※記事中に幕内での火器使用のシーンがございますが、個人の責任における使用であり、推奨はしておりません。幕内では、基本的に火器厳禁です。
冬キャンこそ「やかん・ケトル」が大活躍
キャンプに欠かせない「やかん・ケトル」。寒い冬の朝にコーヒーを淹れる、石油ストーブの上にかけてお湯を沸かすなど、冬はとりわけ情緒を感じるアイテムではないでしょうか。
一口にやかんと言っても、銅・アルミ・ステンレス・ホーローなど種類は様々。何を基準にどれを選んだら良いのか、それを知るべくまずは種類ごとの特徴をチェックしてみましょう。
やかん・ケトル、材質ごとの違いは?
頑丈さなら「ステンレス」
一年中頻繁にアウトドアを楽しむ方には、耐久性が高く頑丈なステンレス製がおすすめです。物によっては重さが気になりますが、錆びに強く手入れしやすいという点は大きなメリット。性質の違うアルミ素材などと組み合わされた多層構造のものは、熱伝導性も良いようです。
一生モノにするなら「銅」
4つの材質の中でも一番熱伝導率が良いのが、銅。お湯が沸くのが速いというメリットだけでなく、見た目の美しさも大きな特徴です。銅製ケトルは職人技によって造られた伝統工芸品も多く、約二万円と他素材より高価なものも。生涯使い続けるという気持ちで選ぶなら、銅製がおすすめです。
軽さ重視なら「アルミ」
やかんは短時間の湯沸しに使う程度という方なら、アルミ製がおすすめです。軽く持ち運びやすいアルミは、アウトドアユースにピッタリ。銅に次ぐ熱伝導率の高さではありますが、変形しやすいので取り扱いには注意ですよ。
雰囲気小物にもなる「ホーロー」
レトロなフォルムにワンカラー・絵柄つきのものなどバリエーションも豊富で、置いておくだけで絵になるホーローケトル。急な温度変化で割れてしまったり衝撃に弱いので、持ち運びや扱いには注意が必要です。和の雰囲気が新鮮な「南部鉄器」
日本を代表する伝統的なやかん、南部鉄器。湯沸し時に溶出される鉄分により、独特のまろやかなお湯になります。和風キャンプスタイルだけでなく、昨今急増している様々なアイアンギアにも意外と合うようです。それぞれの特徴を知ったところで、冬キャンはもちろん家でも使いたい、やかん・ケトルを種類ごとにご紹介します!
アウトドアでも家でも使いたい!おすすめの「やかん・ケトル」
ステンレス製
ステンレス製ケトルは、手頃な価格と扱いやすさでキャンプの定番。コーヒーに特にこだわりたい方は、湯量を調整しやすい注ぎ口が細いタイプがおすすめです。
●重量:約570g
●容量:約1.6L
●材質:ステンレス
値段も安いし作りがしっかりしてます。焚き火の上でガンガン燃やしてるのでいいスス具合が出てきて最高です。
出典: Amazon
●重量:600g
●容量:1.6L
●材質:ステンレス鋼
焚火でも、バーナーでも、IH(インドア)でも使える優れもの。買ってよかった!
出典: Amazon
●重量:314g
●容量:500cc
●素材:ステンレス
最高に湯の落ち方がいいです!
買ってよかった!
コーヒーを淹れるのが楽しくなります~
出典: Amazon
銅製
インスタグラムの「#camphack取材」タグでもかなり多く見かけたのが、ファイアーサイドのグランマーコッパーケトル。ガッシリとした持ち手と真鍮ならではの重厚な雰囲気で、存在感大! 黒く使い込まれたケトルも、味がありますね。
●重量:1100g
●容量:3.3L(満水時)
●材質:本体/銅(内側スズメッキ)真鍮、ハンドル/ステンレス、木(ブナ)
使用する人の手の動きをキチンと考えて作ったケトルです。赤銅色の立ち姿が非常に美しいです。これから一生物としてじっくり付き合う価値のあるケトルです。
出典: Amazon
●重量:1500g
●容量:5.2L
●材質:本体/銅(内側スズメッキ) 真鍮 ハンドル/ステンレス、木(ブナ)
ディテールもしっかりした作りで、素晴らしいです。使い込んでいい感じにして、長い付き合いにします。
出典: Amazon
ステンレス+銅
異素材の併せ技が目からウロコな、イーグルプロダクツ。本体はステンレスで頑丈、底部は銅コーティングで熱伝導率が高いという最強アイテムです。男前なデザインもカッコいい!
アルミ製
軽量で持ち運びやすいアルミ製。登山系メーカーには軽くて丈夫なやかん・ケトルがたくさん揃っているので、軽さ重視の方は要チェックですよ!
●重量:190g
●容量:0.9L
●材質:アルミ
小さいけどちゃんと考えられたやかん。全く注ぎ口から洩れません。大満足です。
出典: Amazon
ホーロー製
レトロな雰囲気のあるホーローも人気です。カラーリングのみのシンプルなものから絵柄つきのものまで、デザインも豊富!
●重量: 490 g
●容量: 1.1L
●材質 本体・蓋/ほうろう用鋼板
キャンプで焚き火にぶち込んで煤けても気にならないお値段。美味しいコーヒーが何時でも淹れれます。見た目も良くお勧め。
あまり高価なのは火にかけるのは躊躇しそうで(笑)買って良かったです。
出典: Amazon
●材質:本体/ホーロー用鋼板、ハンドル・つまみ/フェノール樹脂満水容量
●重量:1.2kg
●容量: 2.3L
3人家族ですが量もちょうどいいです。
加熱後の取手は熱くありません。取手はスムーズに前に倒れます。
注ぎ口の形も良く、滴り落ちることはありません。
出典: Amazon
南部鉄器
和ギアで統一されたシックなスタイルが好みなら、お湯もぜひ急須で。南部鉄器ならではの凛とした美しさはもちろん、伝統技術による品質もお墨付きです。
●重量:1.18kg
●材質:鋳鉄
金額が少々高価かなと思いながらも南部鉄器の評判も聞いていたので思い切って購入しました。お湯の沸きも早く保温性も思っていた以上にあり価格以上の商品かとおもいました。
出典: Amazon
【豆知識】やかん・ケトルのお手入れ方法
お持ちのやかん、きちんと洗えていますか? お気に入りのやかんをできるだけ長く使うためにも、やかんのお手入れ方法をチェックしておきましょう。内側の汚れには「クエン酸」
水1Lにクエン酸小さじ1を目安にやかんに入れ、10分火にかけます。一晩置いてから軽くこすり洗いをすると、注ぎ口や底にたまった汚れがきれいに落ちます。外側の汚れには「重曹」
やかんの周りにこびりついた油汚れ。重曹の粉を表面にふりかけ、乾いたふきんやスポンジで軽くこすり落とすだけでピカピカに! ※アルミ製のやかんは表面が黒ずんでしまう場合があるのでNG。やかん・ケトルにもこだわりを!
意外と奥深いやかんの世界、いかがでしたか? 中にはオリジナリティ溢れる″ヴィンテージやかん″もあるようです! 普段何気なく使っているやかん・ケトル、一番活躍する冬にこそ好みのものを探してみてはいかがでしょうか。
「アウトドアのケトル」と言えば
小枝や松ぼっくりなどが燃料となる、アイルランド発祥の「ケリーケトル」。アウトドアならではの原始的な湯沸しにチャレンジしてみませんか?- Which Kettle Do You Like?
- どの”やかん“を選ぶ?