DIYマスターの@hatanaka.famさんに教わる!「究極の薪置き」の作り方【4ステップ】

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

【DIY教室】第2回目は「究極の薪置き」


前回のスパイスラックに続き、DIY教室第2回目を開催します! DIY初心者向けにキャンプギアの作り方をレクチャーする本企画。今回は金具類を一切使わず、たった4本の木材だけで作る、シンプルイズベストな「究極の薪置き」です。


教えてくれるのは、DIYマスターの@hatanaka.famさん

DIY教室の講師をしてくれるのは、第1回目に引き続きDIYマスターの「@hatanaka.famさん」です!


hatanaka.famさん
今回の薪置きは木材同士の組み合わせ方を工夫することで完成します。難しく考えると混乱するので図面通りに木材をカットすることがポイント。

それでは「究極の薪置き」を作っていきましょう。みなさんよろしくお願いします!



作り方は4ステップ


今回作る薪置きの図面はこちら。4本の木材をうまく噛み合わせる溝がポイントです。それでは順を追って4ステップでレクチャーしていきます。

材料:究極の薪置き


30×30×650mmの木材:4本。

材料はこれだけ。今回の木材は杉を採用しています。比較的安価で手に入るうえ、軽くて柔らかいので初心者でも加工しやすくおすすめです。

ステップ① 図面通りに鉛筆でカットする線を描く


図面をよく見ながら鉛筆でカットする部分の線を引きます。金属製のスコヤ(直角定規)や曲尺を使いながら、できるだけ正確に進めてください。


hatanaka.famさん
木材の溝と脚先部分をカットするための線引きです。図面とカット後の3Dイメージを参考に、方向や溝の角度を間違わないようにしましょう。

ステップ② 溝部分のカット


線に沿ってノコギリと棒ヤスリで溝を作っていきます。どの溝から始めても大丈夫です。まず溝の片側に切り込みを入れてください。

この段階で対になるパーツをあてて、もう片方の線の上を切るのか内側を切るのか決めます。溝の噛み合わせで立脚させるため、キツめになるように溝の幅を微調整する作業です。


溝の両サイドに切り込みをいれたら、その間に3〜5mm間隔くらいで切り込みを入れていきます。切り込みは線を引いた深さよりやや浅めにしておけば後々ヤスリで調整できます。


次にノコギリの背を溝に差し込み、左右に傾けて溝の内側部分を折っていきます。


内側を荒くくり抜くことができました。


凸凹が残っていたら、ノコギリの刃で軽く削り落としてください。


次に棒ヤスリで削って溝をきれいにします。


これで溝がひとつ完成です。あとは同じ工程を繰り返し、図面通りにA〜Dの木材に溝を作ってください。


溝が斜めになっている箇所は切り込みを段々になるように入れてから棒ヤスリで平らに仕上げます。

hatanaka.famさん
溝作りは難しそうですが、やり方さえわかれば簡単です。万が一、対になるパーツとの噛み合わせがゆるくなってしまっても大丈夫! ボンドを薄く塗ることでキツさを調整できます。

ステップ③ 脚先部分のカット


脚先部分をカットします。図面通りに線を引いていれば、ノコギリ一太刀でカットできます。


hatanaka.famさん
木材を持って角度を変えながら上から覗くと、引いた線が一直線に見える位置があります。その線上を上から真下に向かって切り落としましょう。

ステップ④ ヤスリがけ、仕上げ


手触りをよくするため、サンドペーパーを中目から細目の順番で使って、全体を削っていきます。


hatanaka.famさん
ヤスリがけは、最後に超細目の#1000で磨くとよりツルツルとした手触りになりますよ。



最後にみつろうクリームやワトコオイルなどを塗布し、お好きな色合いにしましょう。


これで薪置きは完成です。DIY初心者の筆者が1セット作るのにかかった時間はおよそ2時間でした。


4本の木材がうまく噛み合い、金具で固定しなくても安定感抜群!

マグネットを付けてアレンジ


マグネットを付けておくと収納が快適に。100均ショップで売っている直径5〜6mmのマグネットを4本の脚がくっつくように埋め込むだけです。




マグネットを埋め込む用の穴開けは、竹用ドリルビット(マグネットと同じ直径)を使うとより簡単。

マグネットの厚みと同じ深さに穴開けできるように、マスキングテープでビットにあたりをつけてドリルを入れます。


穴にボンドを流しマグネットをはめます。


対になるマグネットの埋め込み位置の調節方法がコチラ。最初に付けたマグネットに鉛筆の芯の粉を落とし、高さを合わせて別の脚をくっつけます。

すると芯の粉が移るので、そこを基準にマグネットを埋め込みましょう。


脚1本につき4つずつマグネットを埋め込めばひとまとめにできます! 対になるマグネットを間違えないように、ドコとドコをマグネットでくっつけるかを意識しながら作業しましょう。

シンプルでも機能性はバッチリ!


今までのキャンプでは薪を散らかしていた筆者。これがあればきれいに保管でき、高さもあるので夜露の湿気から薪を守ってくれます。とてもシンプルですが薪置きとして十分な安定感があり、機能性はバッチリです。

また、材料は木材4本だけなので費用もリーズナブル! まだ薪置きを手に入れていないキャンパーのみなさん、ぜひDIYで究極の薪置きを作ってみてください!

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