ソロキャンプのグレードはタープで決まる!?
キャンプサイトの雰囲気を大きく左右するのは、サイトの顔ともいえるテント。そして、ソロキャンプでは、タープの存在感もテント以上に目を引きます。タープは張り方やアレンジ次第で、見栄えだけでなく快適さも断然レベルアップ。ソロキャンプでは、「とりあえずテントさえちゃんとしてれば十分」という考えはもったいないです!
そこで今回は、タープの種類別に3つのソロキャンプスタイルとおすすめタープを詳しく紹介します。創意工夫にあふれたスタイルと個性豊かな商品が満載!
ふだんはタープをあまり使わないという方も、いつも同じ張り方で飽きちゃったという方も必見! スタイリッシュかつ快適なタープ活用法をばっちりチェックしていきましょう。
張った姿が美しすぎる……「多角形タープ」の地べたスタイル!
確実に広いスペースを確保できる、定番のペンタ(5角形)やヘキサ(6角形)のタープ。張り綱をピンと張ったときの、流れるような曲線、曲面のルックスが魅力です。この美しさが活きるのは、ずばりタープと地面との距離を短くした「地べたスタイル」。大地との一体感が感じられる、ソロキャンプにぴったりの居住スペースが完成します。
タープ下は、ロースタイルのチェアやテーブルをメインにキャンプギアを効率よく配置。季節によっては、寝袋オンリーで一夜を過ごせるキャンプサイトに!
さすがに夏場は虫が気になる……という人は、メッシュ(蚊帳)式のシェルターを使うのもアリ。せっかくの解放感が損なわれないのでおすすめです。
もちろんテントへの連結のしやすさも抜群! テント&タープの基本レイアウト「小川張り」はぜひ押さえておきましょう。多角形タープはアイデアと工夫次第で、活用法が無限に広がりますよ。
こんな人におすすめ
・ソロキャンプに秘密基地感を求めている・張り姿に一目惚れしてしまった
・持ってるテントも使いたい
おすすめアイテム
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
●サイズ:(約)390×380/W240cm
●重量:(約)本体/1,900g、総重量/2,150g
●素材:コットン混紡生地(TC)
●付属品:収納袋、張綱
●重量:(約)本体/1,900g、総重量/2,150g
●素材:コットン混紡生地(TC)
●付属品:収納袋、張綱
スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド
●サイズ:210×H134cm
●重量:790g(本体のみ)
●素材:75Dポリエステルタフタ
●付属品:自在付ロープ、ぺグケース、収納ケース、ジュラピンペグ、パドルフッキングカバー
●重量:790g(本体のみ)
●素材:75Dポリエステルタフタ
●付属品:自在付ロープ、ぺグケース、収納ケース、ジュラピンペグ、パドルフッキングカバー
MSR ランデブーサンシールド 120ウィング
●サイズ:10平方m(フロア面積)
●重量:1470g(本体、ポール)
●素材:68Dリップストップポリエステル
●付属品:ポール、収納袋
●重量:1470g(本体、ポール)
●素材:68Dリップストップポリエステル
●付属品:ポール、収納袋
バリエーションの幅が広すぎる……「ループ多数タープ」のワイルドスタイル!
ワイルドさを追求したい方は、接続部のループ(フック)やグロメット(ハトメ穴)が通常より多いタープがおすすめ! ポールや張り綱の使い方のバリエーションが増え、キャンプ地の状況に合わせた設営ができます。例えばこちらは、林間エリアのハンモック泊キャンプでの活用例。見た目はシンプルですが、フックやグロメットの多さを活かしたガッチリ設営は、タフでインパクト充分!
荷物はできるだけ少なくして、ふらりとハードボイルドなキャンプを楽しみたい方におすすめ。ブッシュクラフトにも通じる、本格的な野営スタイルですね。
ペグダウンとポール固定の位置を工夫すれば、テントのようなシェルターとして使うことも可能。カタチはシンプルな四角形タイプでも、汎用性の高さはピカ一!
ワイルド派のソロキャンパーなら、装備に加えておいて損はありません。あらゆるキャンプスタイルやシーンで、姿かたちを変えながら活用できますよ。
こんな人におすすめ
・ハンモック泊に憧れている・いろんなスタイルに挑戦したい
・ソロキャンプにワイルドさを求めている
おすすめアイテム
最後は流行りのあのスタイル……!
コレがあればどこにでも行けそう……「カーサイドタープ」の車中泊スタイル!
テント設営の手間がない車中泊は、ソロキャンプでも人気のスタイルの1つ。ファンの間では車&タープの組み合わせで車中泊クオリティをアップさせる人が増加中。ベースになる車をテントに見立てて、寝室&リビングの快適なツールームサイトが完成です!
また、こうした車中泊ニーズに対応した、専用のカーサイドタープ(シェルター)も続々登場中。安定感のある専用フレーム構造で車にぴったりフィット。設営もらくちんで、デイキャンプにも便利です。
外にきっちり仕切られたプライベート空間ができるので、車に2人分の寝床を確保できるならカップルのキャンプにもいいですね。快適さも段違いにアップするのでおすすめですよ!
こんな人におすすめ
・車中泊のしやすいクルマに乗っている・旅が好きで運転も好き
・カップルでもキャンプがしたい
おすすめアイテム
キャンパルジャパン オガワ カーサイドシェルター
●サイズ:適合車高170〜200cm
●重量:約4.2㎏
●素材:75Dポリエステル
●付属品:吸盤フック2個、アンカーバッグ2袋、ハンマー、スチールピン、収納袋
●重量:約4.2㎏
●素材:75Dポリエステル
●付属品:吸盤フック2個、アンカーバッグ2袋、ハンマー、スチールピン、収納袋
スランバージャック ロードハウスタープ ハイランダー
●サイズ:406×488×H244cm
●重量:5.6㎏
●素材:68D ポリエステル
●付属品:ポール、スチールペグ、ガイライン、キャリーバッグ
●重量:5.6㎏
●素材:68D ポリエステル
●付属品:ポール、スチールペグ、ガイライン、キャリーバッグ
ソロキャンプのグレードアップはタープから!
ソロキャンプの装備ではタープの優先度は低くなりがち。今回紹介したのはタープ活用のほんの一例ですが、これまであまりタープを意識してこなかった方も、これを機にタープを使ったソロキャンプに挑戦してみては?新たにタープを準備するもよし、お手持ちのタープを再活用するもよし。タープの持つさまざまなメリットは、みなさんそれぞれのキャンプスタイルに必ず活きるはず。きっとキャンプの満足度がアップしますよ!