森暮らしで重宝する、山食器
森暮らしでは、日常使いのアウトドアギアがあります。それは直火にも掛けられ鍋にも食器にもなる代物。それは山食器!
私が愛用している山食器は、マウンテンリサーチのアナルコカップス、シエラクラブのシェラカップ、ファイヤーサイドのコッパーシェラカップです。
今回はその中でも特に思い入れが強いアナルコカップスに焦点を絞ってご紹介します。
アナルコカップに惹かれたきっかけとは……?
私がアナルコカップを使い始めたのは2012年頃。ロッキーカップを買いそびれたこともあって、現代版に蘇らせたアナルコカップに惹かれたのがきっかけでした。
オリジナルのロッキーカップがプレス製法に対し、アナルコカップはオリジナルより分厚いステンレス。ひとつひとつが職人技のヘラ絞りで手作りされているんです。
稀少なロッキーカップを高値で落札するより、アナルコカップの方が実用性が高いのではと思い、購入しました。
アナルコカップに刻印されている文字は「ANARCHO MOUNTAINEERS」。
“無政府主義的山岳家のためのカップ”という意味があるようですが、社会にとらわれず自分らしく気ままに山で暮らす自分にとっては馴染みやすいネーミングでもあります。
森暮らしの野外炊事には、もっとも頻度の高い食器です。無垢のステンレスは無骨でヘビーデューティな力強さも感じられ、とても私好みの逸品。
シリーズ中、最もスタンダードなカップがAnarcho Cup(アナルコカップ) ですが、それ以外のラインナップもご紹介します。
種類も用途も豊富なラインナップ
セットで揃えたい「マグ」と「キャップ」
Anarcho Mug(アナルコマグ)とAnarcho Cap(アナルコキャップ)、マグの容量は約850ml。汁物にはとても重宝します。
キャップはカップとマグ専用のフタ。灰や虫が中に入るのを防いでくれるし、小皿やフライパン代わりにもなります。
ソロキャンにちょうどいい「ソロ」
Solo (ソロ)は一人用の小鍋。写真はバブアーのワックスを溶かしていますが、もちろん調理にも缶詰を温めるのに丁度よいサイズで両持ち手になっています。調理にも食器皿としても使える「ボウル」
Anarcho Bowl (アナルコボウル)は小鍋型の食器。口径18cm、底面15cm、深さ6cmの広い面と程よい深さは、調理にも食器皿としても重宝します。両サイドのハンドルは隣の人に手渡しするときに便利。
お肉も焼きやすいフライパン型「プレート」
Anarcho Plate(アナルコプレート)は、ボウルよりも面が広く少し浅めの両持ち手食器。口径20cm、底面16.5cm、深さ4cmの皿型プレートで、私はフライパンとしてよく使っています。月面着陸の記念モデル「ハーフムーン」
昨年購入したHalf Moon(ハーフムーン)。月面着陸50周年へのトリビュートメッセージを刻印した1/2pt(250ml)の記念版。
ロッキーカップのハーフパイントのオリジナルモデルを忠実に再現されています。アナルコシリーズもここまでと思っていましたが、つい先日、誘惑に負けて新作を購入してしまいました。
誘惑に負けて購入した「ミニマグ」と「ディッププレート」
アナルコマグのミニチュア的フォルムのMini Mug(ミニマグ)。容量80mlのショットグラスサイズです。残念ながらお酒は飲めませんが、食前酒くらいならたしめるかと。もちろんこのミニサイズもヘラ絞りで手作りされています。
Dip Plate(ディッププレート)も同時購入。しょうゆ皿にも取り皿にもなり、食卓には何かと便利なアイテムです。
しかもカップ&マグ用とソロ用のプレートとしてスタッキングが可能。カップ&マグ用には、さらにアナルコキャップをのせることができるよう親切設計されています。
またアナルコシリーズには、チタン製や籐巻きハンドル、木製リッドなどがあり選択肢がたくさんあってありがたいですね。
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