さつまいもとココナッツのやさしい甘さの蒸しパンレシピ【ワンバーナーで早うま〜!カノウヒナタ・クッキング#17】

できたてホカホカの蒸しパンをキャンプで食べたい!

こんにちは、料理家のカノウヒナタです。

山やキャンプなど外で食べるごはんは、普段の何倍も美味しい。とはいえ外は不便だし、キャンプ道具は重たくてなかなか重い腰が上がらない……なんて方も多いのでは?

こちらの連載では、気軽に持ち運べて料理をするのに欠かせない熱源「ワンバーナー」を使ったキャンプ料理を紹介していきたいと思います。

食欲の秋、到来!


気温が下がり外ごはんがより美味しくなる季節、今回はホカホカの蒸しパンレシピをご紹介します。蒸しパンと聞いて「蒸し器が必要?」と思った方、大丈夫です! 蓋つきの深さのある鍋であれば、簡単に作れます。

蒸しパンはチョコやドライフルーツなど甘いデザート系はもちろん、チーズやハムを入れたお食事系などアレンジしやすいのも嬉しいですよね。さらにいいのは、鍋が汚れないこと。そのままの鍋で、別の調理もできちゃいます。

それでは、早速レシピのご紹介です。

さつまいもとココナッツの蒸しパン(2人分)


〈材料〉
・薄力粉       70g
・ベーキングパウダー  3g
・砂糖        10g
・ココナッツミルク  90ml
・サラダ油      小さじ1/2
・さつまいもの甘露煮 1袋
・レモン       お好みで

薄力粉とベーキングパウダーは、ダマにならないようふるっておくと良いです。
さつまいもの甘露煮は自分好みの甘さのものを手作りしてもいいですが、今回はより手軽に市販品を使います。

生地作りからスタート

まずは、薄力粉・ベーキングパウダー・砂糖を均一になるように混ぜます。

そこへココナッツミルクとサラダ油を混ぜ合わせたものを、少しずつ加えます。

さつまいもを入れてサックリ混ぜる

一口大に切ったさつまいもを半量生地に加えて、さっと混ぜます。混ぜすぎないように注意します。


型に生地を流し入れ、残りのさつまいもを上に乗せます。さあ、いよいよ蒸していきますよ!


蒸し器は「メスティン」

今回はメスティンを使って蒸します。底にキッチンペーパーを敷いて、水を1cm程入れておきます。

そこへ型を入れて、水が生地に入らないか確認します。水の量は型の深さによって調整する必要があるのですが、いずれも型の半分くらいを目安にしてくださいね。

ちなみに型は、シリコン・アルミ・ガラスなどでもOK! 今回私はアルミのプリンカップ(ダイソーのもの)に、グラシン紙を敷いています。

では、火にかけていきます! 蓋は片側を少し開けておき、湯気が逃げるようにしておきます。まずは強火でカタカタと沸騰してきたら、残りは中火で10分加熱します。

この時水が少ないと空焚きになってしまうので、途中で水の量を確認しましょう。

蓋を開けてパカッと上が割れてふっくらしていたら、完成です。

できました!

お好みでレモンの輪切りを半分にカットしたものを添えると、風味も彩りもさらに良くなります! さてこの蒸しパン、難しい箇所はありませんがより上手に作るためのポイントが二つあります。

ポイント① 生地を混ぜたらなるべく早く火にかける

時間が経つとベーキングパウダーの効力が落ち、膨らまなくなってしまいます。

ポイント② 鍋に入れておく水の量は、多すぎず少なすぎず

多すぎると沸騰した時に生地に水が流れ込んでしまい、ふっくらしなくなってしまうので要注意。逆に少ない場合は、空焚きになっていないか確認してくださいね。

この時期にホカホカのデザートは嬉しいですよね。具材次第で朝食にもなるし、いろんな味の蒸しパンを作ってシェアするのも楽しそうです!
是非お試しください。
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