竹ご飯、食べたことある?
炊飯器や土鍋では出せない、あの独特の上品な香りが特徴の竹ご飯。材料と場所さえおさえれば、案外手軽にできるのをご存知ですか? おいしいだけでなく、自然の素材を使った料理という点もアウトドア感満載。そんな竹ご飯の作り方をご紹介します。
竹ご飯には、どんな竹が良い?
竹ご飯には、真竹か孟宗(もうそう)竹を使います。どちらでもOKですが、孟宗竹のほうが真竹より肉厚で、火にかけるのには適しているそう。人数によっても違い、2人程度なら真竹、4人以上なら太めの孟宗竹がおすすめです。
ポイント:青竹を使う
古く乾燥した竹は、ご飯が炊ける前に竹自体が燃えてしまいます。竹ご飯に使う竹は、切り出したばかりの若い″青竹″を使いましょう。
さあ、さっそく竹ご飯の作り方をチェック。まずは、容器の準備からです!
竹ご飯の作り方
お米の投入口を作る
用意するのは、かまどや焚き火台など火にかけるものに合う長さの竹。お米と水の投入口になる部分に、浅く鋸目を入れます。
ポイント:少し斜め内側に
両サイドとも、気持ち斜め内側に切込みを入れると後で蓋が外しやすくなります。あまり深く切り込むと炊くときに水がこぼれてしまうので注意!切り込みの端から端まで、竹の繊維にそって割っていきます。ドライバーなどで押すような感覚で切っていくと、スムーズにできますよ。
割り取った部分は、飯ごうの蓋として使います。
お米と水を入れる
真竹なら2合(約2食分)のお米をとぎ、1時間くらい水に浸けておきます。その間に、火を焚き付けておきましょう。竹にお米を入れ、お米から上1~1.5cmを目安に水を入れます。
ポイント:底を均一に!
お米と水を入れた後、軽く左右に揺するようにするとお米が底全体に行き渡りますよ。火にかける
最初は蓋を取った状態で火にかけます。中のお米が底に均一に行き渡っているのを確認してから蓋をし、隙間から泡がたち始め30分ほど火入れを。泡がおさまってきたら、火の中心から離して蒸らします。
ポイント:炊飯中は蓋を開けない!
焦げてないかなどつい気になって蓋を開けると、温度が下がって芯まで火が通らなくなってしまいます。約30分、グッとこらえて待ちましょう。10分ほど蒸らして蓋を開ければ、ふっくら炊き上がっています! 素朴ながら上品さを感じるあの香りに、感動すること間違いなし。慣れたら五穀米や古代米にしたり、炊き込みご飯などのアレンジに挑戦するのも良いですね。
竹ご飯用の竹って、どこで手に入るの?
竹ご飯をやるには竹が必要なわけですが、近くにこんな気軽に伐採できる竹林はなかなか無いですね。実は竹は、ネットでも手に入ります。
一本からの注文も受け付けているという竹材専門のショップ「竹材専科」。その他ECショッピングサイトでも取り扱いがあるようです。
施設でイベント体験という手も
キャンプ場や自然体験ができる専門施設などで、イベントとして竹ご飯体験ができるところも。近くで主催しているところを見つけて、出かけてみるのも楽しそうですね。
ふっくらツヤツヤ!″竹ご飯上手″たちのお手本集
竹で鮎飯。たまらなくおいしそうです。こんなアレンジメニューにもチャレンジしたい!
炊き込みご飯も。竹の香りで、いつもよりもっとおいしくなりますよ!
竹ご飯にチャレンジ!
独特の香りがお米のおいしさを引き立ててくれる、竹ご飯。この夏お子さんの自然体験として、一緒にチャレンジしてみるのはどうでしょう? 大人も子供も、いつもよりたくさん食べてしまうかもしれませんね!
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竹ご飯にチャレンジだ!