埼玉県・日高市にある「巾着田(きんちゃくだ)」
今回レポートする巾着田(きんちゃくだ)は、埼玉県の西側に位置する日高市にあります。看板の絵の通り巾着袋のような形をした河原で、年間を通じてキャンプやBBQを楽しむことができる、埼玉県の隠れた人気スポット。
しかも必要な費用は駐車場代(1日500円)のみ。つまり利用料はなんとタダ!しかも先人キャンパーのブログを覗いてみると、トイレや炊事場など水回りも清潔だという。これは気になる……。
ということで、筆者のほぼ地元でもあるく「巾着田」へ足を運んでみることに。ポカポカした陽気が気持ちいい3月中旬、さっそく多くのキャンパーがくつろいでいました。
まずは巾着田のフィールドをチェック!
河原
取材日(2019年3月)までの1、2か月の間ほとんど雨が降らなかったせいもあり、夏場と比べると水量はかなり少ないように感じました。深さはせいぜい大人の膝ぐらいまでで、流れも緩やか。もちろん川の面積や深さは季節や天候によって左右されますが、基本的に川の流れは穏やかですよ。
場所によっては、こんなに川幅が狭いところも!
水質は写真の通り。川底には、大小さまざまな石が転がっています。
フィールド
河原なので、サイトは砂利です。ですからペグを使う場合は、ステンレスや鍛造など頑丈なものだと安心。なくても河原の石でロープを固定すれば問題ありません。気になる水回り……
トイレ
トイレは場内に3か所あります。まずはキャンプサイトに近いトイレからご紹介!こちらは駐車場にあるトイレ。設置されているのは水洗式で、4つすべて洋式でした。多目的トイレもあります。
巾着田管理事務所の隣にあるトイレ。すべて水洗で、洋式3つに和式1つ。また多目的トイレもあります。ただし17時には閉まってしまうようです。
こちらはキャンプサイトより少し離れた場所にあるトイレ。巾着田のちょうど中間地点に位置しており、目の前には毎年9月に見頃を迎える「巾着田曼珠沙華公園」があります。
洋式のトイレが3つ設置されており、すべて温水洗浄便座です。
炊事場
炊事場は1ヵ所のみ。駐車場のトイレが入っているウッド調の建物に設置されています。街灯もあるので、夜の利用も安心ですね。ただし個数は少ないので、シーズン中はかなり混みあいそうな予感。
その他の施設
巾着田管理事務所
駐車場の手前にある管理事務所。AEDも設置されています。営業時間:8時00分~17時00分(駐車場24時間利用可能)
管理事務所休業日:12月29日~1月3日
水車小屋
珍しい水車小屋。小屋の窓から中のカラクリを覗き見ることができます。ふれあい広場
辺り一面芝生のエリアです。ワンちゃんの遊び場にもピッタリ。巾着田曼珠沙華公園
こちらは巾着田のメイン、曼珠沙華(マンジュシャゲ)の花畑。毎年9月くらいになると、写真のようにおよそ500万本の曼珠沙華が開花。この絶景を目当てに多くの観光客が訪れるそうです。※開花時期は河原の利用は禁止されています。
また公園周辺の河原は、ちょっと特殊な理由で現在(2019年3月)利用できません。
現在イノシシ捕獲のため、当分の間、一部(曼珠沙華群生地奥)での河川の利用を禁止します。(出典:巾着田管理事務所)
散策路
堤を一周するように設けられた散策路。道沿いに並んでいるのは、すべて桜の木。4月上旬になると、このような桜並木に! また畑には黄色い菜の花が咲き誇ります。
駐車場について
駐車場は無人ゲートです。ボタンを押して駐車券を発行し、出るときに料金を支払います。1日(入庫から夜の12時まで)500円。夜12時をすぎると、1日ごとに500円加算されます。(つまり1泊2日の場合は1,000円)。また再入場の場合も、同様に料金が発生するので要注意。
駐車場から散策路を挟んだ先が河原(キャンプサイト)。隣にあるので、荷物運びはそこまで苦に感じない距離だと思います。
ですが、場所によっては写真のような急斜面もあるので、足元には注意してくださいね!
ゴールデンウイークなどのシーズンに入ると臨時駐車場(350台)も開放されます。
知っておくべき注意点
最後に、巾着田でキャンプをする際の注意点を説明します。予約はできない
予約はできないので先着順です。駐車場は24時間営業なので、キャンパーの中には夜に訪れている方もいるようですよ。直火はNG
直火はNGです。必ず焚き火台を利用しましょう。ゴミは持ち帰り
ゴミや灰捨て場はありません。すべて持ち帰りましょう。打ち上げ花火、カラオケなど大音量を発するものは絶対にNG!
巾着田周辺には民家が密集しています。マナーを守って楽しくキャンプしよう!買い出しは事前に済ませておこう!
食材の調達は、現地に向かう前に済ませておきましょう。コンビニは徒歩1分圏内にあります。安くてキレイ!巾着田でキャンプをしよう
巾着田へのアクセスは、池袋から電車でおよそ90分と、都心から比較的アクセスしやすい立地にあります。さらに水回りの設備も清潔で、利用料は駐車場代金のみ。これは一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
巾着田へのアクセス方法
▼電車・西武池袋線「高麗(こま)駅」下車、徒歩約15分
・JR川越線・八高線「高麗川(こまがわ)駅」下車、徒歩約40分
▼バス
・JR「高麗川駅」から国際興業バス、高麗駅経由飯能駅行に乗り「巾着田」下車徒歩約3分
・西武池袋線「飯能駅」から国際興業バス、高麗川駅行・埼玉医大国際医療センター行に乗り「巾着田」下車徒歩約3分
▼車
・関越自動車道「鶴ヶ島」I.Cから14Km
・圏央道「圏央鶴ヶ島」I.Cから11Km
・圏央道「狭山日高」I.Cから8Km
詳細はこちら
Trying to camp in the KINCHAKUD
巾着田でキャンプを楽しもう!