おうち時間を楽しむには「部屋着」も重要!?
家で過ごす時間が多くなって人と会う機会が激減した4月以降、服も必然的にラフなアイテムが“楽”に感じますよね。そんな今だからこそ、見直しておきたいのが部屋着。楽だからってレギュラー落ちした服ばかり着ていることに気づき、気分が萎えてきた……なんて方もいるのでは?
“おしゃれ”で“楽”な部屋着って、どんな服?
そこで参考にしたいのが、アウトドアフィールドで活躍しつつスタイルにも定評ある人たちの部屋着。日頃から見た目もおしゃれで機能性にも優れたウェアを選んでいるなら、部屋着もその視点で選んでいるのでは?というわけで今回は、アウトドアと絡んだお仕事をしている男女4名の部屋着をご紹介。まずは人気インスタグラマーYURIEさんの愛用品から拝見していきましょう!
リラックスできて、テンションの上がるカラフルな服を【YURIEさん/インフルエンサー】
インスタアカウント(@yuriexx67)のフォロワーは7.2万人を誇るYURIEさん。CAMP HACKの連載「YURIEの“ゆるっと”バンライフ」をはじめ、商品や空間のプロデュース、企業とのタイアップなど幅広く活動中です。感度の高いキャンパーからの支持も絶大なYURIEさん、服選びのポイントは?
キャンプのときはテントの色やサイトの世界観と合わせて選んでいますが、部屋ではリラックスできることがポイント。最近は家でもテンションを上げるためにカラフルな服を着ることが多いですね。
そんなYURIEさんが愛用する部屋着は、メンズライクなこの2アイテム!
①グラミチのパイル リブパンツ
YURIEさんがセレクトしたのは、リラックスパンツの定番「グラミチ」の柔らかいパイル地を表面に使ったモデル。楽な服が欲しいとネットで探しているときに見つけたそうです。現行はメンズしかなかったので、ネットで探してオークションサイトで購入しました。フィット感バッチリで色とシルエットも今の気分にぴったり。薄手で通気性も履き心地も良くて、これからの季節も大活躍してくれそうです。
②タウンクラフトの半袖スウェット
古着が大好きなYURIEさんがトップスとして愛用しているのが、70年代のアメリカで製造されたタウンクラフトの半袖スウェット。アメリカのストア系ブランドの代名詞的存在で、質とデザインが融合したデイリーウェアとして有名です。この絶妙なカラーリングとリブのデザインが気に入って、オークションサイトで2,000円で落札しました。長袖のスウェットだともう暑いので、これからの季節ヘビロテ確定の一枚です。
独自のこだわりで部屋着選びもぬかりないYURIEさん。連載では同じくセンスの光るおうちキャンプの過ごし方も紹介してくれていますよ!
肌触りがよく、シルエットも楽なウエアが気分【山田昭一さん/プレス】
続いては、アウトドアやファッションブランドのPRを手掛ける山田昭一さん。プライベートでは渓流釣りやサーフィン・トレッキングと、活動のフィールドはもっぱらアウトドアのはずですが……。4月以降、ロケ撮影がストップして現場仕事が減ったので、自宅での作業時間が増えました。とはいえ室内に籠もるのは心身ともに良くないので、庭にテーブルとチェアを出して仕事をしています。
アウトドア好きならではのおうち時間を過ごす山田さん。洋服を選ぶポイントは、「TPOを意識して、分相応・年相応のアイテムを選ぶ」とのことですが、具体的には……?
①ニードルズのチェックシャツ
家着というとプルオーバータイプが多いイメージですが、山田さんは「気分を律するために」あえてシャツをチョイス。ニードルズのチェックシャツは襟を正せる雰囲気がありながら、肌触りの良い素材やゆったりしたシルエットなど、リラックスウェアとしての条件もクリアした一枚です。セレクトショップ「ネペンテス」の展示会で見つけて購入しました。キレイな配色のチェックと、切りっぱなしの裾がデザイン的に気に入っています。ルーズなシルエットなので堅苦しくなく、ストレスもなし。合わせるパンツも選ばないので、いろいろな意味で“楽”な一着ですね。
②アブガルシアのWATER REPELLENT PANTS
ボトムスは、この春ジャーナルスタンダード表参道で購入したアブガルシアの撥水パンツをチョイス。アブガルシアは釣り好きにはおなじみのブランドで、2019年の秋冬からアパレルラインの展開を始めています。テーパードがきいた、ほど良い太さのシルエットが気に入っています。ウエストはゴム仕様で裾にはジッパーが付いているので、脱ぎ着が楽。趣味の渓流釣りにと思って購入しましたが、普段着としても大活躍しています。
リラックスできることに加えて、雰囲気も重視。この視点で服を選べば、おしゃれも楽しめて気分が上がりそうです!
速乾性に優れて、ゆったりしたデザインが好き【カノウヒナタさん/料理家】
カノウヒナタさん(@hinatanahi)は、北アルプスを臨む富山県在住。趣味は登山とキャンプという筋金入りのアウトドア女子で、「自然のなかで楽しむ食事」をテーマに活動している「KIPPIS」のメンバーでもあります。服を選ぶポイントは、乾きやすくてゆったりしたデザインであること。飽きのこない定番の形が好きです。家にいるときは動きやすくて柔らかい素材の服がお気に入りで、Tシャツにパンツというのが基本のスタイルですね。
機能面を重視するあたりは、ママでもあるカノウさんならでは。そんなお眼鏡に叶ったアイテムが、こちら!
①SUNSHINE+CLOUDのロングスリーブTシャツ
神奈川県の葉山を拠点とする「SUNSHINE+CLOUD」は、デザインはシンプルながら素材にこだわったブランド。その着心地と丈夫な生地に惚れ込んだカノウさんは、Tシャツも合わせると数着持っているほどお気に入りなんだとか。とにかく着心地が良いんです。5年着てもヘタらないどころか、着こむほどに生地が柔らかくなって身体になじんできます。前に「GO」、後ろに「HIKE」といったシンプルなタイポグラフィは飽きがこないし、落ち着いた色合いなので着回しやすいです。
裾にあるフラガールのワンポイント刺繍も、可愛くて気に入っています。
②フーディニのスイフトパンツ
ボトムスは、スウェーデンのアウトドアブランド「フーディニ」のルーズフィットなクライミングパンツ。蒸れにくく乾きやすい素材なうえ、メンズのXSでゆとりのあるデザイン。リラックスウエアとしても人気のパンツです。サラサラっとした生地なので、蒸し暑いときも快適。洗濯してもすぐに乾くので、ついつい出番が多くなる一枚ですね。裾にゴムが入っているので、お風呂の掃除をするときなどにササッとめくれるのも助かっています。
部屋着なら家事のしやすさや洗濯してもすぐに乾くといった機能性も重視したいところですが、遊び心あるワンポイントでデザインもちゃんと楽しまれているようですね。
そんなカノウさんが毎回レシピを教えてくれるワンバーナー料理も、要チェックです!
動きやすくて機能的なアウトドアウエアは、部屋着にもぴったり【平健一さん/スタイリスト】
最後はアウトドアに精通したスタイリストの平健一さん(@runrun1980)。商品開発やキャンプドラマの監修など大活躍で年間のキャンプ泊数は100泊以上という平さんですが、4月以降はさすがに家にいることが増えたそう。仕事柄、アウトドアでも“楽”で快適な服がほとんど。そういう意味では、常に“楽”な服を着ていると言ってもいいかもしれません。
いろいろなアウトドアブランドの服を見ていますが「着ていて楽しいことが想像できる服」が好きですね。キャンプ・SUP・登山が趣味なので、着ながらそれらをエンジョイできる服だと最高です。
そんな平さんが愛用する、お気に入りの2着がこちら。
①グリップスワニーのギアショーツ
豊富なポケットと速乾性の高い素材がキャンパーにも人気の、グリップスワニーのギアショーツ。毎年豊富なカラバリでリリースされていて色によっては即完売してしまうほどの人気ショーツですが、このオリーブカラーは今年の新色。速乾性のあるサプレックスナイロンを使っているので、着心地はサラサラで快適。発売以来毎年買い足しているので、10着ほど持っています。
ポケットは全部で9個あるので、近所の散歩であればバッグいらず。側面のスマホ専用ポケットは座っても身体に干渉しないのでとても快適です。
②グッドウエアのオレンジ別注Tシャツ
Made in USAの厚手なコットンボディTシャツでおなじみの「グッドウエア」。平さんは20年以上前から大好きなブランドだそうで、こちらは和歌山のアウトドアショップ「オレンジ」が別注したビッグシルエットな一枚。7.2オンスのヘビーウェイトコットンを使っているので着込めば着込むほど風合いが出てきますし、肌が透けることもありません。左袖にあるワンポイントの刺繍は着こなしのアクセントになってくれます。
今年も発売されているので、何枚か買い足しする予定。それほど気に入っていますね。
動きやすさや機能性にこだわったアウトドアウェアは、部屋着としても大活躍。IN&OUT使いができる一石二鳥のウェアは、買っておいて損なしです!