使いやすい!

リンゴの皮むきはできる?


ギザ刃キャンプナイフは、ギザ刃部分とまっすぐな部分の両方が1つの刃に備わっているのが特徴です。まっすぐな部分を使えば、皮むきなどの作業もしやすいです。


途切れることなく皮がスルスルと剥けました! 自分が急に料理上手になったような錯覚に浸れます。

硬いカボチャは切れるのか?


折り畳みタイプなので、さほど強度は高くなさそう。刃を上下させながら慎重に切り進めます。


普通の硬さのカボチャは切れましたが、無理は禁物です。

刃自体の強度は十分ですが、柄との接続部分に圧力を掛け過ぎないほうがよさそう。硬いものを切る時はこまめに刃を動かすなど切り方を工夫しましょう。

なお、刃が薄いので、ナイフの背に手を添えて切るやり方はメーカー非推奨。硬いものを切ることに関しては、今まで通り普通サイズの包丁を持っていこうかな、という気持ちになりました。

最難関!?魚も捌いてみました


今夜のメインはイサキ! 皮や骨など切りにくい部分にも、ギザ刃が滑らずスッと入ってくれます。刃渡りも十分で、スーパーなどで手に入るイサキやサバレベルの大きさの魚なら無理なく捌けそうです。

うろこもこのナイフで引けますが、刃の背側を使おうとするとナイフが折りたたまれてしまうので、刃先側を使います。刃を開いたままにするロック機能があれば完ぺきですが、そこはリーズナブルな価格設定なので許容範囲でしょう。


フラットな部分を使えば、皮もペロッと剥けます。


身を崩すことなくきれいに切れました。小さいながら、非常に幅広い用途に使えることが分かりました。

6つの機能をもつ「ギザ刃キッチンシザーズ」


次にご紹介するのは、待望のハサミ「ギザ刃キッチンシザーズ」です。


パッと見は普通ですが、非常に多機能で、袋の口を切る、ちょっとした野菜を切るといった作業のほかにもいろいろなことに活用できるんです。

今までキッチンばさみは「袋を切る」くらいしか使ってなかった


我が家のキッチンばさみ(写真左)は以前雑貨店で購入したもの。いたって普通の使い勝手で、普段は袋の口を切るくらいしか活用していませんでした。

一方のギザ刃キッチンシザーズ(写真右)は2,900円(税込)となかなかのお値段。しかしその高機能ぶりは、価格に見合う価値ありと思わせてくれます。

特筆すべきは簡単に分解して洗えること。衛生的に使えるので、お肉を切るなどの用途にも使えます。

まずは野菜をカットしてみます


ちょっと薬味にネギを切りたいけれど、まな板を出すのは面倒!というときはキッチンシザーズが活躍します。


ギザギザ部分が表面に引っかかるので、滑らず簡単に小口切りができました。

グニャグニャして切りにくい鶏肉をカットしてみます


鶏肉は身と皮が滑るので切りにくい食材ですが、ギザ刃の威力は抜群です!


手羽先の余分な部分を落としたり、切り込みを入れたりするのもお手の物。


あっという間に鶏肉の仕込みが終わりました。まな板要らずで洗い物も少なくてすむのが魅力。キャンプだけでなく家庭でも活躍すること間違いなしです。


汚れたら分解して洗えばOK!


普通のキッチンばさみでお肉などを切ると刃の合わせ部分が洗いにくくて衛生面が心配ですが、こちらは簡単に分解できるので安心です。

とくにギザ刃の部分は汚れが残りやすいので丁寧に洗浄してくださいね。


このように刃を90度開くだけで簡単に分解できます。切れ味抜群なので、作業中にケガをしないよう注意してください!

まだまだありますこんな機能!


栓抜きがついているので、食事中もキャンプのテーブルで活躍してくれます。


なんと持ち手には大小のマイナスドライバー付き。カバーの部分をグニャッと曲げて使います。


カニの殻やクルミなど、固いものを割る際にも重宝します。
ITEM
ユニフレーム  ギザ刃 キャンプナイフ
■サイズ:使用時/約220mm(ブレード部95mm)、収納時/約120mm
■重量:約40g
ITEM
ユニフレーム ギザ刃 キッチンシザーズ
■サイズ:約210×90mm
■重量:約130g

キッチンのスタメン間違いなし!


今回試したギザ刃シリーズの新作「ギザ刃キャンプナイフ」と「ギザ刃キッチンシザーズ」。どちらも非常に幅広い用途に使えて、持ち運びもしやすく、キャンプに最適なギアでした。

初めて揃えるキャンプ用品としてはもちろん、すでに道具を持っている方にも買い替えをおすすめしたい逸品です!

執筆:岡村朱万里

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