キャンプで遭遇する野生動物についてちゃんと知ろう


そこで今回はキャンプで出会うかもしれない動物の特性と、遭遇した際の対処法をご紹介していきます。
遭遇する可能性のある5種類の野生動物
1. 実は臆病で用心深い「クマ」

でも実は用心深く臆病な性格で、基本的には人を見つけると逃げてしまうほど。

・母グマが、子グマを危険から守ろうとする時
・冬眠から覚めたばかりで、空腹な時
・いきなり人が出てきて驚かされた(と感じる)時
・自分の餌や獲物だと認識したものを、横取りされた時
・うまく冬眠できず、食糧探しに必死な時
クマが冬眠から覚める春先のキャンプや、子グマを連れている場合などは不用意に近づかないようにしましょう。
2. 餌を与えてはいけない「サル」

表情が豊かで、好き嫌いの感情は顔を見ているだけで分かるほど。自分の感情に素直な性格なので、個体によっては攻撃的なサルもいます。

ただ、観光地などで人に慣れてしまうと、持っている食べ物を奪いに来ることも。噛む力が強いので、思い切り噛まれると骨まで達するほどの大怪我になることもあります……!
3. 遭遇しやすい危険動物「イノシシ」

そのため北海道と沖縄以外で見かけるのは「ニホンイノシシ」です。実は身体能力がとても高く、時速40kmで走り、垂直ジャンプで1m以上を跳ぶのだとか。泳ぎも得意で、瀬戸内海を島から島へ泳いで渡るイノシシも目撃されています。

・お互いに気付かず、至近距離でばったり遭遇してしまった時
・繁殖期で興奮している時
・イノシシが怪我などで弱っており、自分の身を守ろうとしている時
以上のような場合は、こちらを敵とみなして襲ってくる場合があるので注意が必要です。
4. 突然飛び出してくる「シカ」

嗅覚と聴覚が鋭く、人の気配を感じると逃げていきます。ただ、人間に好奇心をもって近づいてくるシカもいるようです。

5. かわいいけど触らない方がいい「キツネ」

性格は温和で従順、好奇心も強いので人やキツネ以外の動物と仲良くなることもしばしばあるのだそう。

手や水などを介して口から入ることで人間にも感染し、気づいた時には重篤な状態になっていることも。キツネが多く生息する北海道特有のものではなく、本州でも確認されているので注意が必要です。
今まで紹介した動物、特にクマやイノシシはまず遭遇しないように対策をすることが大切です。そのために、正しい知識を身につけておきましょう。
野生動物に遭遇しないための対策
周りに注意を払う

川や沢の近くでは、水音で接近に気付かないこともあるので要注意。
2人以上で行動し、存在を知らせる

ゴミは持ち帰る

それでも、野生動物に遭遇してしまったら……
遭遇した場合の対処法は、どの動物でもほぼ同じです。頭に入れておいて、いざという時は慌てずに対処しましょう。むやみに近づかない

石を投げたり、刺激しない

そこへ石を投げたりして刺激すると、興奮状態になり襲われる可能性も。何もされていないのに攻撃するのは逆に危険ですよ。
背中を見せないで後ずさり

目線に気を付ける

ばったり会っても、落ち着いて!

キャンプの際はこちらが”お邪魔させてもらっている”という気持ちで過ごせたらいいですね!
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不用意に近づくなとはいうけども、かわいい動物と触れ合いたいのが誰しもの本音なはず。Let’s get along well with wild animals!
野生動物と上手に付き合おう!