大きいドーム型テントの魅力とは?
イベント会場やキャンプ場で、超大型ドームに遭遇したことはありますか?規格外のサイズに圧倒的な存在感、そこにあるだけで周囲のテンションを上げてしまう魔法のテント。そして超大型ドームには注目度抜群のキャラクターだけではなく、そのキャパシティでしか味わえない魅力も多数あります。
いつものキャンプを一変させるレアギア超大型テント、主要ラインナップから価格、実際の使勝手にいたるまで一挙深掘り!
魅力① イベントに最適!家族やグループ全員で同じ空間に入れる
これが一番の魅力ではないでしょうか? グループキャンプで複数のタープの下にチェアを並べたりするのは設営の労力はかなりのもの。それに伴い撤収も大変です。またタープ無しでチェアを並べても、寒い季節なら結局夜の寒さに耐え切れずに各自テントへ避難、のようなこともありますよね。魅力② 他のテントや車とドッキングしたり「拠点」として活用できる
大型ドームテントは全高が高く、他社テントから車まで幅広く”合体”させて大空間を作ることができます。中には純正レベルに相性良しで、胸が熱くなるほどのメーカーを超えたシンデレラフィットも。
もともと長期滞在する山行のベースキャンプ用として誕生したエクストラサイズのドームテント。通常のテントとは比較にならない大空間では、大人数が出入り可能な「拠点」を作ることができます。
魅力③ 寒い季節は、大人数であればあるほど暖かい
大人数でパーティーや宴会スタイルでキャンプ飯を囲む場合、テントの外だと冬季は寒さ対策が難しくなりますよね。暖房器具を複数用意しないと長居できないため燃料コストもかかります。でも一つの空間に集まれる大型ドームなら、人間が多ければ多いほど空間の温度は上がります。完全に締め切ってしまうのはNGですが、お鍋などやるだけで相当内部の温度は暖かくなります。クリスマスキャンプから年越しキャンプ、新年会キャンプまで人が集まるシーンにジャスト。
魅力④ 「コット寝」スタイルでみんな同じ場所ですぐ寝れる
大空間のエクストラドームならスペースをとるコットを多数並べたって問題なし。大人数で歓談したりディナーを共にした場合、ふつうならそれぞれのテントに帰って寝ることになりますが、エクストラドームならその場でコットを並べて寝られます。「場」の楽しさをそのままに、眠りに落ちる幸せが味わえるテントです。
もちろんデメリットも
これだけ大きなテントですから当然逆もしかり。大人数キャンプ以外での使い道に迷ったり、収納サイズや重量もかさばったりするのでデメリットもあります。グループキャンプによく行く! うちは家族が多い! イベントをしたい! そういったキャンパーたちにおすすめしたいテントですね。それでは大型ドームテントには、どんな種類があるのか見ていきましょう!
超ビッグなドーム型テント5選
ロゴス「デカゴン」
ロゴスの直径6mオーバーの超大型ドーム。その上ロゴスらしいエントリーユーザーにも優しいかんたん組み立て仕様です。半分に折れるクイックジョイント式ポールを採用することで「5分で組み立てられる」クイックシステムを実現。集会やイベントにぴったりのエクストラドームです。
●重量:(約)31.0kg
●素材:フレーム=グラスファイバー、キャノピー=スチール 、フライシート=難燃性ポリエステルタフタ・耐水圧1600mm UV-CUT加工、メッシュ=ポリエステル
買って半月ほどですが、かなり使えます!!宴会もできるし、連結すれば圧倒的な迫力です!他のキャンパーから必ず声をかけられます(笑)設営に関しては、男性なら1人でもできます♪ただコツを掴むまではハブを引きずるので幕を破らないように気を付けた方がいいです…大きくてもワンタッチなので慣れれば五分で立ち上がります!一度この大きさに慣れると他のタープやシェルターでは物足りなくなりますよ(笑)
出典: amazon
マウンテンハードウェア「スペースステーション」
エクストラドームのアイコンともいえるスペースステーション。これをキャンプ場で見つけたら思わず写真を撮りたくなってしまうような、大型ドームテントの代表格です。エベレストのベースキャンプでもお馴染みのこちらのテント、登山家Ed Viestursがより大きな基地となるテントがほしいとMartin Zemitisに依頼したことが始まりの本気ドームです。直径6m×高さ3mに及ぶ大型構造体ながらエベレストBCでも安心の耐風性を誇ります。
●最小重量:28260g
■素材:テント本体=180D ナイロンタフタ1500mm PU/SIL 、フライ=180Dナイロンタフタ1500mm PU/SIL、ポール=DAC プレスフィット
ヘリノックス「ノナドーム4P」
みんな大好きヘリノックスチェアのヘリノックスが作った、エクストラテントがこちら。
北京五輪の際、聖火ランナーがヒマラヤ通過するためのベースキャンプとして開発されたテントが始まりだとか。ヘリノックスらしい繊細さと強靭さが同居した4メートルサイズです。8名仕様。
ヘイムプラネット「MAVERICK」
まるで月面基地のようなエアフレームテント。ヘイムプラネット社の五角形のエアフレーム技術と空気を送り込む技術を結集させた同社最大のアイテム。
エクストラサイズに加えてファンタジックなキャラで、目立ち度NO.1間違いなし。その上実力も別次元。元はウインドサーフィン大会のために開発されたテントで、時速180kmの風にも耐えうるスペック。ちなみに、お値段も、異次元です。
●重量:25kg
●素材:フライシート=PUコートリップストップポリエステル(耐水圧5,000mm)、グラウンドシート=PUコートナイロン(耐水圧7,000)
ノースフェイス「2M-DOME」
こちらはノースフェイスの名物テント2M-DOME。設営サイズは3.94m×3.94mとわずかに4mには届かず、今回特集したテントの中では最小です。
ちなみに今回紹介した中でも相当レアな2つのテントが並んでいる貴重な写真がこちら。直径6mの「スペースステーション」と、直径3.94mの「2M-DOME」が並ぶと、まさに圧巻。前後の立ち居地もありますがスペースステーションの巨大さがよくわかります。
そのスペースステーションと同等の直径サイズの「デカゴン」の大きさも、改めて実感できますよね。
あるだけでもうエンターテイメント
まるでジョークみたいな大きさのエクストラドームは、現実から離れてリラックスできるキャンプをさらに盛り上げてくれるスペシャルなギアです。
いろいろ非現実的で痛快、そして大人数で時を分かちあえる稀有な機能をもった超大型ドームは、いつものキャンプに新しい刺激をもたらしてくれること間違いなし。ぜひ一度体験してみてください。
そこまで巨大じゃなくていいなら
さすがに直径6mとかデカ過ぎ、と思った方にはこちらの程よい人気ドーム型テントがおすすめです。Let’s gather in the big tent!
でっかいテントに集まろう!