キャンパーにおすすめの遊び発見!あなたの知らないSUPの世界がここにある!

SUPは水面に浮かんで漂う……ためだけのモノじゃない!?


日本でSUPが一般的に認知されるようになったのは、ここ10年くらいのお話。空気で膨らませるインフレータブルのSUPの登場で遊ぶ人が増え、そのフィールドは海から湖や川へと広がっています。

筆者の認識では、SUPは海でロコガールがビキニを着て楽しむもの。もしくは早朝の湖にSUPを浮かべ、その上で呼吸を研ぎ澄ましてヨガをするもの。「静」か「動」かで言えば、静のものというイメージでした。

しかし、ある方からSUPの遊び方を教わり、一気にその考えが変わることになります。

その方のお名前は河野健児さん。長野県野沢温泉村を拠点に、1日1組のプライベートキャンプ場「Greenfield」を経営する傍ら、夏はSUPガイドとSUPブランドの運営。

ザ・ノース・フェイスの契約アスリートでもあり、冬はプロスキーヤーとしても活躍する生粋のアウトドアマンです。

SUPって結構簡単で、五分、十分も練習すれば、ほぼ100%の人がボードの上に立つことができて、その楽しさを感じることができるんです。凪いだ水面ではボードの上に座ったりとか寝転んだりもできるので、考え方によっては水上で寛ぐこともできます。

そして、さらに楽しみたかったら海に出たり、キャンプ道具を乗せて川を下ったり。本当にいろんなバリエーションの遊びができるんですよ。


河野さんが楽しんでいる、5つのSUPアクティビティ


河野さん曰く、島国の日本はウォーターフィールドの宝庫。遊びのフィールドが多いし、SUPにはまだ開拓する余地がある。そう思った河野さんは、これまでにたくさんの失敗を重ねながらスタイルを追求。

その上でみんなにおすすめできる、5つのお気に入りの遊び方を紹介してくれました。ただし、これらの遊びの中には初心者には危険なものもありますので、まずはツアーで体験することをおすすめします。

①まずはベーシックに景色を楽しんで


初心者でも楽しめるのは、SUPを使った自然散策。水の上に立ちながら、陸上から行けないような入江、渓谷に行くなんていうのも探検気分でおすすめ。

それに、SUPって不安定な水の上に浮いているので、乗っているだけで自ずとバランスを取ろうとして体感によく、パドリングもするので楽しみながら有酸素運動にもなりますよ。

②慣れてきた人にオススメなのが波乗り


SUPの始まりは、サーフボードの素材で少し浮力を持たせたものでした。パドリングによって推進力が得られるので大きな波に乗りやすく、一度波を摑まえることができたら病みつきに!?

波に乗れるようになるまでは凪いだ水面での十分な練習が必要ですが、中級者以上にはおすすめだそう。

③スリリングさも伴う、流れに乗っての川下り


流れのない場所で舟を漕ぐのに飽き足らなくなったら、流れのある場所に行くのがパドラーの性?

大きな流れをツーリング感覚で下ったり、波乗り同様にかなりのバランス感覚が必要になってきますが、上級者は白波立つ早い流れにも立っちゃうんだとか。ここまでくると、ちょっと想像ができませんね。

④SUPの上にテントを貼って寝る!?SUPキャンプは超オススメ


川下りのツーリングと合わせる形で、河野さんが認知を広めているのがSUPキャンプというカルチャー。SUPにキャンプ道具を積み、川や海を移動し、夜は陸地でテントを張って休む、何てことも。

僕がPEAKS5というSUPブランドを立ち上げたときに、もう少しアウトドアよりのものとくっつけようと思って始めたんです。『SUPキャンプ』なんて言葉も作り出しちゃって。四万十川をキャンプしながら下ったりと、徐々に認知を拡大させています。

⑤リラックス的なSUPだけじゃない!アスリートも夢中になるSUPレース


まったりと遊ぶのがSUPだと思っていた人には衝撃的な事実ですが、実はSUPを使ったレース競技も行われているんです。

一般層にはまだ認知が広がっていないかもしれないですが、大会も各地で行われているそう。そしてちょうど先日、河野さんたちが主催したSUPレース「SUP IN THE SKY」が長野県北竜湖で行われました。

大自然の中で繰り広げられた、激戦のSUPレース「SUP IN THE SKY」

と、ここまで河野さんが推奨する楽しみ方を紹介してきました。ご紹介した各々のフィールドで安全に楽しむためにルールやギアの使い分けなどがありますので、それらをしっかり守って楽しむようにしましょう。

ここからはSUPをより楽しんで欲しいという想いから生まれたイベントの模様をレポートします。


秋の香りが色濃くなってきた9月の週末。上空からみると湖がハート型に見える事でも有名な北竜湖には、全国から100人を超えるSUPパドラーたちが集まっていました。

ここは、SUP文化および地元の野沢温泉を盛り上げようと開催したイベント「SUP IN THE SKY」の会場。

コロナで大会を中止することも考えましたが、こんなときだからこそ体を動かして、そして地元の経済を動かせるようにする場を作るのが僕たちの役目だと思ったんです。

と河野さんは語ってくれました。


この大会はSUPへの入り口を広げようとするイベントである一方で、レース参加者の中にはアスリートとも呼べるツワモノたちが集結。当日は、ボードの種類ごとに5.5Kmの部、2.0Kmの部をレースを設定され、最後にはチームで戦うリレー競技も行われました。


トップ選手のスピードは平均して時速約9〜10km。スタート時やゴール前の追い込みであれば、陸上で走るダッシュと同じぐらいのスピードが出ているでしょう。


そんな究極のサップを見せつけられた一方で、女性や小学生の参加者も多数いらっしゃいました。こちらはゴール地点に浮かんでいるジオドームの前で、今ちょうどゴールをした女の子。2.0kmの距離を完走していましたよ!

ザ・ノース・フェイスもSUPキャンプを推しているらしい

出典:GOLDWIN
大好評の下に1回目を終えた「SUP IN THE SKY」。大会入賞者には、協賛したアウトドアメーカーやSUPブランドから豪華商品も送られました。




協賛の中には、河野さんとともに「SUP CAMP」を打ち出し、河野さんをスポンサードしているザ・ノース・フェイスの名前も。

ザ・ノース・フェイスはチルキャンプというよりも、アクティビティキャンプを打ち出しています。例えばクライミングのためにキャンプをしたり、登山のためにキャンプをするなど。僕が主導して一緒に取り組んでいるSUP CAMPもその一つの要素で、一緒にSUPの可能性を広げています。

河野さんはこれからもSUPを使った新しい遊びの模索を続け、幅広い肩にSUPの楽しさ、自然遊びの自由を伝えていきたいと語っていました。

水辺の遊びに最適!これからのアウトドアウェア4選

提供:GOLDWIN
最後に、河野健児さんをはじめ、SUPユーザーやアウトドアマンに愛用されているザ・ノース・フェイスのおすすめ新作ウェアをご紹介。SUPは水中に入るアクティビティではないので、シーズン関係なく楽しめるのが嬉しいところ。

機能性とファッション性を兼ね備えたウェアで、気分を盛り上げて遊びに出かけよう。

ウィンドジャマー(ユニセックス)

提供:GOLDWIN
1978年にスキーウェアとして発表したアノラックジャケットのデザインをそのままに、コンパクトに収納できる2.5層の軽量防水シェル。

防風性もよく、着心地もしなやかなので、水上でのアウターとして活躍。もちろん、普段肌寒い時にカバンからさっと取り出す軽アウターとしても。

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ザ ノースフェイス ウィンドジャマー

ロングスリーブマルチボーダーティー

提供:GOLDWIN
一見コットンライクですが、吸汗速乾性を備えるポリエステル100%の素材を採用した秋の新作カットソー。見た目のファッション性に反して機能性を誇り、アクティビティやキャンプシーンにワンポイントをもたらす万能アイテムです。

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ITEM
ザ ノースフェイス ロングスリーブ マルチ ボーダー ティー

バーブパンツ

提供:GOLDWIN
「バーブ」というアイテム名は「動詞」を意味しており、様々な動きやアクティビティに対応する万能パンツということを表しています。高ストレッチ・撥水・速乾性。SUPなどのアクティビティで使える機能性を持った“一本あれば間違いなし”なパンツ。

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ITEM
ザ ノース フェイス バーブパンツ

ホライズンハット

提供:GOLDWIN
UVケア機能をもち、頭囲にぐるりと配置したベンチレーションメッシュパネルで通気性を確保。 オールシーズンで使えるザ・ノース・フェイス定番のハットです。

シーンも問わず、キャンプシーンからトレッキング、ウォーターアクティビティなど幅広いシーンで活躍しそう。

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ITEM
ザ・ノース・フェイス ホライズンハット

チルもいいけど、クロスオーバーな楽しみ方もありかも!?


SUP=チルアウト(のんびりくつろぐこと)というイメージがあった筆者。しかし、河野さんにクロスオーバーなSUPの遊び方を教わったり、今回のSUPレース「SUP IN THE SKY」に参加してみて、SUPレースの知られざる楽しみ方に魅了されました。

みなさんも、まずはSUPボードをレンタルしたり、ツアーの参加して遊ぶことから初めて、その楽しさを肌で感じてみてください!

河野健児さん主催のSUPツアー詳細はこちら
ザ・ノース・フェイスSUP CAMP特設サイトはこちら

TEXT:鈴木純平
PHOTO:杉崎勝己

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