あなた色に染めてください。新時代テーブル「ANYBLE(エニブル)」って?

記事中撮影画像すべて:筆者

アウトドアテーブル界に革命児が登場

提供:Victory Camp
アウトドアテーブルは多くのメーカーから発売されており、ソロ用のミニタイプや焚き火向きの耐火性が高いもの、ファミリー向けだったら大型タイプなど、シチュエーションに合った様々なタイプがあります。

ですが、そんなあらゆるシチュエーションの枠を超えた、変幻自在のテーブル(フレーム)があるんです!

どんな板もテーブルにしてしまうパーツ!?

提供:Victory Camp
それがVICTORY CAMPから発売されているテーブルフレーム「ANYBLE(エニブル)」。天板のない、脚だけの製品なのですが、様々なタイプの天板を固定することで、オリジナリティ溢れるテーブルスタイルが可能なのです。


「エニブル」の使い方


では実際にエニブルを使用しながら、構造や特徴について説明します。

①天板を差し込む


フレームには折りたたみ式の脚が付いていて、左右に広げて展開します。フレームの幅は約60cm。重さは片方で約2kg、おもな材質はスチールで少し重めです。


脚を広げた状態で、高さは約33cm。ちょうど身長172cmの筆者の膝くらいの高さでした。


フレームの内部の隙間に天板を入れ、下にあるボルトを締めることで挟んで固定する仕組み。ひとつの脚フレームにこのボルトが2箇所ある、シンプルなつくりです。

天板を挟む対応可能な幅が約1〜2cmなので、2cm以上の厚さの天板は使用できません。ご注意ください。


では実際に天板を入れてみます。今回は収納性に優れた分割式の天板(約12×60cmを5枚)で組み立てていきます。


すべての板を差し込んだ状態。まずは片側のフレームに固定していきます。

②ボルトを締めて固定する


両サイドのボルトを締めて固定します。しっかりと掴めるサイズのボルトなのでスムーズに締められました。


このとき、板同士の間に隙間ができないように両サイドから圧迫しましょう。


片側のフレームが固定できたら、もう一方のフレームを天板に固定します。


同じようにボルトを締めて固定します。すでに片側は板が固定済みのため、こちら側はよりスピーディーに作業ができました。


もう一度両サイドから圧迫し、隙間をなくせばフレームの固定は完了です。

③脚を出して自立させる


両方のフレームに収納してある脚を広げ、自立させれば組み立て完了。初めてでしたがざっと5分ほど。シンプルな構造だったので非常に簡単でした。


横から押してみましたが、天板のガタつきがなく、しっかりと固定されています。もし固定が緩かった場合は、もう一度ボルトが締まっているか確認をしましょう。


フレームの裏側には穴が複数開いているため、ここにシェラカップなどをひっかけて使えますね。

専用の収納バッグも付いている


エニブルを簡単に持ち運びができる、布製の専用収納バッグも付いていて、コレがかなり便利。


裏面側が伸縮性のあるゴムで絞ってあり、この内側にフレームを収納する仕組みです。


まずロゴが横を向くようにバッグを置き、2つのフレームを両サイドに詰めます。


真ん中に向かって、くるくると両サイドから巻いていきます。


手持ち用の輪っか部分にバックルが付いているので、それぞれ付け根の位置にずらします。


バックルを固定して、さらに絞れば完了です。


持ちやすく、肩掛けもできるので非常に持ち運びが楽! 生地も厚みがあり、破けたりする心配は少ないです。


さらに、分割タイプの天板も一緒に収納ができちゃうんです。真ん中に板を重ねておき、両サイドにフレームをセット。


フレームが板の上に乗っかる位置まで両端から巻けばOK。あとはバックルを固定すれば完了です。
重くはなりますが、天板とセットでこのコンパクト感なら文句なし!

こんなテーブルも作れちゃう!

提供:Victory Camp
ではここからが本番。エニブルの変幻自在っぷりを紹介していきましょう。


ベーシックな1枚板スタイル

提供:Victory Camp
フレームの幅に合わせた1枚の天板を用意した基本のテーブル。60×60cm以内の天板であれば、フレームを付けたまま専用収納バッグにしまって持ち運びが可能です。

天板2枚で張り出しスタイル

提供:Victory Camp
2枚の天板の端だけを固定して真ん中に空間をつくり、そこに焚き火台などを置けます。張り出した天板部分は、板の素材や厚さによって耐荷重性は変わるので、負荷を考慮して使用しましょう。

耐熱天板でそのまま料理が楽しめるスタイル

提供:Victory Camp
天板に耐熱性のあるものを使えば、焚き火などの火元を気にせずにタフに使用できます。

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先ほどの張り出しスタイルで真ん中に焚き火台やBBQグリルを置けば、調理と食事をひとつのテーブルでできちゃいます。

コンロ埋め込みスタイル

提供:Victory Camp
天板の長さをコンロの形に合わせて加工し、コンロのフチが引っかかるようにすればコンロ一体型のテーブルにできます。1〜2人で利用するときに便利ですね。

L字天板で変形可能なスタイル

提供:Victory Camp
一見ただの長方形の天板に見えますが、じつはL字の天板を2枚組み合わせているんです。短い辺と長い辺を2:3の割合で加工することで、さまざまな形のテーブルに変形が可能になります。

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たとえば、真ん中に穴が空くように正方形にくっつければ、囲炉裏のようなスタイルにできます。より広くテーブルが使えるので、グループキャンプで囲うように使うと便利!
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L字の短い辺同士をくっつけて固定すれば、横長のユニークなスタイルに。ただし、飛び出ている天板部分は耐荷重性が低いため、軽いものを置くようにしましょう。

枝を使ったブッシュクラフトスタイルに挑戦!


直径が2cm以下のまっすぐな枝を切り揃え、ブッシュクラフト的なテーブルに挑戦してみました。


片側をフレームに入れます。真ん中のほうに太めの枝を、端に細めの枝を置くようにして、フレームが固定しやすいようにします。


もう片方のフレームをつけて完了。一応固定はできたのですが、多少のガタつきは出てしまいました。ですが、ものを置くことは十分可能! 太さを合わせるのが大変なので、枝の挟む部分をナイフで削り調整すれば、より均等に枝を固定できそうです。

まだまだ使い方はあなた次第!


キャンプテーブルも、さまざまなモデルが登場していますが、このエニブルはフレームだけという革新的なアイデアでしたね。今回紹介した以外にもまだまだ使い方は無限大なので、読んでいて「こういう使い方もできそう!」と思った方は、ぜひあなたの手で新たなオリジナルテーブルを組み立ててみてください!

執筆:髙橋敦

エニブルの詳細はこちら

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