満腹間違いなし!寒い季節に嬉しい“アツアツ”スキレットレシピ3選【たけだバーベキューの“楽勝キャンプめし”#14】

ひょんなことから過去の旅に思いをはせる、そんな秋

食材が美味しい・空もきれい・虫もいない・焚火のぬくもりが心地いい……キャンプにとって最高の時期に突入しましたね! どうもこんにちは、キャンプでも屋内でも最近は土鍋でご飯を炊き始めた、たけだバーベキューです。

先日ネットでニュースを見ていたら、「オーストラリアのウルルが永久に登山禁止に」という見出しが目に飛び込んできました。アボリジニの聖域であるウルルはいずれ登山禁止になると結構前から聞いていたのですが、その日がついに訪れたかと感慨深く思いました。

というのも実はたけだバーベキューも11年ほど前にオーストラリアへ旅をしに行き、ウルルに登っているのです。記事を見てそのことを思い出し振り返ってみますと、何とも懐かしい写真が出てきました。

若かりし頃のたけだバーベキュー


若いです(笑)。たしか当時ジェットスター社の「大阪ーケアンズ間 就航一周年記念キャンペーン」で、心斎橋でゲリラ的に往復チケットが100円で手に入るというイベントが行われていたのです。

「え、マジ?」ということで列に並んでみると、本当に100円で買えました。というわけで、100円でオーストラリアに15日間ほど行ってきたのです。

そこに組み込みたかったのが、ウルルツアー! 1泊2日で回るのですが、当時お金もないためホテル付の豪華なツアーに参加できるわけもなく……。僕が参加したのは、なんとも“ワイルド”なツアーでした。


寝床は、外(笑)。赤土に軍が使うようなマットを引いて、各自寝袋を支給されます。「さ、どこでも寝ていいぞ! 広いだろ!」とレンジャーが嬉しそうに言っていたのをよく覚えています。

オーストラリアの広大な土地にはGの頭文字で有名なあまり皆から好かれていない虫も実は出てきまして、それも日本のGの3倍はあろうかというものが走ってきます。

これは怖くて寝れないぜ! なんてことを冗談交じりでレンジャーに言うと、「そんな時はこうだよ!」と、Gを素早くつかんで遠くに放り投げたことも鮮明に覚えています。

原点を思い起こさせる焚火


夜はみんなで拾った枝にこねたパンを巻きつけて焚火で焼いたりと、今思うとものすごくサバイバルな経験をさせてもらったなぁと思うと同時に、昔からほんとこういうのが好きなんだなぁと、たけだベーキューの原点はこの辺にもあったんだなと感じました。


ありがとうウルル! ありがとうアボリジニ! さてさて、そんなたけだの懐かしい写真を見ていただいたあとは、レシピに参りましょう。

今回使うのはスキレット! この寒い時期だからこそ、身体も温まる美味しいレシピをご紹介しましょう。


アツアツで食べ応えも◎!秋キャンプにおすすめのスキレットレシピ

レアステーキのたっぷりキノコソース煮込み


スキレットでじっくり煮込むことによってお肉も柔らかく、キノコの風味もいい感じに出るめちゃくちゃ美味しいメニューです。

<材料>
・厚切りステーキ 1枚
・玉ねぎ 1/2個
・しめじ 1/2袋
・まいたけ 1/2袋
・エリンギ 2本
・マッシュルーム 4個
・にんにく 2個
・バター 30g
・オリーブオイル 50cc
・パセリ 適量
・生クリーム 200cc
・ウスターソース 大さじ2
・粒マスタード 大さじ1
・トマトピューレ 大さじ2
・メープルシロップ 大さじ1
・塩、黒コショウ 少々


<作り方>
(1)ステーキに塩・黒コショウをして、レアに焼く。

(2)スキレットを熱してオリーブオイルとバターを溶かし、スライスにんにくを炒める。そこに、スライスした玉ねぎとカットしたキノコ類を入れて、さらに炒める。

(3)しんなりとしたら、生クリーム・トマトピューレ・ウスターソース・粒マスタードを入れて煮込む。仕上げにメープルシロップを入れ、カットしたステーキを入れて少し煮込む。最後に刻んだパセリを散らして完成。

クリームトマト缶のキーマカレー


手軽さがうれしいワンプレートメニューも、スキレットで具材をじっくり炒めることによって奥深い本格的な味に仕上がりますよ!

<材料>
・キャンベルクリームトマト缶 1缶
・おろしにんにく 大さじ1
・おろししょうが 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・豚ひき肉 300g
・塩 少々
・黒コショウ 少々
・たまねぎみじん切り 1個
・にんじんみじん切り 1/2本
・パセリみじん切り 少々
・ゆで卵 1個
・調味料
カレー粉 大さじ2
ガラムマサラ 小さじ1
中濃ソース 大さじ1
コンソメ 大さじ1

<作り方>
(1)熱したスキレットにオリーブオイルを引き、玉ねぎみじん切り・にんじんみじん切り・しょうが・にんにくを塩コショウで炒める(玉ねぎが飴色になるまで)。

(2)クリームトマト缶を投入。水分が少なくなるまで炒める。調味料を入れ、豚肉を入れてさらに炒める。水分が少ない場合は水を足す。

(3)炊いておいたお米にかけて、パセリ・ゆで卵を添えて完成。

豪快伊勢海老のスキレットブイヤベース


最後は魚介たっぷりのメニュー。伊勢海老を丸ごと1尾使ったインパクト大なブイヤベースは、グループキャンプも盛り上がります!

<材料>
・白身魚 4切れ
・伊勢海老 1尾(なければ有頭海老:4尾)
・イカ 1杯分
・ムール貝 4個
・白身魚の切身 2切れ
・玉ねぎ 1個
・セロリ 1本
・にんじん 1/2本
・カットトマト缶 2缶
・バター 20g
・ローリエ 1枚
・白ワイン 300ml
・コンソメ 大さじ2
・塩コショウ 少々
・水 300ml
・レモン 1個
・生パセリ 少々
・バゲット 数枚


<作り方>
(1)セロリ・にんじん・玉ねぎをみじん切りにする。イカはワタを取り、輪切りにする。伊勢海老は半分に割る。

(2)熱したスキレットにバターを溶かし、セロリ・にんじん・玉ねぎを入れて炒める。そこにトマトカット缶・白ワイン・コンソメを入れて少し煮込む。

(3)水と、イカ・ムール貝・白身魚の切身・伊勢海老を入れて、蓋をしてローリエとともに煮込む。

(4)最後にレモンを絞り、パセリを飾って完成。バゲットを添えて頂く。

焼く・煮る・炒めるなど、なんでもできてしまうスキレット。お手入れさえしっかりすれば長年使えて、自分だけの黒光りした最強のスキレットに仕上がる楽しみもあります。

これからの時期ぜひいろんなスキレット料理にチャレンジして、キャンプ飯を彩ってみてはいかがでしょうか!

ナイスバーべ!
たけだバーベキューさんの過去連載はこちら

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