禁断のドッキング!? UCOをLEDランタン化!
セルフカスタムの達人でもある「38explore」の代表ミヤさんが、DIY術を教えてくれる企画第三弾! 今回はなんと、キャンドルランタンの定番であるUCOをLED化してしまおうというもの。そんなこと、できるんですか?
はい、簡単にできます。UCOのキャンドルランタンって、持っている人も多いと思うんです。でも、専用のキャンドルが意外と高いのと、買いに行くのを忘れて使わなくなっちゃっている人もいるのかな、と。ま、僕がそうなんですけど(笑)。
そんな“キャンプギアあるある”を背景に編み出されたのが、UCOのLED化。なんとあのゴールゼロの大ヒットランタン「ライトハウス マイクロ」シリーズをUCOの中に収納してしまおうというアイディアです。
アナログとデジタルの人気者が合体!
というわけで、今回のDIYの素材となるのがこのふたつ。UCOの「キャンドルランタン」とゴールゼロの「ライトハウス マイクロ」です。両方とも持っているというのであれば、すぐに実践できますので、ぜひ一度やってみてください。
それでは、早速ドッキングの方法を紹介していきましょう。
ドッキングに必要な道具はクリームケースだけ
実は2つのランタンをドッキングさせるのはものすごく簡単。径39mm以下のクリームケースがひとつあれば、他に道具は必要ありません。ただし、クリームケースのサイズが大きすぎるとうまく固定できなくなります。
無印良品や100均ショップでさまざまなサイズが用意されているので、最適なものを使ってください。
【HOW TO】ドッキングの手順
STEP1:分解
まずはUCOを分解します。キャンドルが残っている場合は抜き取ってください。そのスペースに「ライトハウス マイクロ」が収まるイメージです。
STEP2:LEDライトをオン
無加工でドッキングする場合、一度収納してしまうと電源のオンオフができなくなるため、あらかじめスイッチを入れておきます。
STEP3:フックを立ち上げる
フック部分がピタッとしまわれた状態だとうまくハマりません。こちらもあらかじめ立ち上げておきましょう。
STEP4:フックが収まるように収納
天板の3つ脚部分からフックを避けるようにして、本体の位置を調整します。フックを立ち上げておくと、ここでの微調整がしやすくなります。
STEP5:クリームケースの下半分を落し蓋に
位置が決まったら、クリームケースの下半分を「ライトハウス マイクロ」にかぶせるように挿入します。
STEP6:底蓋を閉じる
あとはスプリングでクリームケースを押すようにして閉じるだけ。
クリームケースを間に挟むことで、「ライトハウス マイクロ」が中央でしっかりと固定されます。まさに、奇跡のシンデレラフィット!
簡単だけど、ひとつ難点が…
前述した通り、無加工でのドッキングだと、一度合体させてしまうと電源のオンオフができません。その都度、底蓋を外してという作業が必要になるので、少々面倒……というのが難点。
そんなときは、スイッチ用の穴を開けると解消できますよ。
とのことなので、早速そのカスタムの方法を教えてもらいましょう。
スイッチ穴を開ければ、使い勝手がアップ!
こちらが穴を開けた完成形の状態。これで電源のオンオフ問題は解決されます。
必要な道具はこちら。右から、電動ドリル、ペンチ、差し金(定規)、面取りドリル(上)、ステップドリル(下)、センターポンチ、鉄ヤスリです。金属の天板に穴を開ける作業となるので、ドリルの刃は金属専用のものを用意しましょう。
【HOW TO】穴開けの手順
STEP1:UCOを分解
底蓋、ガラスのほやと順番に外し、最後に金属の天板を取り外します。天板は3つ脚のツメ部分を外側から押せば簡単に外せます。
STEP2:穴の位置を決める
外した天板を「ライトハウス マイクロ」にあてて、穴を開ける位置を決めます。
STEP3:穴のサイズを計測
スイッチのサイズを計測して、開ける穴のサイズを決めます。今回は男性でも押しやすいよう、10mmに設定しました。
STEP4:ポンチでマーキング
穴のサイズと位置が決まったら、穴のセンターとなる部分にポンチを使って跡をつけます。
STEP5:ステップドリルで穴開け
ステップドリルを使って、10mmの位置まで削っていきます。天板は決して素手で押さえず、ペンチを使って動かないように固定しておきましょう。
これで10mmの穴が開きました。が、このままではバリがひどいので面取りをしていきます。
STEP6:面取り
バリが出ている方から面取りドリルを使って表面を削っていきます。
約1分ほど削ると、先ほどのバリがなくなりました。
STEP7:鉄ヤスリで仕上げ
最後に鉄ヤスリで内側を削れば完成です。直接肌が触れる部分になるので、念入りに仕上げていきましょう。
ミヤさんおすすめ! LED版UCOのドレスアップアイテム
LED化されたUCOだけでも「なにこのランタン?」となること請け合いですが、ミヤさんのおすすめはリフレクターとカバーを加えたドレスアップ。
シェードに使っているのはUCOの「フラットリフレクター(1,650円)」。カバーはWhat will be will beの「キャンドルランタン用レザーカバー(2,530円)」です。光源がLEDになっているだけで雰囲気がガラッと変わりますが、ドレスアップするともはや原型をとどめていないので、他の人と違うものを持ちたい人にはおすすめですよ。
「フラットリフレクター」詳細はこちら
まずは無加工ドッキングでお試しを
UCOのキャンドルランタンを活用した今回のDIYアイディア、いかがでしたでしょうか。穴を開けるのはややハードルが高いので、まずは簡単にできる無加工ドッキングで試してみるのがおすすめ。
「ライトハウス マイクロ」のみをお持ちの方は、UCOのキャンドルランタンを買うきっかけにもなるのではないでしょうか?