「あれ、カーサイドタープを使うのがコスパ最強なのでは…?」そう思ったので試してみました。

記事中撮影画像すべて:筆者

待てよ……じつはカーサイドタープがあれば無敵?

出典:楽天
キャンプ場に着いたら、テントを張って、タープを張って……と設営作業ってけっこう大変ですよね。

オートキャンパーであれば、いちいちテントとタープを張らなくても一石二鳥でこなせるアイテムがあるんです。それがカーサイドタープです。

クルマのサイドにくっつけて設営するもので、キャンプ場で見かけるにつけ「もうアレさえあれば十分なのでは?」なんて思っていました。

使ってみるのはロゴスのカーサイドタープ

というわけで、私のクルマでカーサイドタープを実際に設営してみたいと思います!

構造は2本のメインポールとリッジポール


今回使ってみるのはロゴスから発売されている「neos ALカーサイドオーニング-AI」。クルマと吸盤で連結し、組み上げる方式のタープです。

内容物は、幕、ポール、車と接続するための吸盤、ペグ、ハンマー。




これらが専用バッグにすっぽり収まります。


テントによく似た構造で、3本のポールを交差して配置することで、柱部分と屋根を構成します。


設営もテントと同じ要領で、ポールをスリーブに通していくスタイル。


15分程度でここまで完成することができました。テント設営に慣れている方なら直感的に進められるので、組み立てはいたって簡単ですね。

組みあがったら車に吸盤で連結


クルマに連結するには、付属する吸盤を使用します。別途ポールを立てたり、手間取るロープワークはこのアイテムの場合不要です。

出典:LOGOS
こんな感じでペタンと。このとき、クルマの屋根のほこりをキレイにふき取りなるべく平らな部分に張り付けましょう。

汚れていたり、凹凸があると吸盤がはがれやすくなってしまいます。

3方向から出入りが可能

出典:LOGOS
正面の出入り口が開閉できるほか、さらに両サイドをまくり上げることも可能。荷物の配置や、陽の射し具合、風向きなどにより開放する場所を変えることができます。

実際にキャンプ場で過ごしてみた

どのくらい使い勝手が良いのか、実際にロゴスの「neos ALカーサイドオーニング-AI」を使ってキャンプ場で一晩過ごしてみることに。

中が思っていたより広い


タープ内に実際にキャンプ道具を広げてみました。コットをタテ向きに置くことができます。広さは奥行250cm×ヨコ320cm。4~5人用テントであるコールマンの「タフドーム/3025」とほぼ同じ広さです。

想像以上に広い空間が確保できることが分かりました。チェアとテーブルを展開してもまだ余裕があります。

アレンジの自由度が高い


両サイドを跳ね上げれば心地よい風が吹き抜け、開放感を楽しむことも。


寝るときや着替えるときなど、すべてクローズすればもうほぼテント。プライベート空間を確保できるので安心です。

意外と密閉性が高い


クルマに取り付ける格好になるので、すきま風が吹き込むのかなと想像していたのですが意外に密閉性が高かったです。


この日は風が弱かったので問題ナシでしたが、風の強い日であれば設置の向きも考慮に入れたほうがいいのかもしれません。

設営場所をコンパクトにできる


オートキャンプでは車の置き場所とテント、タープを展開するスペースが必要なので、ある程度の広さを確保しないといけません。

この日はキャンプ場がとても混んでいたのですが、カーサイドタープなら狭い場所でもコンパクトに設営できました。車2台分のスペースがあれば設置可能です。

虫の心配は無用

提供:LOGOS
カーサイドタープの3方向すべてにメッシュが装着されています。


これにより夏は通気性を確保しながら、虫の侵入を避けることも。

収納時にかさばらない

3~4人用のテントともなると収納時もそれなりの大きさになります。その点、この「neos ALカーサイドオーニング-AI」なら1辺を車に立てかけるスタイルなのでその分パネル数が少なく、収納時がコンパクトに。

収納時のサイズはおよそタテ20cm×ヨコ63cm。ファミリーキャンプ用テントとタープを持参することを考えれば、かなり省スペースでいけるのではないでしょうか。

車を収納場所&居住空間としてフル活用できる

提供:LOGOS
車中泊と組み合わせて使用すれば、寝室とリビングといった使い方ができます。リビングが車に併設しているので、雨天時も濡れることなく行き来できるのが嬉しい!

また、ドアを開け放しにしておけば車内へのアクセスが良いので、わざわざ外に荷物を展開する必要もありません。傷みやすい食材や汚したくないものは車に積んだままでOKです。


使ってみて感じたこと

それでは、実際に「neos ALカーサイドオーニング-AI」でカーサイドタープ泊をやってみて感じたことをまとめてみましょう。

良かった点:やっぱりコスパは抜群だった

出典:PIXTA
価格は27,000円(税別)。クルマに専用オーニングを取り付けたり、テントとタープをそれぞれ別に買い揃えることを考えればかなりオトク。

一台で複数の役割を担えるこの「ロゴス neos ALカーサイドオーニング-AI」はコスパ良好だといえるでしょう。

気になる点①:所有車がスライドドアでないとちょっと不便


残念ながら、自分のクルマがスライドドアでないと車内へのアクセスが不便です。扉の開け閉めの際にけっこう場所をとってしまい、タープ内の配置の自由度が減ります。

また、車に接続する側の高さが190cmほどあるので、車高の低いクルマに接続するとタープがナナメになってしまい、うまくハマりません。背の高いワンボックスやミニバンがベストでしょう。

気になる点②:タープの解放感は味わいづらい


通常のタープであれば、四方が抜けているため360°景色を楽しむことができます。

カーサイドタープの場合は3辺を開け放しても、どうしても車側の圧迫感は残ってしまいます。ただ、一定のプライベート感があって落ち着くという面も。これは好みの問題かもしれませんね。

トータルでみればかなり高得点!


実際にこのロゴスのカーサイドタープを使ってみると、とても快適で、発想次第で空間の使い方のバリエーションが広がるのに驚きました。

①背の高いクルマを所有している人(できればスライドドア。軽BOXでも可)
②車中泊も楽しむ人
③テント購入を検討中の人

上記に当てはまる人ならば、設営が簡単で、様々な使い方ができて、コスパもいい「neos ALカーサイドオーニング-AI」を自信を持ってオススメできます。
ITEM
ロゴス neos ALカーサイドオーニング-AI
■総重量:(約)3.9kg
■サイズ:(約)320×250×190cm
■収納サイズ:(約)63×20×20cm

キャンプの過ごし方の選択肢が広がる


この「neos ALカーサイドオーニング-AI」があれば、今までのキャンプとは違った新たな楽しさを味わえます。

寒い季節なら車中泊、暖かくなってきたら夜空をみながらコットでタープ泊といったように、カーサイドタープでみなさんのキャンプスタイルに新たな1ページを加えてみてください。

執筆:高久浩一

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