料理下手キャンプ女子が挑む!びよ~んとのびる「チーズハットグ」作ってみた

アイキャッチ画像・記事中画像撮影:岡村武夫

超話題のこの食べ物を知ってますか?


韓国で人気のおやつ「チーズハットグ」。中からチーズがトロッと出てきて、すごーく美味しそうですよね? これが今、すごく流行ってるんです!

全国で女子高生が大行列。「チーズハットグ」が今大人気!

Instagram Photoチーズをびよーんと伸ばして食べる姿がすごーく美味しそうでインスタ映えする、と人気に火が付いたのが「チーズハットグ」。

その流行ぶりはすさまじく、女子高生がお店に連日大行列するほど。今ではチーズハットグ専門店も全国にたくさんオープンしているのです。

「チーズハットグ」ってこんな食べもの

出典:アリランホットドッグ
チーズハットグは、チーズを甘めの生地で包んで揚げた、韓国ではポピュラーなおやつ。

「ハットグ」は韓国語で「ホットドッグ」のことですが、パンにソーセージを挟むアレではなく、どちらかというと「アメリカンドッグ」に近いです。

外側にパン粉をつけてこんがり揚げ、粉砂糖やケチャップ、ハニーマスタードなどをトッピングするのが定番なんです。キャンプでこんなおやつが作れたら、とっても盛りあがって楽しそうですよね?


料理下手の私がチーズハットグ作りに挑戦します!


キャンプでチーズハットグが作れたら楽しそうだけど、揚げ物はちょっとハードル高そうなイメージもあります。本当に誰にでもできるんでしょうか?

作ってみるのは私です!


そこで実際に検証すべく、料理下手キャンパーの私・オカムラが、自らチーズハットグ作りに挑戦することに!

理想はこんな「チーズびよ~ん」。うまくいくかなぁ……

出典:PIXTA
やっぱり重視すべきは、このチーズの伸び。これをうまく再現するには、どんな材料を使うのがいいのでしょうか。また、周りに付ける生地って自分で作れるものなんでしょうか??

調べてみると、チーズハットグのレシピがたくさん出てきました。中でも一番簡単そうなのは、ホットケーキミックスを使ったレシピ。これなら私にも作れそうです。

生地がうまく付けられるか、揚げた時にチーズがはみ出したり焦げたりしないのか、ちゃんとチーズは伸びるのか、そして油の片づけは……など心配事は尽きませんが、まずはやってみてから考えましょう!

果たして本当にあのチーズびよーんは再現できるのでしょうか……!?

さっそく、チーズハットグを作ってみた!


さあ、のびーるチーズハットグをめざして料理開始です。

材料と道具はこんな感じ


生地に小麦粉や牛乳、豆腐などを加えるレシピもありますが、キャンプで作ることを考えて一番簡単そうな「ホットケーキミックスと水だけ」で生地を作るシンプルなレシピに。

[材料]2本分
・ホットケーキミックス…100g
・水…大さじ3くらい
・お好みのチーズ…割けるチーズなら1本、スライスチーズなら2枚
・ソーセージ…1本
・パン粉…適量
・サラダ油…適量
・ケチャップやハニーマスタード…お好みで
・粉砂糖…お好みで

[道具]
・竹串
・クッカー
・バーナー
・ボウル
・包丁
・茶こし
・使い捨て手袋
・大さじ

さあ作ってみましょう!


1.ソーセージとチーズを半分に切って串に刺す
2.ホットケーキミックスに水を入れスプーンなどで混ぜる
3.ポロポロしてきたら使い捨て手袋をつけて手でまとめる
4.2等分して1に巻きつけ形を整える


5.パン粉をつける(生地に少し水や卵を塗るとつけやすい)
6.熱した油で揚げる(火傷には要注意!)
7.生地が膨らみ、こんがり色づいたら完成
8.お好みでトッピングしてアツアツを召し上がれ

ポイントを押さえて失敗知らずに


途中、料理下手ならではのハプニングもいろいろ起こりましたが、以下のポイントに気をつければ大丈夫です!

①水を入れ過ぎて生地がベタベタに
→水の量は少なめから調整して、べたつかずにまとまる程度に。耳たぶくらいの固さが成形しやすいです。ベタベタして成形しにくければ粉を足せばOK。少しずつ調整しましょう。

②ソーセージ無しで作ったら串が動いて揚げにくい
→芯になる食材を必ず下に入れること。チーズは溶けるので芯になりません。

③クッカーが不安定で油がこぼれそうに
→安定感のある形のクッカーを使い、軍手をして取っ手を持ちながら揚げましょう。

④周りが焦げて中は生だった
→油の温度が高すぎます! 弱火でじっくり揚げてみましょう。

⑤揚げている途中でチーズが出てしまった
→チーズを串に刺したら、クーラーボックスに入れて生地を巻く直前まで冷やしておくといいです。生地は丁寧に隙間なく巻きましょう。それでもチーズが出てくる場合は、もう揚がっていると思われるので食べましょう。

完成!いざ実食。果たしてチーズは伸びるのか!?


野外で手作りのチーズハットグ、こんな感じで見事に伸びました! 多少形が崩れていてもチーズはちゃんと伸びるのでご安心を。

肝心のお味は、外サックサクの、中はフワフワ&トロ~リでめちゃうま! 子どもにもウケること間違いなしです。

油の片づけはちょっと面倒くさいですが、汚れるのはボウルとクッカー1つずつなので洗い物はすぐに終わります。料理が苦手なキャンパーさんも恐れずにチャレンジしてみてください。

どのチーズがいちばん伸びるのか、比べてみた!


チーズハットグ作りに最適な、よく伸びておいしいチーズはどんなタイプなんでしょうか? よく伸びそうなものを5つセレクトして試してみました。


今回試したチーズはこの5つ

①割けるチーズ

切って串に刺すだけで簡単。よく伸びると評判で、レシピでもこれを使う人が多いです。

②ピザ用チーズ

よく伸びそうですが、串に刺せないので生地に乗せて巻きます。

③溶けるスライスチーズ

こちらもいかにも伸びそうですが、串に刺せないので巻いて形を作ります。

④割けるチーズモッツァレラタイプ

割けるチーズが良く伸びると評判なら、モッツァレラタイプはもっと伸びるのでは? という予想です。

⑤モッツァレラチーズ

唯一のナチュラルチーズからの参戦です。キャンプで使いやすいセミハードタイプを選択しました。モッツァレラチーズはピザにも使われるので、よく伸びそう?

比較のため、全てのチーズを計量して10gに揃え、揚げてから10秒以内に伸ばしました。

結果、どのチーズが一番伸びた!?

第5位 ③溶けるスライスチーズ 20cm

トロリと流れ出して美味しそうな溶けるスライスチーズ。伸びはいまいちですが、モチッとした食感で固くなりにくいのが利点です。

第4位 ②ピザ用チーズ 30cm

柔らかくトロッと伸びたピザ用チーズ。長さはあまり出ませんが、味はしっかりしていて生地に負けません。

お次はいよいよベスト3!

第3位 ①割けるチーズ 40cm

びよーんと安定した伸びを見せた割けるチーズ。しっかりした食感で食べ応えがありますが、冷めるとすぐ固くなるので早めに食べたい。

第2位 ⑤モッツァレラチーズ 70cm

70cmと大健闘したのがモッツァレラチーズ。セミハードタイプなので味もしっかりしていて、個人的には一番好みでした。冷めるとやや固くなります。

第1位 ④割けるチーズモッツァレラタイプ 80cm

今回一番の伸びを記録した割けるチーズモッツァレラタイプ。ここまで伸びると予想していなかったので、机からはみ出してしまいました……。割けるチーズ同様、冷めるとすぐに固くなります。

ということで、伸び率第1位「割けるチーズモッツァレラタイプ」でした!(ただ今回は1回勝負で、私が手作業で伸ばしているので、伸び方の違いは参考程度に考えてください)

傾向として、伸びの良いタイプは冷めると固くなりやすく、柔らかめの食感のものは伸びが少ないようです。お好みに応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。

キャンプで伸ばして楽しもう!

写真:岡村武夫
キャンプで揚げ物なんて最初は一体どうなることやらと思いましたが、意外と簡単にあの”チーズびよ~ん”が再現できました。

ホットケーキミックスやチーズ、ケチャップなど、今回使った材料はどれも最初から味が決まっているので、味付けに自信がない料理下手さんにもオススメの料理と言えます。

誰でもおいしく作れるチーズハットグ、今度のキャンプのおやつに作ってみませんか?

執筆:岡村朱万里

野外でのおやつタイムは最高

どうしてこんなにウマいのか。

Let’s try to make Korean cheese hotdogs in camp!
キャンプでチーズハットグを作ってみよう!

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