「あーこれ余ってたわ」…その食材、キャンプで使えます
みなさんのキッチンに、眠っている食材はありませんか? 保存のきく乾物なんかはつい存在を忘れてしまったり、お土産でもらったもののしまい込んで使わなかったり。
冷蔵庫には使いかけの佃煮や、調味料類なんかもありがちです。キャンプ前は食材を買いこんで費用も嵩むのに、家にも食べ物が余っている……これはちょっともったいない!
そこで、こういった“余りもの食材”をキャンプでおいしく消費できないかと考え、実際に筆者の家に眠っていた材料を使って調理してみました。どれもキャンプでも手軽にできるメニューばかりなので「この食材、家にあるかも?」という方はぜひご参考ください!
【キャンプにもおすすめ】家の“余りがち食材”で作った7つのメニュー
高野豆腐 → サンドイッチに
眠っていがちな食材といえば、まず高野豆腐。これをサンドイッチにアレンジしてみます。キャンプで作るなら水で10分ほど戻したものをジップロックなどに入れて行けば簡単です。
フライパンで焼くとそこはかとなく漂う油揚げ感。それもそのはず、何せ豆腐ですから。
バター多めでこんがり焼いて、具材を挟めばできあがり。見た目は「これはパンです。」と言って出されればパンと思うかもしれませんが、肝心の味はというと……。
食べてみると、ミッシリとした重めの食パンという感じで、意外にもちゃんと“パン”でした! 正体は栄養価が高くカロリー抑え目の高野豆腐なので、ヘルシー志向の方におすすめしたいアレンジです。
すき焼きのたれ → “お一人様”すき焼きに
家ですき焼きをやった後、半分以下という微妙~な量が余りがちな「すき焼きのタレ」。
これをキャンプに持って行って“お一人様すき焼き”ができそうですよ。フライパンにアルミホイルを敷き、お肉・ネギ・顆粒だしにタレをかけます。
アルミホイルでしっかり密閉させたらフライパンに水を入れ、フタをして15分ほど蒸し焼きに。
大人数だと用意が大変なすき焼きも、すき焼き御膳的な感じでサクッと簡単に作れます。食べるときの“追いダレ”で、全部使い切れたら消費もできてスッキリ!
カボチャの煮物 → マカロニホワイトグラタンに
「予想以上に子供が食べてくれなかった。」などの理由で、筆者宅では残りがちな煮物。週末はキャンプだし帰ってから食べるか微妙……という場合も、持って行って使えそうです。
これまた引き出しの奥の奥から発見された、マカロニグラタンセット。これを使います。
煮物を鍋にあけてホワイトソースと混ぜ合わせ、マカロニを投入。最後にチーズをトッピングすればアツアツトロトロのグラタンに! キャンプで作るならバーナーで炙って、表面をこんがりさせたいですね。
ちなみにこのアレンジはカボチャに限らず、ゴボウなどを使った和風の煮物でも意外においしくおすすめです。
海苔の佃煮 → 和風豆乳パスタに
のりの佃煮、冷蔵庫の隅にポツンとありませんか? 商品名は「ごはんですよ」ですが、合うのはお米だけじゃないんです。
あわせて使うのは、豆乳。じつはこれも大容量を買ってしまい余っていたので、消費するのにうってつけのメニューを試してみました。
ゆで上げたパスタに豆乳を入れて、のりの佃煮をボン! と入れます。味付けという味付けも必要なく、これで完成です。
プラスするとすれば、七味とネギ。さらにのりの佃煮も追加すると、よりおいしく消費も進みます。ツルリと食べられる和風パスタは、キャンプのお昼ご飯やお酒の〆にもおすすめです!
アンチョビ → ベーコンのせTKGに
おもてなし料理を作る時くらいしか登場していない可哀想なアンチョビ。これも発見されました。
こちらはベーコンを使って、洋風の変わり種TKG(卵かけご飯)にアレンジしてみましたよ。
ベーコンをフライパンで焼いてアンチョビを振りかける。これだけですが、できればトッピングに粉チーズがあるとより濃厚な味に!
ベーコンとアンチョビの塩気と卵のマイルドさがあわさって、ご飯が進む! 個人的には、二日酔いの朝にサクッと食べたい一品だなという感想です。
柿 → 柚子胡椒と酢でサラダに
秋になるとご近所や方々から柿いただく方も多いのでは? 時には「これ、何日食べ続けたら無くなるんだろう。」という量がドッサリ来ることもありますよね。フルーツとしてそのまま食べるのもおいしいのですが、ちょっと飽きてしまうし何より量が減らせない。そんな時は、柚子胡椒を使った意外なアレンジがおすすめです!
薄くスライスした柿を、柚子胡椒とお酢で和えるだけ。お漬物やサラダマリネ感覚で食べられる副菜に変身です!
とろろ昆布 → ラーメンにトッピング
最後は、冒頭に出てきたとろろ昆布。これはラーメンにトッピングすることにしました。トロトロツルツル感が出て食感がアップ!
野菜入りラーメンが苦手な子供も食べやすく、栄養面も多少フォローできるアレンジです。
余っている食材、見直してみるといいかも
今回の材料はどれも普段積極的には使わないものだけに、外で料理すると新鮮味があって楽めるかも? と感じました。簡単でB級感あるレシピばかりなので、実験的な楽しさもキャンプで盛り上がりそうです。
そして「キャンプの食費が嵩んで大変」という方、家に余っている食材を見直してみませんか? もしかすると、買わずに済む経済的な節約キャンプができるかもしれません!